シュートの結末が衝撃的過ぎるのだが…
しかし、もっと冷静に考えてみようと思う。

そもそも 菜那選手が転ばなかったら、金メダルが
取れたのか? これが非常に微妙なのだ。
カナダの追い上げは物凄く、最終的にオリンピック
レコードを塗り変えているのだ。
つまり、準々決勝で日本が出した記録を越してしまっ
ていて、日本が負けていた可能性も高いのだ。
1位2位の差はほとんどなく、最後は100分の1秒差、
写真判定にもつれ込んでの負け、これはこれで非常に
悔しいと思う。

それを思うと、菜那選手が転びながらも 最後まで滑り
切ってくれたのが素晴らしかったと思う。
何しろパシュートのルールでは、3人がゴールしないと
失格なのだ! 即ち メダルすら取れないのだ。
もし、菜那選手の打ちどころが悪く、タンカで運ばれて
いたならどうなっていたか!?
菜那選手は大怪我で チームはメダル無しという、最悪な
事になっていたのだ。

恐らく、スケートの練習では 転んで衝突した時の受け身
の訓練も積んでいると思う。
あの時 菜那選手は、背中からフェンスに当たり、手で
フェンスを叩いて 受け身を取っている様に見えるのだ。
こうやって瞬時に受け身をとり、ダメージを抑えて最期
まで滑り切る事が出来た。
これこそが最高のパフォーマンスではないのか。

転んでも ただでは起きなかった、立派な銀メダルなのだ!!
菜那選手、次のマススタートには 自信を持って向かって
行ってほしいと願う。

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