気になって読んだけどマジで独特としか言いようがない読切だった。なんだこれ
『イデア124B51+』アダチケイジ 月刊モーニング・ツー 2017年6号
冴えない漫画家が美女と同棲。その美女が生活費を稼ぐため、なにやら危険なバイトをしているというお話。 読み終わるとすごく不思議な心持ちになったが、、これもまた愛の一つの形なのかな。
コミックデイズの読み切り一覧ページ(https://comic-days.com/oneshot)をなんとなく眺めてたら目についた読み切り。
ドカベンの山田太郎っぽい見た目の主人公がうんことか出てくる小学生レベルの漫画を持ち込んで大失敗し、そこに不釣り合いに美人の彼女が主人公を連れてバイクで爽快に家までかっ飛ばす。
ところが、彼女は実は国家機密の生物兵器のキーパーソンであって.....
彼女の背中の刺青やどこかドカベンの山田太郎を想起させる主人公の「ズラ」、
昭和っぽいアパートのバランス釜、触手プレイ、島田虎之介の「ラスト・ワルツ」で見たような謎の黒い球体、二人のSMっぽい関係性ーーどこをとっても何か変である。
ジャンルで言うと多分SFなのかな、とにかく変。
アダチケイジは野球漫画、グラゼニの作画担当として一般的に知られているが、
もしこの変態的なニッチさを突き詰めていったら違った方向性もありえたのではないか? そんな可能性を感じさせる怪作だった
モーニング・ツー 2017年6号に掲載されたアダチケイジの読み切り作品