全てが輝き。
編み物をしたことがないので、ニッターってそう言った意味なんだ。から始まりましたが、魅力的ですね〜 男子高校生と編み物ってのが言葉合ってるか分からないが、可愛らしいと言いますか。。 時間を忘れてしまうくらい没頭できるってすごく良いなぁ。 ただ編み物をするだけの物語ではなくて、陸上に勤しんできた主人公、健斗が怪我で挫折した時に出会ったのが編み物で、編み物の魅力を知ったり、編み物を通して今まできっと無縁だってだろう友人と出会ったり自分の人生と向き合い前に進むことが出来ていったり、たとえ失意の中にいても、その出来事は意味のある事だったんだと思える、とても奥深く思いのこもった作品だと思いました。
この作品は怪我で陸上競技から離れることになった主人公が、入学した高校で"編み物王子"と呼ばれる同級生と出会い、徐々に編み物の魅力に触れていくことになるという物語です。
高校の手芸部が舞台の作品で、運動部のような派手な動きはないのですが、登場人物にはそれぞれにドラマがしっかりあって、それを"編み物"という共通点が繋いでいく、優しくも魅力ある物語になっています。
また、"編み物"がテーマということで、読者が作中の登場人物を真似して気軽に編み物を体験できるというのも特徴の1つだと思います。
主人公も始めは不器用で全然上手く編むことができなくて、そこから編み物の魅力にハマっていく様子が描かれるのを読むと、自分にも同じようにできそうという気持ちにさせてくれる作品です。
1巻まで読了