春になり、高校2年生に進級した浜仲健斗と黒葉類。新1年生を手芸部に勧誘しようと奮闘するが、結果は芳しくない。そんななか、健斗は鞄にあみぐるみを付けた1年生を見つける。思い切って声をかけたものの、その1年生――長谷川知瑠久は、穏やかな校風にそぐわないごりごりのヤンキーだった!複雑な家庭環境で育ち、いつも孤独を感じていた知瑠久。健斗や類は彼に寄り添おうとするが、知瑠久はそれを拒むようなそぶりを見せる。そんな彼を前向きにさせたのは、意外な人物の言葉で……!?手芸と前向きな言葉が、頑なな心を癒やす青春クラフトライフストーリー。新章突入の第4巻!
編み物をしたことがないので、ニッターってそう言った意味なんだ。から始まりましたが、魅力的ですね〜 男子高校生と編み物ってのが言葉合ってるか分からないが、可愛らしいと言いますか。。 時間を忘れてしまうくらい没頭できるってすごく良いなぁ。 ただ編み物をするだけの物語ではなくて、陸上に勤しんできた主人公、健斗が怪我で挫折した時に出会ったのが編み物で、編み物の魅力を知ったり、編み物を通して今まできっと無縁だってだろう友人と出会ったり自分の人生と向き合い前に進むことが出来ていったり、たとえ失意の中にいても、その出来事は意味のある事だったんだと思える、とても奥深く思いのこもった作品だと思いました。