ちくわ〜イカ焼き路線で攻めてほしかった気はしてる
粗暴だけど料理の才に溢れた主人公が修行の旅に出て対決したり廃れた老舗店を立て直したりする話が大好きです。 料理漫画はほのぼの日常系とも相性良いのにバトルやバイオレンスともものすごく食い合わせが良いので不思議です。 この作品も同様です。しかも土山しげる先生です。 冒頭がちくわ料理対決と店外でイカ焼きを作ることで集客する場面が印象的だったので 「なるほど、高級路線の店であえて庶民的料理を出す料理人なんだな他作品との差別化差別化!」と思いましたがそんなこともなく、後半はすっぽんやフグ料理の話になりました。 まあいいんです。意外性なんていらないんです。 粗暴だけど熱い流れ板が奮闘するところが見たいんです。それだけで満たされるんです。 終わらせ方も力技すぎてもっと読みたくなりますが、それすら含めて愛おしい気すらしています。
だがそれがいいとしかそれが土山しげるとしか言えない。包丁無宿という名前でもしかしてかの料理漫画の名作「包丁無宿」に関係あるのかなとか考えながら読み始めたが確かに関係があった。主人公の関係者が「暮流助」と一緒に働いていたとか「大日本料理会」が無くなって違うのになっていたとか懐かしい話もあった。
内容は高級路線に対抗して安い材料とひらめきで勝負していくと思っていたがそんなに勝負はなく修行の旅がメインだった。確か今日読んでまだ三時間ぐらいしか経っていないが内容はほとんど覚えておらず唯一覚えているのはすっぽんの回に登場した主人公に敵対するキャラの土山しげる独特の悪顔しか記憶にない。