急に死んでしまった彼氏にまた会いたい、子どもにはいい子に育ってほしい、いつまでも恋人にときめいていたい。
こんな願望すべて叶えられたら人類みな幸せになれる、わけではなさそうです。

怪しげな機械や薬を開発する株式会社ブレブレブレインと、その製品を使うことになってしまったひとたちの短編集。
死んだ彼氏の脳味噌と同棲するひと、出会った頃の気持ちに戻れる薬を飲み続けるひと。
人間の弱さや愚かさを皮肉ってるのかと思いましたが、切なくて優しくて泣かせるお話ばかりでした。
弱いし愚かだし整合性が取れない行動ばかりしてしまうのが人間だけど、だからこそ誰かを愛せたり受け入れたりできるのかもしれません。

決してハッピーエンドじゃないし後味も良くないけど、人間らしくありたいと思わせてくれる作品でした。

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