「こども」以外は読んだことがありましたが、いずれも発表された当時に1〜2回程度読んだきりだったので新鮮な気持ちで読みました。
感想としては、全てが「地獄色」だな、という感じでしょうか。どこを見ても地獄。まさにこの短編集のタイトルそのまま。なぜこんなにもこのタイトルが相応しいのだろうか。悩ましい事この上ない。
「こども」以外の短編は大人だけでなく子ども同士の関係性も描かれていたけど、「こども」に関してはまさに最悪な親とその子どもの話。短いからかなぜか何回も読んでしまったな…。
ただ改めて一冊通して読むと「神の沈黙」の完成度の高さが際立ちます。あのオチは何度読んでも心が抉られる。
浄土るるさんは今後もこの方向性を変えずに行くのだろうか。その前に、そろそろ新作が読みたいのですが描いているのでしょうか。誰か教えて。
19歳の鬼才、降臨。衝撃の問題作、爆誕。彗星のごとく現れSNS上の話題を一心に集めた“浄土るる”。いじめを題材にし、SNS上で累計10万いいね獲得『鬼』や、幸せについて思いをめぐらす人間ではない生き物たちの苦悩を描いた『猫殴り』など目を離せないラインナップ。さらに未発表の短編『こども』も収録し、圧倒的密度であなたに濃密な“気持ち”をお届けいたします。
19歳の鬼才、降臨。衝撃の問題作、爆誕。彗星のごとく現れSNS上の話題を一心に集めた“浄土るる”。いじめを題材にし、SNS上で累計10万いいね獲得『鬼』や、幸せについて思いをめぐらす人間ではない生き物たちの苦悩を描いた『猫殴り』など目を離せないラインナップ。さらに未発表の短編『こども』も収録し、圧倒的密度であなたに濃密な“気持ち”をお届けいたします。