未開の地、北海道でたくましく生き抜くシュマリの豪快かつ男気のあるキャラクターが魅力です。右腕を布で覆っていないと人を殺してしまうからいつもは封印しているっていうのもカッコいい設定。
復讐相手を求めたり、昔の女を探したり、埋蔵金を争ったり、牧場経営したりと、物語の要点がテンポよく切り替わりさまざまな顔を見せてくれるのも面白いです。『ヴィンランド・サガ』とかが好きな方がハマりそう。自然と人間、両方と戦うのが緊張感を倍増させてる気がします。
◎誰か読んでる?
余談ですが、埋蔵金に刺青人皮、姿を隠した土方歳三など『ゴールデンカムイ』は本作から色々着想を得てるんじゃないだろうかと思ったのですが、両作に詳しい方がいたら伺ってみたいです。