朗読、外へ向け声を放て! #1巻応援
離島で子供達に朗読を聞かせていた花奈(はな)は、高校生になり本土の学校の放送部に入る。当初は入部を渋っていた花奈を熱心に誘った二年の瑞希は、少しずつ花奈を前向きにさせる。 島の子供の最年長として、我を抑えてきた花奈の本当にやりたい事、心からの願いを引き出してゆく瑞希。大好きな「朗読」のために少しずつ前を向き、手を取り前に進もうとする二人の遣り取りにドキドキしてしまう。 狭い土地にいても、熱烈に外へ出たいと願う人と、そこにいる事を疑わない人と、二種類いる。その差は、外に「惹かれるもの」があるかどうか。花奈が惹かれたものは、昔見た子役の朗読。そのとてつもない実力は、外へ飛び出す花奈の道のりを険しいものとしそうだ。 現実世界に朗読がもたらす幻視、耳から心を震わせる声の力の表現が楽しい。朗読の魅力も熱血系文化部・放送部の内幕も伝えて、胸は高鳴り続ける。花奈と瑞希の二人は遥かなる目標に辿り着くのか?前を向いたばかりの花奈の静かな闘いは、ようやく始まったところだ。
『響け! ユーフォニアム』武田綾乃さんの初・漫画原作作品がスタート。
離島で育ち小さい子の面倒をずっとみてきたせいでわがままが言えなくなってしまった花奈(はな)が主人公。天才子役の朗読に憧れ小4から読み聞かせをしているという花奈を、放送部の男勝りな瑞希先輩が強引に勧誘して…という第1話。
「春と修羅」を漫画ならではの絵とセリフで表現してたとこがすごく良かった。気が早いけどドラマCDとかアニメになってほしい
「響け! ユーフォニアム」シリーズの武田綾乃、初の漫画原作!! 人口600人の小さな島・十鳴島に住む花奈は高校の入学式を明日に控えていた。 小学4年生の頃から続けてきた朗読会は今日も盛況に終わり、参加した子どもたちを見送ってい