主人公の傷つきやすさがすごく良く表現されて上手いなぁと思います。
「お姉ちゃんは上位だったのにあんたは似なかったのね」から始まる家族の言葉。発言者の口元だけが描かれ背景が真っ黒なことから、悪意がある言葉なのだと思いきや、主人公の大声に驚いた家族の表情を見れば、全く主人公を攻撃したり貶める意図がないことがわかります。

本当になんてことないただの家族の会話なのですが…思春期はこういう言い回しにどうしても傷ついてしまいますよね。
あるあるな光景を切り取る視点の鋭さも、それを効果的に見せる表現方法もとても素晴らしかったです!

またこの作品はカラー版とモノクロ版が存在しますが、カ植物が本当に美しいのでぜひカラー版を読んでみてほしいです!

▼ツイシリ公式Twitter(カラー)

▼マガポケ掲載ページ(モノクロ)

(余談)
この漫画を読んで、これとは別に頭から花生える漫画あったなぁ〜とマンバの思い出せないマンガで調べたところ、『ひらりふたり、花の国』でした(自己解決) こちらもいい作品なのでぜひ。

読みたい
はなはくちほどにものをいう
花は口ほどにモノを言う(読切)
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
クラゲの骨は青

クラゲの骨は青

セミの鳴き声がうるさく響く夏のある日。高校2年生の七海遥花は、隣の高校に通う工藤暁に告白される。「話したこともないのに…」と戸惑う遥花に対し、工藤は「まずは友達から」と提案し、2人は連絡先を交換することに。時を同じくして、2人の住む町のとある踏切では連日、同じような人身事故が続いていた――。
セピア版 花は口ほどにモノを言う

セピア版 花は口ほどにモノを言う

世界は緑で溢れてる―――。人間はみな、体のどこかから植物が生えている世界。そんな世界で植物が生えなくなってしまった少女・ハナは、ある日席替えで隣の席になった男の子に告白される。Twitterで大反響を得た「生えてこない」女の子の話が、全ページセピア刷りの特別仕様でコミックス化! 単行本限定の描き下ろしも大量に収録した第1巻。
花は口ほどにモノを言う

花は口ほどにモノを言う

人間はみな、体のどこかから植物が生えている世界。しかし主人公の少女・ハナは“ある出来事”がきっかけで植物が生えなくなってしまっていた。そんな時、席替えで隣の席になった男の子から告白され、彩りのなかった彼女の日常は、少しずつ変わっていく。Twitterで累計37万いいねを得た「生えてこない女の子の話」をはじめ、それぞれの恋模様を植物の鮮やかな彩りで描く、切なくも美しい恋の物語。それぞれのその後を描いた描き下ろしエピソードも収録! Twitter掲載時をそのままに、豪華フルカラーコミックスにて刊行!
主人公の傷つきやすさの表現がすごいにコメントする