戒めの激辛
些細なことで自分を「罰」を与えなくてはと、食べた後体調がおかしくなりそうな料理を食べては懺悔する。 辛いものは罰なのかな?それともご褒美?ちゃんと痛いぐらいのやつだから罰ですね。 テレビでよくみる激辛料理みたいで、見てるだけで湯気で眼球やられそう、読んでるだけで汗が出てきそう。 高嶺の花の彼女のプライベートに同級生の子が同席、辛いもの食べて涼しい顔で耐えてる彼女を独り占めしてる優越感。 ユリだけど、愛でるぐらいだから読みやすい。
良家の子息令嬢が集う学院の中にあって、一際輝くお嬢さま「万願寺千景(まんがんじちかげ)」。千景には、些細な失敗を「罪」と感じ、激辛料理を食べる事で自分を罰する顔があった。そんな千景を偶然見てしまった同級生の女性徒・志田(しだ)は、お嬢さまの罰を受ける姿に目が釘付けに――。
ちょっと何言っているかわからないかもしれないが、本当にそういう話です。
学校生活で、ちょっとしたヘマやミスで罪の意識を感じたお嬢様が、激辛料理を食べて自分を罰し戒める。
禊みたいな感じ。
それ、ただ単に激辛料理を食べたいだけじゃね?
という気持ちをグッとこらえるのが、大人というものです。
激辛料理の刺激で扇情的なシーンが多々あり、主人公とのかけあいが、ほんのり百合風味なのも特徴。
全3巻とさっくり読めて、よい感じです。
お嬢様×グルメ×百合 にピンときたらおすすめしたいです。