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一番罪なのは無意識なんだなぁと思いました。
悪気はないけど、思いやる想像力もない、結果、無意識に傷つけてしまうんだと。
この話は、まさにそうでした。
話の内容としては、子供を産んだ直後、妻に別れをつげられるところからスタートして、気がつくと妊娠中の時までタイムスリップ&妻になってしまうという流れ。
主人公が妻になっているだけであって、妻と入れ替わっているわけではないのがポイント。
妻になった自分が、旦那である自分と相対する感じです。
そこで、過去に自分がやってきたことが如何にひどいかを再認識していきます。
思いやりがあって、優しいと自覚していたが、実際は迷惑でしかないし、優しさのおしつけだったりして、自分の行動にキレています。
ただ、それが結構、普通というか、あり得る感じのことなんですよね。
やっている側は無意識でも、やられるとわかるというのが業が深いです。
何気なく言ってしまう一言とか、自分にもあったなぁと読みながら反省してしまいました。
妊娠というのは男が想像する以上に大変なことなので、そういったこともありのまま描いている本作は読むべきだなと思います。
最終的に、やり直しできるのかな?