知的冒険!考える幼児の空想哲学

一番下のコメントへ

幼い頃の、突拍子も無い思い付き、自由な空想、内なる世界への冒険……いつの間にか無くしてしまった、そんな物をもし思い出したいと思ったら、この作品を手に取っていただきたい。それは果たして、いつでも甘い、素敵な物だったでしょうか?

主人公リューシカは、口が達者な幼児(日本人)。彼女は日々、新たな物・不思議な物に触れ、これは何だろう……と考えるのですが、彼女はかなり、発想が突飛。大人が思いもよらない事を思い付くと、そこから果てしなく思索を繰り広げます。楽しい空想から怖い妄想まで、それは止まる事を知りません。

知識は無いのにどこか鋭いリューシカの着眼点と発想は、かなり深く・時に冷徹な「哲学」にたどり着き、大人の私達を考え込ませます。

実存について、知り得ない相手の内面について、未知の存在について……日々、何かの核心に触れては、気付いたり、忘れたりと、夢と現を行き来するリューシカ。周囲の大人には理解されなくても優しく放って置かれる、小さな哲学者の深淵に、果たして幼い頃の私達も到達していたのでしょうか?

コメントする
icon_reread
また読みたい
フォロー