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恋人の紺を急に亡くした女子高生・純は、紺の妹・藍と再会する。純に憧れ、純を追いかけて同じ高校に入った藍は、純に恋心を告白する。紺への想いに囚われていた純だったが、次第に藍に心を開き、仲を深めるうちに、紺への呪縛が解けていく。しかし……。
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主人公・純の心にあるのは、いつでも失った者への執着や、後悔である。かつての恋人への想い、そこから救ってくれた藍への後悔、決定的に失われた事柄への、遅かった気づき、どうしようもなさ。
純と藍の恋愛は熱を帯びてゆく……ように見えて、純の受身な姿勢は最初から最後まで、どこかもどかしい。しかし、そのもどかしさは、私が私自身に感じるもどかしさ……自分の狡さや愚かさを見るようで、どうしようもなく純に共感してしまうところもある。
それゆえ、最後に打ち込まれる「Forget Me Not」という楔をそのままに、愛情と贖罪を胸に、生き続けるという純の能動的な覚悟に、背筋が伸びる思いがする。そういう罪の生き方が、私に出来るだろうか。
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】中学3年生のときに恋人・汐見紺を失った大森純子は、その悲しみから立ち直れないまま3年間が経った。高校3年生の新学期初日、ある新入生が純子を訪ねてやって来るが、それは紺の妹・藍だった。純子に憧れて同じ学校に入学したと話す藍に、純子は紺の面影を感じてしまい複雑な気持ちが込みあがる――。気鋭・岡藤真依が描く、儚くも美しい至上のガールミーツガール。
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】中学3年生のときに恋人・汐見紺を失った大森純子は、その悲しみから立ち直れないまま3年間が経った。高校3年生の新学期初日、ある新入生が純子を訪ねてやって来るが、それは紺の妹・藍だった。純子に憧れて同じ学校に入学したと話す藍に、純子は紺の面影を感じてしまい複雑な気持ちが込みあがる――。気鋭・岡藤真依が描く、儚くも美しい至上のガールミーツガール。