ネタバレ
さよなら100円

さよなら100円

試し読み
ストアに行く
名無し

まず絵がかなり好きです…!読後感も爽やか。
かつて仲良くしていたクラスメイトが、家庭の事情で高校を辞め、それからきっぱり関わりがなくなってしまった。そんなふたりが約二年半ぶりに高校の卒業式の日に再会して…というお話。

「家庭の事情で高校を辞めた同級生」に同情を寄せることは誰にでもあることだと思いますが、友人に気を使われて「もう対等に付き合えないんだ」と悟った彼はきっと悲しかったと思います。
その彼が仕事をしながらこの二年半で得たものは、高校生活を送っていただけの主人公には想像もできない広い世界だったのです。再会を機にふたりの関係がかつてのものに戻るのかなと思って読んでいたんですが、二年半のあいだ一度も会わなかったことで出来た微妙な距離感がふたりの間にしっかり存在していて、それが会話の内容とか表情とかでわかるんですが…う、上手いッ…!

表面だけを見て相手を見下したり不憫に思ったりすることは、とても勝手で無知で、無礼なことだなと気づかせてくれます。
ただタイトルの100円は、どの100円のことだろう?

読みたい
さよならひゃくえん
さよなら100円
1巻を試し読み
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
むすんで、つむいで

むすんで、つむいで

ひとつ屋根の下で育まれる“きょうだい”愛。妹弟が可愛くてお世話しちゃう、兄姉に甘えて反発しちゃう。血の繋がった近い関係性だからこそ生まれる物語とは―――。漫画誌『ハルタ』の書店購入特典として配布され、話題となった漫画小冊子“きょうだい”フェローズ。【姉】【弟】【兄】【妹】に分けて配布されたものを、1冊に再編成しました。計16名の作家が描く、理想の“きょうだい”をお楽しみください。<執筆陣一覧>カラーイラスト:松本水星、大上明久利、高橋那津子、長谷部勇太漫画:松本水星、根志敦子、西田心、富沢未知果、朔本美津妃、天野実樹、福島聡、葛西尚、越谷美咲、西公平、東雲明日香、宇島葉、渋谷圭一郎、朝和、冨明仁、福浪優子
ことり文書

ことり文書

鳳小鳥(おおとり・ことり)、13歳。大きなお屋敷のお嬢様でありながら、とってもおてんばな女の子。そんな彼女のお目付け役は執事の白石。きまじめな白石は小鳥に振り回されっぱなし、でも家族と離れて暮らす小鳥にとって白石は、父であり兄であり、そして“一緒に遊べる友だち”! 今日もまた、ふたりのにぎやか“過ぎる”1日が始まる!短期集中掲載から読者の好評を得て連載化した本作が、ついに単行本になりました! 1巻では、小鳥が雛鳥を飼いたがったり、初めてのカフェに戸惑ったり、お屋敷の中でサバゲーをしたり、白石を悩ませるエピソードが満載。読むと笑顔になれる日常コメディー、続きがすぐ読める2ヵ月連続刊行です!
ふたりの距離感の描写が上手い。にコメントする