ちびまる子ちゃんでお馴染みのさくら先生の作品
ちびまる子ちゃんは確かに独特の切り口や、少し毒の入ったギャグなどはありますが、いわゆる日曜夕食どきの「国民的アニメ枠」で放送されている作品なので、それを執筆されたさくら先生も、けっこうほんわかパッパな感じの作風を売りにされている方かと思っておりました。 全然違うのですね。かなり変わった方なのかもしれません。 内容は、ワンピースやポケモンなどの超有名マンガをモチーフにした(というかタイトルとキャラ名と少しの設定のみのパロディでストーリーなどは完全にオリジナルです)nonsenseギャグのマンガです。 ギャグもすごくハイセンスだと思いました。一番びびったのはさくら先生がこういう方だというのは全然知らなかったので、本当にいま動揺しています。
さまざまな著名漫画作品をさくらももこが好きなようにアレンジして描いている。中にはアレンジという枠から大きく外れ、原型を保ってないものも(ほとんどそうかも)。こういうのはパロディとは言ってはいけない気がする。
もしかしたら、さくらももこはONE PIECEやNARUTOなんて漫画は知らなくて、編集者が適当にもじったタイトルの響きからイメージして描いてるだけなのかも知れない。と思ってしまうほどいろいろひどかった。
コジコジ(作中ではゴシゴシ)はそんなに変わってない気がしたけど。
ただ、ウォン・リーをさがせはかなり好き。
しかし、さくらももこがこんなヤバい漫画を世に残していたとは知らなんだ。
本気かどうか知らないが、次回予告も載っていたけれど、続きはもう読めないと思うと、不思議と寂しくなるものですね。