やはりアフリカ編は面白い!!
以前、途中まで読んだことがあったので懐かしくてもう一度、読んでみました。この作品は他のサッカー漫画ではあまり見かけないアフリカでのサッカー編があり、やはりそこが面白いです。全43巻と全部読み切るのは中々大変だけれど面白いので一気に読めます。サッカー漫画はたくさんあるけれどその中でもオススメの作品。
元日本代表サッカー選手を父に持つ主人公・青葉茂。亡き父の言いつけを守り中学時代は陸上で脚を鍛え、努力と根性、仲間とのチームワークを元に、サッカーでは無名の高校での活躍を皮切りに世界へ羽ばたいていく。目指すはW杯出場! 茂の成長と活躍を描く青春サッカー漫画!!
ちばてつや氏やちばあきお氏のご兄弟である七三太郎氏原作のサッカー漫画ですが、内容は、あの「キャプテン」のサッカー版と考えて貰って差し支えないです。
キャプテンで主人公は、よその学校でも球拾いではあるが野球部だったと言う実績がありますが、こちらのイレブンでは、父親の育成方針で中学までは陸上部に在籍していたため、本当にゼロからのスタートとなります。
主人公の青葉茂はルールも知らず、ボールの蹴り方もきちんと知りませんし、ドリブルもこなれていません。
それを練習に次ぐ練習で克服していき、弱小だった高校サッカー部を成長させ、世界から侮られていたジュニアユースでブラジルの度肝を抜き、五輪の選抜ではセリエAからの引き抜きを受け、Jリーグでは怪我を克服してチームに勢いを持たせる。
最後には父親の夢だった五輪の日本代表にまで上り詰める。
素人がそんな所まで行けるものかと思うかもしれませんが、コミックス全43巻の内容は全て主人公の練習と試合中の試行錯誤なので、ステップアップしていくのに不自然さを感じません。
この漫画のラストシーンの、名も知れぬサッカー部員のセリフがこの作品の事を端的に表現しています。
「俺も青葉茂みたいになれっかな」
「頑張ればきっとな!」