金髪縦ロールお嬢様界にまた素晴らしい逸材が現れましてよ。
ひょんなことから学園を仕切るザ・お嬢さま北条さんのために恋愛小説を書くことになった隠れWEB小説家の野上くん。
ビビりながら断るつもりが恐ろしいことになぜかふたりはお付き合いすることになるのです(本当になんで???)
まぁ詳しくはあらすじを読んでくださいな。最高の設定なので…。

北条さんの高飛車っぷりは、見ててヒヤヒヤするほどですがそれらは全て照れと緊張の裏返し。自宅でメイドの吉田に喝と叱責を入れられる「吉田パート」でのギャップがかわいさを倍増させてます。もうずっと見ていたい。

アンジャッシュみたいなスレ違いが起きながらも徐々に距離が近づいていくふたりの関係に悶絶必至ですわよ!

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2巻で完結してしまった…けど最高の終わり方だった…続きが見たいと思わせて終われる作品が一番いい作品なのかもしれない…でも続き読みたい…

エロイーズ 本当のワタシを探して

物語の始まりのシーンが好き

エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA

本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。

ほうじょううららのれんあいしょうせつおかきなさい
北条うららの恋愛小説お書きなさい!(1)
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ビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖

就職浪人中の五浦大輔は、祖母の遺品の夏目漱石全集に書かれたサインの鑑定のために、ビブリア古書堂を訪れる。なりゆきで、入院中の店主の元を訪ねると、そこには高校のころ偶然見かけた美しい黒髪の女性・篠川栞子がいた。人見知りだが古書の知識は並大抵ではない栞子は、夏目漱石全集にまつわる謎を読み解き、大輔に語り始めた…。これは、栞子と奇妙な客人達が織り成す、“古書と秘密”の物語である――。

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