さよならだけが人生だ
陰キャも陽キャも漏れなくうわああああってなるポイントがある作品なのでは…?と思うのはわたしが陰キャだからなのでしょうか。陽キャの気持ちはわからないので。 と思ってしまうあたりスクールカーストの呪いから抜け出せてないですね。学生じゃなくなって10年以上経つというのに。 この作品の主人公は陰キャ男子・朝倉。いじめられているわけではないけれど、さりげなくでもあきらかに虐げられています。 そんな陰キャ男子・朝倉がスクールカースト上位の伊藤マユミと付き合うところからストーリーはどんどん展開していきます。 この伊藤マユミがなかなかのサイコパスで破壊衝動マシマシの強キャラでして、わたしはめちゃめちゃ好きなのです。 惡の華の佐和とかオナニーマスター黒沢の北原を明るくしてポップにして罪の意識丸ごと抜いて社会性プラスしたみたいな感じです。余計にヤバいやつです。 童貞を振りかざすな理論はまじで痺れた。 陰キャに寄り添うでもなく、陽キャを突き放すでもなく、それぞれの善悪や葛藤や苦悩を描いているので幅広く刺さる作品なのではないかと思います。 学校のクラスってほんとちっぽけな世界で、でもあの空間で起きることって人生に大きく影響するんですよね。とは言え、痛みも苦みも含めて青春だったなと過去にできると思うので。 今を生きましょうね。
クラスにおけるカーストをぶっ壊そうと、カースト最高層の女子、伊藤さんと付き合うことにした主人公、朝倉くん。
彼は何を隠そう、カースト最下層の男である。どうして彼が、彼女と付き合うことができたのか?もちろん、お互いに恋心があるからではない。伊藤さんにも、朝倉くんに通じる秘めた思いがあったのです。
それをきっかけに、人生イージーモードに見えていた最高層の彼らにも、上手くいかないことや悩みがたくさんあることも見えてきます。
陰キャが唐突にはじめたカースト崩壊計画は、本人の思惑を超えあらゆる人を巻き込み、予想外すぎる着地をします。
王道から外れまくっている、ひねくれ青春漫画が読みたければおすすめします。