世界的こだわりとやさしさでできている
人には人の数だけ食の好みがあり、こだわりがある。 学校帰りの立ち食いうどん、餃子の焼き方、いつもの席で食べるビーフドリア…この短編集にも物語の数だけそれぞれのこだわりが描かれている。 そして、そのこだわりに寄り添う人も描かれている。 どうしてもこれが食べたい!に付き合ってくれる人 めちゃくちゃうまいわけじゃないのに食べたくなるんだよなあ…を作る人 好きなものは好きって言っていいんだよ、と背中を押してくれる人 自分のこだわりを理解して、寄り添って、一緒に美味しいねと言ってくれる人がいるって何よりも幸せなこと。 優しくてほんのりあたたかくて、お腹が空いちゃう作品です。 餃子両面焼き試してみよう…
第二話のソース天ぷらですね。本当にいいですね!
文学だと味わい深い食エッセイって沢山ありますが、漫画で、コンビニコミックの連載でこの味わい深さはすごい。確かに食を通じて人生を垣間見れる、しみじみとした作品です。
地域性もあれば歴史も遺伝もありますしね。天ぷらとマヨはまたレアかもしれないですが、それを形作ったものに思いを馳せるのもいいですね!