ネタバレ

あらすじだけ見るとハーレム系のラブコメかなと思うけど、数ページ読んだら気づく不穏な空気。
イケメンエロゲ系転校生vs鈍感ラノベ系主人公という構図と思わせておいて、主人公はただただ領域を侵されていくだけ。
創作物における鈍感だけどモテる男の子は、鈍感なまま女の子達のピンチを救い、自らの気持ちと向き合いメインヒロインと結ばれる
というのが定石だと思うけど、まあこれは現実的なお話ではない。
実際、女の子のことちゃんと見ててマメで手が早いやつはモテる。言葉にすること、行動で示すことって結局強い。
自信なさげなヒロイン達の弱点をうまく見抜いて、言葉巧みにすぐセックスしちゃうのもなんか妙なリアリティがある。
思春期の恋愛なんてご都合主義ラブコメのように上手くはいかず、その後の恋愛観どころか人生観まで狂わせちゃうことってあるよね…と自分の蓋を開きかねない作品だった。

背景が殺風景なところがまた不穏さを煽って上手く出来てるんだなあ…読めば読むほどに発見がある

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ぼくはらぶそんぐがうたえない
僕はラブソングが歌えない : 上
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彼は『これ』は復讐ではない、と言った

彼は『これ』は復讐ではない、と言った

「アイツら6人だけは許さない」戦慄の復讐サスペンス!「全て無茶苦茶にされた」「夢も未来も…何もかも」小嶋龍吉は将来有望なプロ棋士の卵。しかし、高校で6人の同級生から壮絶ないじめを受け、すべてを失ってしまった。時は経ち、社会人になったいじめ加害者たちは、過去に1人の人生を壊したにも関わらず、のうのうと幸せな社会生活を送っていた。その様子を陰からひそかに観察していた黒い影…。奇怪な覆面をかぶった謎の人物が動き出す。その手には小嶋龍吉の名の入ったノートが握られていた。

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