奥様は怨霊
仲睦まじい新婚生活。 爽やかな朝。 普通の家庭と違うところは、奥様は怨霊。 興奮すると目から鼻から血がぶしゃーっ。 油断したら首が変な方向に曲がっているし、普通に笑っているはずが白目。 笑った顔がカワイイという、生者の旦那様のお言葉のあと、恐怖しか呼ばない笑顔を見せられ、その笑顔に旦那様も怯え、何が起こっているんだ?!?!と混乱する読者の自分。 実際、カワイイ笑った顔も見れたのですが、ベストタイミングでないとコワイ。 とはいえ、当初と比べると、徐々に怨霊怨霊したかんじから変わってきているらしく、だんだんすてきなお顔の瞬間も増えているような。 そしてレミさん、地縛霊で離れられないのかと思いきや、普通にあちこち出かけている。 なぜあんな場所に封印されていたのか。 50巻まで刊行されているようなので、読み進めたらいずれわかるのかもしれない。
できれば全人類におすすめしたいくらい面白いんですが、ホラーが本気で無理って人にはおすすめできません。なぜなら怨霊奥様がしっかり怖いから。笑
こんなにも怖さと笑いがぶつかることなく共存している漫画とは思いませんでした。
そもそも設定からして突飛すぎるんですが、結婚していた奥さんが死んで怨霊になったのではなく、自分の部屋にいた怨霊に一目惚れして結婚してるのです。もちろん籍を入れることはできないので口約束だけで成り立っている関係です。
怨霊の麗美さんもできるだけ生きた人間のなかに馴染めるようにいろんなところで工夫をしているのが微笑ましい。お弁当作りだってお手の物です。