有名なご夫妻
描いているのが、仕事が関係ない場で、一番近くで監督を見ている妻という他人だからこそ、この漫画を読むと、なんかすごそうな気むずかしそうな人という印象が失せ、身近にいそうなオタクという印象にさせるのかもしれない。 相手の趣味を否定したり無視したり拒否したりせず、歩み寄っているのも素敵ですね。 だから相手の好きなアニメを見て同じような台詞を言ったり、巨大美容マシンを置いておけたりするんでしょう。 作り出したものがその人のイメージとなってしまいがちなのですが、ふたりの人となりが分かって、ふふふと楽しめます。
私はかつてエヴァンゲリオンを見て
「なにがなんだかわからん」
と、自分が新しいアニメにはついていけないオッサンに
なったのだと自覚しました。
だが庵野監督については
「天才なんだろうな。俺にはワカランけれど」
と思うようになりました。
その思いは島本和彦先生のアオイホノオを読み、
それに出てくる庵野監督のエピソードをみて
「やはり色々とちがうデキル人なんだなあ」
とさらに、この人は凄いんだろうな感が強まりました。
まさか、こんな感じに凄い人だったとは(笑)
いや、奥様との結婚「オタ」生活も素晴らしいし、
いい感じに好感度は増しましたけれども、
やはりこの人は自分には理解出来かねる大物なんだ、
と思いました。