壮大なファンタジー
「輪廻転生」が物語のキーとなります。 主人公の少女亜梨子(アリス)は北海道から東京に引っ越してきて都会に馴染めず辛い日々を送っていました。木や花を心の拠り所にしながら毎日を過ごしていますが実はこれも彼女の特殊な力と関わりがあります。 古き良き少女漫画の絵柄に抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう、しかしこの作品は実は男性も夢中になれるようなハードなSFファンタジーなのです。 不朽の名作、ワクワクしたい方は読んでください!
亜梨子(ありす)は植物と交信する能力を持つ高校生。ある日、隣家のイタズラ小学生・輪(りん)を誤ってマンションのベランダから転落させてしまう。奇跡的に回復した輪は、もう一人の自分に覚醒していた…。一方、亜梨子は前世の夢を共有する同級生に出会い…!?
通称「ぼく地球(ぼくたま)」こと「ぼくの地球を守って」は、輪廻転生によって現世と前世の狭間で揺れ動く主人公たちを描いた作品です。ただ、少女マンガなだけあり、愛憎がたっぷり盛り込まれていて、物語も面白いのですが、この愛憎劇がとてもたまらないですよね。ドキドキしてみていたのを覚えています。現世と前世の記憶がからみあう人間関係はとても面白く女性でも男性でもどちらでも楽しめる漫画となっていると思いました。当時中学生だったのですが、大人っぽい物語だと思って読んでいました。