あらすじ

月から地球を守るという不可思議な前世の記憶を持つ7人の少年少女。愛惜、憎悪、様々な想いが激しく交錯する…。
ぼくの地球を守って 1巻

亜梨子(ありす)は植物と交信する能力を持つ高校生。ある日、隣家のイタズラ小学生・輪(りん)を誤ってマンションのベランダから転落させてしまう。奇跡的に回復した輪は、もう一人の自分に覚醒していた…。一方、亜梨子は前世の夢を共有する同級生に出会い…!?

ぼくの地球を守って 2巻

月での前世の記憶を共有する7人のうち、紫苑、秋海棠を除いた5人が揃った!自らが本当に木蓮なのか悩みながらも、仲間が開く会合に参加する亜梨子。そんなとき、隣家の小学生・輪が秋海棠であると名乗り出て…!?

ぼくの地球を守って 3巻

月基地の仲間全員のキィ・ワードを集めようとする輪(紫苑)。春彦(秋海棠)は前世での罪を償うために輪に協力、紫苑として仲間の前に現れる。春彦の理解者である松平組若頭・田村は、輪から春彦を守ろうと超能力者・未来路(みくろ)に協力を求めるが――。

ぼくの地球を守って 4巻

輪は亜梨子との婚約を解消、迅八らとともに、月での記憶を取り戻すための“同調連鎖”に入る。また、亜梨子は木蓮だった頃と同じ特殊能力に目覚め、再度会合への出席を決意するが…。過去に囚われた者たちの哀しい戦いが、いま始まろうとしていた!!

ぼくの地球を守って 5巻

ついに超能力で激突する輪と未来路。助けに入った春彦を見て、逆上した輪の狂気の力が吹き荒れる。二人の質の違う超能力がぶつかり、大爆発が発生。重傷を負った輪は深い眠りの中で、前世=紫苑の幼年時代に潜っていく…。

ぼくの地球を守って 6巻

月基地での生活を始めた紫苑たち7人。神=サージャリムに選ばれた印をもつ木蓮に反発する紫苑と、魅かれていく玉蘭――。そんな時、星間戦争が悪化、彼らの母星が消滅してしまう。紫苑は地球降下を主張するが、仲間の同意が得られず隔離されてしまい…!?

ぼくの地球を守って 7巻

亜梨子が迅八のために覚醒を決意したと誤解した輪は、かつての自分=紫苑と対話を始める。狂気の紫苑が最後に造った装置とは?

ぼくの地球を守って 8巻

輪=紫苑である事を知った亜梨子たち。9年間の孤独を生きねばならなかった紫苑の過酷な運命も…。それぞれの心に波紋が広がる!

ぼくの地球を守って 9巻

春彦=春海棠の導きで亜梨子は前世の記憶に覚醒、木蓮の人生を追体験していく。神に選ばれた存在であることに翻弄される、木蓮の心の軌跡。

ぼくの地球を守って 10巻

月から地球を守るという不可思議な前世の記憶を持つ7人の少年少女。愛惜、憎悪、様々な想いが激しく交錯する…。

ぼくの地球を守って 11巻

木蓮以外のキィワードを輪(=紫苑)に奪われ、迅八らは亜梨子を守ろうと共同戦線を張る。そんな中、亜梨子の最後の覚醒は進み、木蓮と紫苑のすれ違った想いを見る。やがて木蓮は奇跡を起こし、死の時を迎えるのだが――。

ぼくの地球を守って 12巻

亜梨子にキィワード収集の真の目的を語る輪。輪は月基地とコンタクトを取るため東京タワーへと向かい、最後のワードを打ち込んだとき奇跡は起こった――。不朽の名作SF、堂々の完結!