名無し

ザラザラした青年漫画っぽい絵がダウナーな雰囲気を出しててよかった。けど自分は女性の内面(特に苦悩)にフォーカスした作品がすごく苦手なので、読むのがメチャクチャしんどかったです。

逆に言えば1人の人間の心の動きを丁寧に描いているということなので、鳥飼茜とか好きな人は好きそう。

主人公の抱えている穴は、無神経な彼氏がどうこういうより、人間が生きていくうえで一生付き合い続けていかない虚しさなんじゃないかなと思います。

絶望的な真実として「100%自分を理解してくれる人間なんて、自分以外にこの世のどこにもいない」わけですから。

友人のように、子供を生んで愛情を注いだり愛されたりして、忙しくすることで一時的に忘れることはできるでしょうけれど…。

総括して、「主人公はスケールのデカい悩み抱えすぎなので、気軽に精神科にかかりなよ」という感想です。

読みたい

私はとても奥の深い作品だと思いました。
漫画なのだけど、何か面白い小説を一気に読んだみたいな読後感があって、何度も読み返しました。「結露と窒息」の続編でしょうか。
2作共にかなり秀逸な作品だと思います。

最初にコメントを書いた者です。

>面白い小説
ああ、たしかに小説っぽい感じですね。

結露と窒息」も読みました…! メチャクチャ良かったです。こちらの方が悩みが明確でわかりやすく、最後に救いもあって好きだなあ。

返信ありがとうございます!
おっしゃってる事、とても良くわかります。
確かに「結露と窒息」のほうがテイストが軽めでしたね。
私的には、人の内面を深く掘り下げた作品も好きなので、人それぞれの好みですかね。(^_^)
どちらにしても、小宮みほ子さんの作品はこれからも注目していきたいと思います。

おどってんのもわきたってんのもたれながし
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