名無し

なんて初々しくて、清々しくて、切なくて ・・・。
素敵な作品なんでしょう。
一冊読んだだけで、映画を見終わった感覚になりました。
小学生のひと夏の経験とは、言えないもっと大きくて深い感じ。
心が揺さぶられます。
是非、手にとって読んで欲しい!!

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神様がうそをつく。

泣けるアフタヌーン

神様がうそをつく。 尾崎かおり
mampuku
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 アフタヌーンで「金のひつじ」を連載中の尾崎かおり先生による過去の傑作。大人には相談できない秘密を抱えて、誰にも内緒の初恋をした11歳の夏。強烈なノスタルジーに加え、逃避行のドキドキと背徳感、爽やかさと切なさが心地よい1冊です。 こんな象徴的な台詞がありました。 「どんな理由があっても…悪いことだとわかってても それしかできないときって」 「他にどうしたら──どうしたらよかったんだよ!?」  周りより大人びて見えていても少女はどうしようもなくまだ子供で、その「重荷」は小さな肩に背負うにはあまりにも大きくて、そんな彼女の力になりたいと願う少年もまた何もできない子供でしかなくて…  幼い彼らは大人の力を借りなければ生きていけないけれど、彼らの中にはたしかに守りたい世界があって、でもそれって紛れもない「愛」そのものなんですよね。愛という確かな意思によって突き動かされた物語であるからこそ、彼らの努力も涙も旅の結末も、儚くも美しく感動的なのではないでしょうか。それがたとえ子供故に浅はかで、拙い足取りだったとしても。  小学校高学年のこの時期ってなかなか自分の素直な気持ちが自覚できなかったり、思ってても言えなかったりしたものでした。けれど勇気をもって一歩踏み越えて行動した先にはまったく違う世界が広がっていて、そこから得られる高揚と不安それこそがまさしく冒険のワクワクに他ならないわけです。異世界ファンタジーでも得られないほどのドキドキで感情を揺さぶられる、少年少女たちが精いっぱいの冒険をする話がたまらなく大好きなのです。  「四月は君の嘘」とか好きな人にも薦めたいですね。

かみさまがうそをつく
神様がうそをつく。
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犬とサンドバッグ

犬とサンドバッグ

カリスマ作家の最新作は「年の差の恋」! 都会を捨て、生まれ育った島へと単身戻ってきた主人公・日子(にちこ)は34歳。空と海が輝く、とても小さな島。からっぽの犬小屋が残る実家で細々とひとり暮らしを始めた彼女は美しく、そして凜とした佇まい。けれどもどこか陰のある彼女に、島のコンビニで働く青年・千真希(チマキ)はひと目で射抜かれてしまった―― 美しい島を舞台に、まっすぐな、まっすぐな恋が始まる…!!

ラブレター

ラブレター

『神様がうそをつく。』『金のひつじ』の尾崎かおりが贈る、母子の物語。生まれる前の魂の「僕」。神様に、誰の元に生まれたいかと問われ、僕は彼女を選んだ。彼女は魚沼麻子、17歳。家出中でスナックで働いている。彼女と僕は、僕の父の家で暮らし始めるが、そこでの生活は長くは続かなかった……。雑誌掲載後、大きな反響を呼んだ傑作読み切りを電子書籍化。※本作は「金のひつじ」3巻にも収録されています

メテオ・メトセラ

メテオ・メトセラ

殺し屋だった祖父の遺志を継ぎ、不老不死の賞金首<メトセラ>ことレインを狙う少女マチカ。だが、レインの周りには、彼を決して人間扱いせず、私欲で不死身の身体を狙う輩ばかり。孤立無援のレインと関わるうちに、彼の宿命を見届けようと決意したマチカは、彼と一緒に旅をする……。ネオ・アウトロー・レジェンド第一弾!

東方死神 メテオ・メトセラ外伝

東方死神 メテオ・メトセラ外伝

“死神”と異名をとる賞金稼ぎのゾルは、お師さまと慕う市長フーサの命を受け、悪人を殺める日々。そんなある日、ゾルはなりゆきで道端の轢死体を埋葬することに。だがなんと、棺桶に入れた死体が生き返った!!それは世界最高の賞金首<長寿者(メトセラ)>で……!?「メテオ・メトセラ」のスーパーヒロイン・マチカの祖父“死神”のゾルと<長寿者(メトセラ)>レインの一期一会を描いた、空前絶後の武侠伝!!

ピアノの上の天使

ピアノの上の天使

トカゲとアザミは、父娘ふたり暮らし。トカゲは気に入った客しか入れないピアノバーを開き、友人のミワが常連客として、いつもその店にやってくる。白い空の上では、アザミの亡くなった母・シイラが微笑んでいる。そして、トカゲの弾くピアノの傍らには、いつも天使が微笑んでいる───。表題シリーズ四篇を収録した、尾崎かおりのセンシティヴ・ストーリー。

尾崎かおり短篇集 ナイフ

尾崎かおり短篇集 ナイフ

愛憎から教師を殺してしまったあゆみ。失踪した彼女をようやく見つけだした精神科医は、他者を威嚇する狼の瞳を持つ少女の、傷ついた心に触れて──……。表題作「ナイフ」をはじめ、衝撃のデビュー作「キスの黄金」、「ハネムーン」など’93年から’95年にかけて描かれた、読む者の魂へ鮮烈に切りつける初期短篇全7本を収録!!傷つけ、傷つけられ、弱さ抱え、涙止まずとも、何よりも求める、吸い込まれそうな青、そして愛──…。

人魚王子

人魚王子

東京から南の島に転校して来た麦(むぎ)。あまり感情を表に出さず周囲に馴染めない彼を、真鳥(まとり)は放っておけない。だって麦は、真鳥が一番辛い時に慰めてくれた王子様、だから。義兄にうまく心を開けず真鳥の家に来た麦は、おばあから願いを叶えてくれるという人魚の噂を聞き……。表題作ほか、複雑な感情をもてあます少女を描いた「アメツキガハラ」、図書館にきた不思議な親子との交流「ゆきの日」を含む三篇を収録。尾崎かおりが描く、心に沁み入る傑作短篇集!!

金のひつじ

金のひつじ

国内外で大絶賛された『神様がうそをつく。』の尾崎かおり最新作! 小学生の頃、大の仲良しだった継(つぐ)、空、優心、朝里。変わらないと信じていた絆には、いつしかヒビが入っていた……。高校生男女4人組が織りなす青春と再生の物語。

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