私自身を大好きであれ〜。
想像していた以上に考えさせられる漫画でした! 両極端な二人だからこそ、の内容で良かったな。 良いな、あの人になりたいな。きっと誰しもが経験したことある気持ちではないかな。 私自身もあるし。 年頃女性正反対の容姿を持った二人の内面の部分が本当赤裸々に描かれている。 こんなに面と向かって話せる友人関係は永遠に続くだろうな。
美人になったら幸せになれると思ってた――。「可愛い」とは正反対、不動明王似の〈明子〉。それでもそれなりに楽しく生きていた。親友で美人な〈まなちゃん〉としこたま飲んだ翌朝、目が覚めるとビックリすることが起こっていて――! アラサー女子の美醜をめぐる、鮮烈ストーリー!
この漫画が伝えたいメッセージは、読めばなんとなくわかるけど、それをわかりやすくかつ大勢に伝わるように言葉にすることは非常に難しい…
見た目と性格が対照的な主人公2人が、ある日突然中身が入れ替わってしまうところから物語は始まる。なにがトリガーかは不明。
容姿が変わり、世間からの見られ方も変わってしまうことでブスにはブスの、美人には美人の苦しみがあることに気づくが…というあらすじ。
日本は特にルッキズム的思想が根強いから、美人は得でブスは損であると真っ二つに分けてしまう頭になっている。人によってはそれが呪いとなって一生苦しみ続けることもあるけど、どっちが幸福でどっちが不幸かを定義すること自体が無意味。
正直いうと、本編の中ではブスというワードが頻繁に出てくるので読んでいて不快なこともあった。
でも嫌だなと思いながらも最後まで読ませるパワーはあるし、もしかすると今まで自分の中に蓄積された固定概念がひっくり返る事だってありえるなと思う。