序盤で判断しない方がいい!
序盤で描かれる最底辺の世界観とか、格闘シーンの強烈さで、苦手な人はそこでギブアップしてしまうかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでいただきたい。 かく言う自分も、コンちゃんが最初に起こした事件の描写が怖すぎて脱落しそうになったのだけど、随所の設定が面白くて読み進めるうちに、キャラの変貌や背後にある真実が出てきて大変面白く読めました。 激しい格闘描写は最後まで続きますが、現実離れしつつも筋の通った格闘になっている(しっかり考えられた闘い方になっている)のでその点も楽しめるかと。読後感はとても良い。 ウィルスとか仮想通貨とかNPOとか、世相を捉えた設定がすごくよかったです。 おすすめです。
「ブラック芸能事務所ですが何か?」
なんつー開き直ったタイトルだ…と思いながら3話まで読んでしまった。
枕営業に至るまでの過程がじっくり描かれていて、女優志望の子が追い詰められていく感じが怖かった。女性マネが親身になって止めても、本人の意思で選択したことである以上、辞めさせることができないものなのか…。事務所側にも葛藤があるように演出してたけど、「夢を諦めさせるためとか」とか都合の良すぎる言い訳にしか聞こえんかった。枕営業が無くならないわけだ。