ジャケ買いでしたが正解でした
4人姉妹っていいですよね。 それぞれのキャラクターに深みがあって、この先の展開が楽しみです。なんで4人だけで住んでるのかとか、みんなの詳しい学年?とか…… 進むのがゆっくりな感じも良いです。 長女がどんどんデカくなってる気がします。
日本の四季の移り変わりを、4姉妹とともに描く読切連作。初夏は明るい時間が長くて過ごしやすい季節。軽装で運動に適し、雨も多いが海遊びも楽しめる。そして、この季節を最大限楽しめるのが三女の欅いずみ! スポーツ万能・運動大好きで明るくまっすぐな性格。単行本第1巻ではいずみをフィーチャーしながら、初夏に過ごす4姉妹の様子が描かれていきます。長女・睦実は料理が得意で、大声持ち。次女・朱美はスタイル抜群の読書家美女。四女・瞳は清楚で奥ゆかしく、手芸が得意。著者・大槻一翔の柔らかで魅力的な作画にもご注目下さい!
率直な感想は「みつどもえ……、いやみなみけ……いや欅姉妹の四季だ、これ!」って感じ。というのは一巻のノリは面白いんだけど、どこかで見たことあるやり取りだなぁという印象。
ただ2巻になると、ぐっとオリジナリティが出てくる。姉妹間の絆の強さや過保護な面、四女の恋愛要素など、この作品独特の色が出てくるからだ。とりわけ2巻の終わり、長女の睦によって「両親の死」が語られることで、姉妹の結束の強さの根っこが見えてくる。
作中では初夏から物語が始まり、いまは夏真っ盛り。四季というタイトルがついている以上、季節はぐるりと巡るだろう。この作品が冬を迎える時「両親の死」からチラリと見えたシリアスが訪れるのか。そうして春のような暖かさの中で物語が終わるのか。いまから先が気になって仕方がない。