何十年たっても江川と言えば「江川卓」or「江川問題」にコメントする

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名無し
1年以上前
1977年、全日本プロレスの 「オープンタッグ選手権」 でA・ブッチャーはT・ファンクの右腕を フォークで刺しまくって日本プロレス界の中で 最凶の悪役になった。 しかし翌年の1978年にプロレス界ではなく野球界から 一つのスポーツ界の枠を飛び越えて 日本国民から最凶悪役認定をされた野球選手が現れた。 悪役度ではブッチャーを遥かに越えた。 江川卓だ。 日本中を騒然とさせた「空白の一日」。 その日からマスコミと世間は江川卓を 叩きに叩きまくった。 「実録たかされ」という題名の意味は たかが江川、されど江川、という意味らしい。 いま改めてこの作品を読むと、 江川、そして江川親子は極めて常識人のようで、 色々な局面で常識人としての選択・対応をしたに すぎなかったように感じる。 しかし江川が野球選手として大物過ぎたことで 周囲が常識外に動きすぎた。 政治家や大企業、そしてマスコミが。 スポーツに純粋性を求める世間と、 スポーツの利益と影響力に群がる現実、 その狭間で、江川は結果的にではあるが ことごとく対応を間違えてしまったのかもしれない。 筋を通し、周囲に気を使っての決断が ことごとく裏目に出てしまったように感じる。 結果、ブッチャーやシンを超える悪役になってしまった、 そういうことではないかと思った。 そう考えれば、江川卓は被害者だ。 もっとも、作者の本宮ひろし先生の見解も 必ずしも客観的で公平ではないのかもしれないと 思う部分もある。 この漫画も、漫画としての脚色や演出はあるのだろう。 それについては実録とかノンフィクションを唄っている 作品の多くはそうであると、皮肉ではなく思うし、 実録たかされを読んだ方々それぞれで 感じ方の違いはあるだろう。 ただ作中でも描かれているが、 日本中のマスコミが一斉に江川を叩きまくり、 叩くことでメチャクチャ新聞や雑誌が売れた という流れのなかで、あえて 江川擁護の記事を当時に雑誌に書いたこと、 江川問題勃発から20年が過ぎてなお、 この問題を作品化したという 本宮先生の姿勢と本気度には恐れ入る。 江川問題勃発が40年前、 実録たかされが刊行されて20年になる。 当時、自分も「江川、汚いな」 と思ったが、そう感じたであろう多くの方々に 一読・御一考をオススメしたい漫画です。
1977年、全日本プロレスの
「オープンタッグ選手権」
でA・ブッチャーはT・ファンクの右...

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名無し
1年以上前
1977年、全日本プロレスの 「オープンタッグ選手権」 でA・ブッチャーはT・ファンクの右腕を フォークで刺しまくって日本プロレス界の中で 最凶の悪役になった。 しかし翌年の1978年にプロレス界ではなく野球界から 一つのスポーツ界の枠を飛び越えて 日本国民から最凶悪役認定をされた野球選手が現れた。 悪役度ではブッチャーを遥かに越えた。 江川卓だ。 日本中を騒然とさせた「空白の一日」。 その日からマスコミと世間は江川卓を 叩きに叩きまくった。 「実録たかされ」という題名の意味は たかが江川、されど江川、という意味らしい。 いま改めてこの作品を読むと、 江川、そして江川親子は極めて常識人のようで、 色々な局面で常識人としての選択・対応をしたに すぎなかったように感じる。 しかし江川が野球選手として大物過ぎたことで 周囲が常識外に動きすぎた。 政治家や大企業、そしてマスコミが。 スポーツに純粋性を求める世間と、 スポーツの利益と影響力に群がる現実、 その狭間で、江川は結果的にではあるが ことごとく対応を間違えてしまったのかもしれない。 筋を通し、周囲に気を使っての決断が ことごとく裏目に出てしまったように感じる。 結果、ブッチャーやシンを超える悪役になってしまった、 そういうことではないかと思った。 そう考えれば、江川卓は被害者だ。 もっとも、作者の本宮ひろし先生の見解も 必ずしも客観的で公平ではないのかもしれないと 思う部分もある。 この漫画も、漫画としての脚色や演出はあるのだろう。 それについては実録とかノンフィクションを唄っている 作品の多くはそうであると、皮肉ではなく思うし、 実録たかされを読んだ方々それぞれで 感じ方の違いはあるだろう。 ただ作中でも描かれているが、 日本中のマスコミが一斉に江川を叩きまくり、 叩くことでメチャクチャ新聞や雑誌が売れた という流れのなかで、あえて 江川擁護の記事を当時に雑誌に書いたこと、 江川問題勃発から20年が過ぎてなお、 この問題を作品化したという 本宮先生の姿勢と本気度には恐れ入る。 江川問題勃発が40年前、 実録たかされが刊行されて20年になる。 当時、自分も「江川、汚いな」 と思ったが、そう感じたであろう多くの方々に 一読・御一考をオススメしたい漫画です。
1977年、全日本プロレスの
「オープンタッグ選手権」
でA・ブッチャーはT・ファンクの右...
空が灰色だから

気づけば10年

空が灰色だから
toyoneko
toyoneko

気づいたら「空が灰色だから」の最終巻が出てから10年以上が経っているんですよ えっ…?10年…? ひょっとして「空灰」を読んでない漫画好きって結構いるのでは…? もしかしてこの傑作が忘れられてしまう危険性もあるのでは…? と危惧し、ここに改めて紹介するものです まずは作者の阿部共実先生の話をしましょう 阿部先生は週刊少年チャンピオンでデビューした漫画家です デビュー作は「破壊症候群」 タイトルはヤバいですが、内容は、ポップで明るいアクションです。「斬り介とジョニー四百九十九人斬り」をポップにした感じ、というか この作品は短編集(大好きが虫はタダシくんの)に収録されています ちなみに、阿部先生は、昔はブログで漫画を発表しており、 短編集表題作の「大好きが虫はタダシくんの」は、 そこに掲載されていた作品でした 以下のアーカイブから辿れます https://web.archive.org/web/20120915070936/http://blog.livedoor.jp/ikaruga99999/ その後、週刊少年チャンピオンで始まった連載が、「空が灰色だから」です 最初は短期集中連載だったのですが(3話まで)、 その後本格連載になりました 基本的には、連作短編集です 決まった主人公やキャラクターはほとんどおらず、毎回、異なる話が描かれます 女の子が主人公の話が多いです コメディのこともあるし、ホラーのこともあるし、恋愛要素もあったり、なんだかよく分からない話もあります しかしまぁ、やはりこの作品の魅力は何といっても、このキャッチーな絵柄で描き出される地獄でしょう 心の柔らかな部分、忘れていた学生の頃の あの感情を的確にエグってくる作品群がとにかく印象的です 具体的には以下の話ですね ・ 9話 夏がはじまる(1巻) ・ 18話 信じていた(2巻) ・ 27話 4年2組熱血きらら先生(3巻) ・ 35話 別に大丈夫やけどな(3巻) ・ 45話 名乗る名もない(4巻) ・ 最終話 歩み(5巻) それ以外にも私は以下の話が好きです ・ 2話 お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い(1巻) この話を読んでこの作品の虜になりました 試し読みできるよ! https://www.akitashoten.co.jp/comics/425321715X ・ 12話 ガガスバンダス(1巻) 不思議系の話でありながら、無限に読み込んで考察できるのがたまらない 「おばあちゃん」を「ランドセル」で炊いてガガスバンダス ・ 17話 こわいものみたさ(2巻) とれちゃった ・ 21話 こんなにたくさんの話したいことがある(2巻) イメージの洪水から「星なんてひとつもなくて」に繋がるのが美しい ・ 22話 ニッポン嗚呼、人情カツアゲ傷害ウルトララプソディ(2巻) 漫才みたいでありながらホラーで落とす手法の見事さ ・ 29話 少女の異常な普通(3巻) その二面性は普通じゃないよ!…いや、よく考えたら普通か? ・ 36話 ただ、ひとりでも仲間がよしい(3巻) 今でもたまに「きょう気」という表現使ってます ・ 39話 世界一我侭な私から世界一ブスなお前に(4巻) 泣ける ・ 40話 マシンガン娘のゆうつつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつうつ(4巻) 最終頁、セリフのないコマが怖すぎる これも試し読みできます https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253217184 ・ 55話 さいこうのプレゼント(5巻) これは別途コメ欄に 試し読みできますのでまずはこちらをドウゾ https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253217192 ・ 57話 マルラマルシーマルー(5巻) トランシーバー効果でもいいと思いますよ 連載は約1年、後半はややテンションが落ちてきたようにも思いますが、最後の最後にこれでもかという話をぶちこんで(「歩み」)、見事に全5巻で完結しました 週刊連載とは思えないほどのクオリティで、本当に毎週楽しみに読んでいたものです 試し読みをいくつか貼りましたので、読んだことがない人はまずはそちらから! チャンピオンクロスでもかなり読めると思います なお、このあとに発表した「ちーちゃんはちょっと足りない」も大傑作でした こちらは「このマンガがすごい!」で1位をとった作品でもあります なお以下の画像は、好きな話には挙げていないけど好きなコマ

少女聖典 ベスケ・デス・ケベス

下ネタ漫画の極北でございます

少女聖典 ベスケ・デス・ケベス
toyoneko
toyoneko

ベスケ・デス・ケベスは、ルノアール兄弟が別冊少年チャンピオンに連載している下ネタだらけのお下品ギャグ漫画です。 ものすごいエッチな女子の前にしか現れない「ケベス」という悪魔。 それを呼び出してしまったムッツリスケベの女の子(主人公)が、ケベスの力で裸になった男を見てハァハァしたり、ほかのケベス使いと戦ったり…というのが初期の展開でした。 だけどちょっとパッとしなくて、しばらく迷走。 コミックも、2巻までは紙で出たものの、3巻からは電子のみになってしまいました。 しかし開き直ったのか、そのへんから一気に面白くなります! というか、このへんから、ただひたすらチンコネタだけに特化したチンコ漫画と化して、ものすごい破壊力を持つようになったのです。 何のことだかわかりませんね? 読めばわかりますが、いきなり読むのは勇気が要るかもしれませんので、以下では、3巻以降で扱ったチンコネタを整理してみました。 まずはこちらをご覧ください。 3巻 ・ 箱の中身はなんでしょう?(チンコ)(25話) 4巻 ・ちんこクイズ対決(28話) ・ちんこの森(30話) ・巨大キンタマ(35話) 5巻 ・仮想股間(41話) ・下町ロシュツレー(42話) ・ちんぽ今和歌集(43話) ・ちんこっくりさん(44話) 6巻 ・男性型スマートスピーカー(47話) ・チンデルセン(48話) ・チンコハンター(49話) ・ダヴィンチンコ・ペニスクリュー(51話) ・クチンコミ(53話) ・残留チンコ念(54話) 7巻 ・特別展ちんぽこ(55話) ・チンポランド王国(56話) ・チンペイ(59話) ・オペニ座の怪人(60話) ・チンポ月食(61話) ・オチンシュタイン(62話) ・うるちんこ米(63話) 8巻 ・チンポフィットアドベンチャー(64話) ・ちんポリスくん 創作秘話(65話) ・ちんポエムくん 誕生秘話(66話) ・チンポーカー(67話) ・イルミナティルポ(69話) ・ちんぽ甲子園(70話) ・チ利休(71話) いやぁ改めてまとめてみると本当にどうしようもないですね!! さらに最新巻(9巻)はオールチンポです 目次を見ればわかります(添付) どうしようもない下ネタが読みたい方はぜひご一読を!

じつろくたかされ
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