生きづらさを抱える主人公の前に「運命の相手」を名乗る男が現れる【最新話の感想・考察】
※ネタバレを含むクチコミです。
高3女子×傷心教師の恋のまねごと。鬼才・ルネッサンス吉田が描く年の差純愛。先生の部屋で見つけた女子高生の写真。なんか気まずそうな顔してキスしてきた先生。でも、奥まで触れ合ったら、何かが始まった気がする。写真の子は「酒飲んで飛び降りた」んだって。何回抱き合ったって、先生の心の中には今でもあの子がいる。ずるいな…。死んだ人にはどうやったって勝てないよ。先生、私は死なないから。先生をひとりにしないから。こわくないよ。ねえ、お願いです。 ……先生を返してください。 先生/予備校の英語講師。元カノを自殺で喪った過去からいまだ立ち直れていない。 遙/女子高生。両親が離婚した。彼氏と別れて「ちぎれるような恋がしたい」と先生にアプローチ。
女子高生と予備校講師の恋愛。
主人公が誰にも言わなかった親の離婚を先生に打ち明けたことから関係が始まる。だけど先生は高校教師だった時に付き合ってた教え子が自殺しちゃったことに未だに立ち直れないでいる。ふたりの恋のまねごとは悩みに悩んで浮き沈みが激しい。この混沌とした感情が描かれた物語にモノローグがすごく刺さる。
ママは夜勤/あの子は命日/真夜中/私はひとりぼっち/先生もひとりぼっち
絵と言葉がそれぞれに作用し合うことで得られる高揚感がモーレツに得られます。ご一読あれ!