なまこデラックス

幼い頃の曽根富美子と酒飲みの父親の話。
父親は炭鉱で働いていて、仕事中は寡黙で真面目に仕事をするんだが、一旦酒が入るとダメで性格が真逆になる。暴力を振るうとかではなくそこらへんで寝るわ歌うわで陽気さが限界突破するタイプの酒飲み(だけど寝坊はせずに毎朝きちんと出勤するのはマジですごい)

その父親の困った親父も曽根富美子の弟が祭りで緑色のヒヨコを買ってきたときの話では、作品の中では珍しく親として子供が可愛くつい決心が鈍ってしまう姿が描かれていて一番好きな話だった。
炭鉱街で変わり者も多く、その分子供ながら苦労したことも多そうなのも時折描写されるが、基本的にコミカルに描かれているので読みやすく面白かった。

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隣の家のお父さんの酒の荒れ方の方が嫌だなって思ったが、浅瀬で覚えれていたら奥さんが走って助けに来た話はいい話だった。

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彩愛のひと

彩愛のひと

『親なるもの断崖』曽根富美子最新作登場! 現代を生きる、性に傷つくすべての女性に捧ぐ。実親からの壮絶な性虐待を受け、大人になった女性・透子。利用価値がなくなり捨てられた彼女は、ついに限界を超え、街を彷徨い歩く…何かを求めて…… 「特別養子縁組」という生まれ来る子どものための制度を活かす支援団体を舞台に、様々な事情を抱える女性、家族への問いを抱える大人を描いてゆく。女性とは、親とは、子どもとは…… 現代社会に今も存在する“虐待”や“性的搾取”に正面から挑む!

レジより愛をこめて~レジノ星子~

レジより愛をこめて~レジノ星子~

貯金ナシ、頼れる旦那ナシ、最近は仕事の依頼もナシ。でもって、もう若くもナシ…。崖っぷち漫画家・レジノさんが、スーパーのパートで、毎日約300人分のレジを打つ中で生まれた数々のドラマたち。ドン底のドン底まで落ち込んでも、それでも働くのだ、「明日」も。 「働くこと」って、自分にとって、一体なんだろう? お金を稼ぐ、それだけじゃない「何か」が、漫画を通して見えてくる。

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