ボーイはガールにミーツする!
ピンク色のツインテール姿のか弱そうな女の子(おそらくこの子がナナ?)が表紙で、「無能」で「人類の敵」だなんて、どんなボーイミーツガール漫画なんだろうと敬遠していたものの、ふと読んでみた。 ザ少年漫画の主人公っぽい男の子だなあ。 こいつが強くなって人類の敵を倒すの? 過去の話はいいから、展開が早く進まないかなあ。 だらだら読んでいたのに、第一話が終わる頃には物語に引き込まれていた。 引き込まれたというか、え?え?え?と理解が追いつかなかった。 ボーイはたしかにガールにミーツした。 私の予想は合っていたし、間違っていた。 第一話を読むまでに躊躇した時間と対象的に、第二話へ読み進むのはとても早かった。 とりあえず一話だけ。この口コミを読んだあなたもあの衝撃を体感してほしい。
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読み始めると画作りの粗さ、セリフのチープさに悪い意味でWEB漫画らしさを感じてしまう。が、1巻のほんの半分も読めば掌をひっくり返すのに十分だった。明かされていくスリリングな世界観とエッジの効いた展開力に一度ハマりこんでしまえば、「陳腐さ」や「粗さ」だったはずの雑味はまるで裏返ったかのようにスパイスとなって牙を剥く(クラスメートたちの"ありがちな"能力設定も、ストーリーをより深いところで楽しむための助けにもなっている)。
公式拡材によるネタバレがエグいので(公式サイト上でのネタバレは削除されている模様)、コミックスまたはWEB連載で一気に読んでしまうことをお勧めしたい。というかこの作品ネタバレせずに紹介するの難しいyo…