思わず自分語りしてしまうほど、絶大な影響
封神演義 藤崎竜
封神演義は中国のお話が原作なんだって!
と友人から聞き、先のストーリーを知りたいと思った当時の私は図書館にあった「封神演義」に果敢にも挑戦、文字の多さにあえなく敗退した。
そして、漫画家という職業を尊敬すると同時に、毎週のジャンプを楽しみにする生活に戻った。
とはいえ、この漫画のお陰で中国に殷と周という時代があって、紂王と武王がいて、と簡単な中国史の始まりを知ることができ、歴史の授業でさらっと名称が出ればキャラクターの顔が思い浮かび、なんだか心浮き立つ気分を味わうこともできた。
四字熟語の「酒池肉林」も「封神演義」で知った。あれはなかなか衝撃的なビジュアルだった。
知らないことを自然と身につけることができる漫画のパワーって偉大だよなあと思う。
そして私が好きだったキャラクター・藤崎竜先生版の太公望といえば、ぐだぁっとしたマイペースな性格と、あのツノのような頭のかっこいい結び目、ほっぺたのカワイイZマーク。
イラストを描くときは真似してZをほっぺたに描くだけで、絵がものすごく下手な自分でも、カワイイ絵が描けた気がした。
さらに手足を大きくデフォルメして描く技を真似して、さらに上手になった気分を味わった。
周囲の絵が上手な友達は、先生が描くイラストの要素があった気がする。
他の方のレビューをみても、みんな思わず思い出すことがあれこれあるようで、絶大な影響を与えた作品だと思う。
封神演義
雷震子の空気さがちょっと悲しかった笑
もう少しメインに絡んでくると思ったんだが