表紙から想像出来ない内容だ。
表紙から想像出来ない内容だ。 良い意味で裏切られた。こういうの大好き
三千人にひとり「鬼」のいる日常。「鬼」には「先天性頭部突起症」という名前がつけられ、節分の風習もなくなった。周囲に気をつかわれながら生きている鬼の女子高生・崎、崎のことが気にかかる同級生・ゆいこ、「突起症の天才少年」という過去を引きずるチェロ弾き・真央、かつて「鬼」だったがツノを切除した奥富、「鬼」を嫌悪する崎の担任・端場――――「鬼」という存在が浮き彫りにする人間の弱さと強さの物語、5篇を収録。
表紙に惹かれて読んでみたら面白かった。設定は割と他の作品でも似たようなものがある(九井諒子のケンタウロスのやつとか庄司創の白馬のお嫁さんとか)けど、PCに配慮している感が露骨過ぎて逆に偏見の塊なんじゃないのっていう人たちが出てくるところがえぐい。