ヒト科ジョシモドキによる美の考察
人は見た目が100パーセント 大久保ヒロミ
作者さんの想定通り、漫画で読んで勉強になる。
勉強になるだけでなく、おもしろく読める理由はやっぱり、おしゃれ研究の結果がまるで、自分自身がやったあとの結果を見ているかのようだから。
私だって願わくは、朝の登園時間帯にすれ違ったお子様連れのお母様のように、ばっちり素敵メイク&素敵ファッションをして過ごしてみたい。
子どもがいて、さらにばっちりだなんて、何時から起きているんだろう。
でもあのお母様のようなゆるふわヘアーはボサボサヘアーになるし。ボサボサヘアーといっても、ほんとのボサボサヘアーはそんなレベルじゃないし。
メイクは作中でサラっと書かれていることがわからないし。
シャツインしたら垢抜けるってレベルじゃなくて、幼児のようなシャツ入れすぎよ!状態だし。
もし、同じおもしろTシャツを着ても、私は部屋から出てはいけない服装で、彼女たちはおしゃれなファッションウェアになるんだろう。
どうやっても、あのお母様に近づける気がしない。
作中、内面にいるおじさんらしさがいけない!という話をしていたところで、「そうなんだよねえ、でもこの人を追い出すってどうやるの。根付いて一体化しているよ?」と思いながら読んでしまった。
総務課に属するような性質の人たちは、この漫画をどんな気持ちで読むんだろう。
人は見た目が100パーセント
毎度総務部の女子に打ち負かされるオチがおもしろい