マンガの極み
本人は「4ページで何が描けるかっ」とか「コマの割り方が…ほーんとーにムズカシイ」とか言ってるが、そんな苦労は一切感じさせない筆致。マンガ界のレジェンド達との交遊録、壮絶な戦中戦後のエピソード、日常のちょっと情けない話、それらが重層的に積み重ねられ、時間と空間を行き来する濃密な読書体験となる。日本に帰ってきて親戚と再会する場面は思わず胸が熱くなった。
ジョーも松太郎もてつやから。名作の裏に… いつしか老作家となったマンガ家・ちばてつやは、様々な社会的役割を務め多忙だった。だが… ある日、コミック雑誌から執筆依頼が来た。最初断ろうと思ったちばだが、その脳裏には幼い頃の満州の物凄い夕焼け、人生の節目で出会った素晴らしい人々、そしてどんなときも不器用に苦しみながらマンガを描いてきた自分の姿が去来する。オールカラーショートコミックで描く半生の記。ちばてつや18年振りの最新作、今ここに結実!
1コメ目に「小梅小学校」と学校名が出ていたから調べてみたら、ちばてつやの母校なんだね。
ちばてつやの「ぐずてつ日記」には小梅小学校に取材に行ったときのことが書かれている。今回登場した木内くんとのことも。
ワシは中国から引き揚げてきたあと、一年間は千葉県の飯岡小学校にかよい、3年生から、墨田区の小梅小学校に編入したあと、卒業したんだよ。そこで、マンガが大好きな友…