れでぃあんどおーるどまん
あらすじ
1963年、ロサンゼルス郊外。好奇心旺盛なダイナーの娘・シェリーは、ある日、100年の刑を終えて出所したという老人と出会う。旧収容棟の「最後の住人」と噂される彼の正体とは……。 時に事件に巻き込まれ、時に事件を解決しながら、街から街へと渡り歩く二人組──彼らの通り名は“レディ&オールドマン”!
さんじゅうよんさいむしょくさん
あらすじ
34歳。一般に働き盛りと言われる三十代半ば。その人生の最盛期に彼女は色々と思うことあって「1年間何もせずにいよう」と決めます。でもって始まる無職ライフ。新しい掃除機に一喜一憂したり、夜の街に耳を済ませて銀河鉄道に想いを馳せたり…急がず、焦らず、働かずな無職さんの日常をそっと覗いてみませんか?
じょりゅうひこうしまりあまんてがっつぁのぼうけん
あらすじ
第1次世界大戦は航空機のめざましい進歩と、銃後の女性の社会進出を呼び覚した。新時代の空を駆ける女性パイロット、その名はマリア・マンテガッツァ! 行方不明の英国諜報部所属の父を求めつつ、危険な空域も、美しい天空も、さらなる冒険をいとわず、今日もそして明日も、飛びます!
えいごばんめたばろんず
あらすじ
思考力と独創性の両面で非常に大きな世界で語られる家族、犠牲、サバイバルに関する大規模なスペースオペラ。『アンカル』の究極の戦士の魅力的な血統を主軸としたメビウスとホドロフスキーによる一読すべきカルトスピンオフ。このコレクションはメタボルンの血統を紹介しつつ、深く根差した彼らの主義の起源を暴く。一族の巨額な富の源を見つけ出し、なぜメタボルンが人口脳科学による移植を行ったのか、そしてなぜ次のボルンになるただ一つの道が、死闘の末、自らの父を倒すことであったのかを知る。それぞれの歴代の世代が、拝金主義、支配、テロによって堕落したギャラクシーにおいて、対峙するため集積された部隊に打ち勝つため奮闘する。
仕事を失った34歳の女性、バツイチ子供と別居……その「無職さん」は、一年間「何もしない」と決めて、安アパートで一人暮らし。 この作品は物語というよりは、生活の描写をひとつひとつ積み重ねる。それは淡々としていながら、かなり心が痛くなる。 仕事の無い平穏なはずの生活は、気楽さの中に意外な程の腹立たしさ。何度も描かれる、ぼんやりした無職さんの小さな失敗。それを見てモヤッとする私も、実は同じ事を日々している事に気付けば……ああ、無職さんは、私だ。 無職さんに大きなカタルシスは望めない。小さな喜びと不幸がランダムに訪れる日々。しかし彼女は暮らしをきちんとしようとして、それが達成できた瞬間「ちゃっ」とポーズを取る。この時、妄念に満ちた私の心に、リアルな身体感覚が蘇る。これは殊の外、清々しい。 ただ普通に生きる事が難しい……無職さんはそう嘆く。独り身でも〈一人で〉生きている訳では無く、人との関わりに苦しむ事からは逃れられない。それでもなるべく自分の在りたい様に、休むも歩むも自分で決める。 そうして人生を自分の物にして脱力している無職さんの在り方は、私の肩の荷を少し、降ろしてくれた。