ちくちくうにうに
あらすじ
純情な小学三年生ウニのシンジ。ませた小学三年生ウニのトモヤ。強欲なウニ分校教師のウニ先生。シンジの同級生である杉村ハルコは人間で、ジェニファーはタコ。なんでも屋をしている文治おじさんはクラゲで…。シジミ汁港やアサリ汁ヶ浜といった不思議世界を舞台に繰り広げられる吉田戦車の少年少女向け(?)ギャグの数々! 可愛らしい絵本のような装丁で話題を呼んだ「少年サンデーゴーゴーコミックス」版、堂々の登場!!
しゃっふる
あらすじ
刺青を刺させたら右に出る者がいない、稀代の彫り師、彫若こと銭形エイジは、父親の借金8億5千万円を肩代わりすることになってしまった。とにかくお金を稼がなければいけないエイジは借金返済のため、奔走する!
わたなべ
あらすじ
2万光年彼方の「カナーイ星」からやってきた異星人、「ノウモ・カナイータ・キッテ・ヤラカーシ・ホイ・オートイゴンス」略して「ワタナベ」。地球人の家庭へのホームステイを希望していたワタナベは、団地に住んでいるある家族の元に転がり込むが…!?
ここではないどこかに行きたい。日常がいつか終わることを、漠然と夢見ていた時代の空気というものが、かつてこの国にはありました。それはバブルと裏返しの虚無感のようなものでしかないのかもしれませんが、この作品に漂う諦感と、正反対の馬鹿馬鹿しさは恐らく表裏一体だと思います。 主人公の妙子は自分の日常にうんざりしていて、でも遠くへ行くことも出来ません。彼女の前に現れたのは、宇宙人を名乗るボディスーツに身を包んだ「ワタナベ」。 少し不思議な非日常の物語は、良くも悪くも時代の空気を感じさせてくれます。 あの時代を知っている人間には、恐らくどこか懐かしく感じる作品だと思います。そして、あの時代を知らない人が読んだらどう感じるのだろうかと、バブルから遠く離れた令和の時代に考えたりもします。 日常は終らない。多分、だらだらと続く。でも、そんな中でもきっと素敵なことは見つけられる。今、自分が出せる回答はこんなもんかと思っています。