あらすじ
多くの学年誌にまたがって連載された『五郎の冒険』が現存する雑誌掲載時のカラーページ、扉ページを収録し完全版として電子書籍で登場!! 五郎のおじさん・多良良博士が発明したのは自航機(タイムマシン)。春休みを利用して、五郎はおじさんと自航機に乗り、時間と空間を超えた大冒険に出かける。
あらすじ
あらすじ科学者トッピ博士に造られたロボットは、開発者のトッピ博士すら扱いに困るほどドジだった!!そんなロボットが階級章に星のない“三等兵”として軍に入隊したことから始まる珍騒動の数々とは――。漫画史上、類のない戦争コメディー、開戦!!解説トッピ博士に造られたマイペースなロボットくん!!ロボットのくせにドジで食いしん坊で怠けもの、でも出世はしたい“人間くさい”彼が戦時下で繰り広げる抱腹絶倒のドタバタコメディーここに復刻!!笑い話のような不条理を材料に、ツッコミとボケを入れる作風を得意とする前谷惟光の代表作といえば、やはり『ロボット三等兵』であろう。今回は「少年クラブ」連載以前に刊行された11冊の貸本漫画を復刻した。この貸本版『ロボット三等兵』は“ロボットシリーズ”で最初に発表されたものであり、注目すべきことに後の前谷作品でおなじみのトッピ博士やごくらくコンビ、パカ助などが登場する。つまり本作は“ロボットシリーズ”に限らず全ての前谷作品の原型である作品、といえよう。ロボット三等兵が繰り広げる“牧歌的な”戦争ギャグを楽しんで欲しい!
あらすじ
「冗談いっちゃいやだわよ」頃は幕末――。桃からうまれたロボット桃太郎は、鬼退治に失敗して家を追い出されてしまい……?天下一品! ロボットくんの珍無類の大活躍!!【解説】前谷惟光の貸本作品傑作集第21弾は――、1959年から61年にかけて寿書房で刊行された『ロボットくん』を全2巻に完全収録!<ロボットくん 上巻>幕末生まれのロボット桃太郎! 勤皇派の密使になったり、新撰組に襲われたりと勤皇・佐幕入り乱れる京都を駆け抜ける!!新時代を迎え、子亀を助けたことから竜宮城へ向かうが竜宮城から地上へ帰ると、何十年も過ぎて戦後日本になっていた!ロボット桃太郎にどんな運命が待ち受けるのか!?
あらすじ
トキワ荘時代の意欲作初、すべて単行本化! 1950代半ば頃に発表された最初期のSF作品に加え、同時期のミステリー、冒険作品なども収録。第2期の『初期少女・幼年作品』に並び立つ貴重な一冊。古き良き空想科学漫画の香り高い、藤子・F・不二雄SFワールドの源泉を奥深くまで堪能して下さい! 解説/二階堂黎人
あらすじ
【本書籍は期間限定発売商品です】ホラフキ博士こと、洞福博士が子どもたちに語り始めた「黄金都市」の出来ごと。外部の者を寄せつけない黄金都市では、男性は仕事もせず働くのは主に女性で、市長も役人も兵隊も女性の仕事。ある日、冬に備えての食料が底をつくことがわかると、男性たちの排除が決議されたのだが!? 初出:原作:手塚治虫 絵:横山光輝『黄金都市』(少年 1955年5月号 初出/光文社)※本文データは『黄金都市』(発行:小学館クリエイティブ)を底本に使用しています。
あらすじ
【本書籍は期間限定発売商品です】町の領主・フック伯爵の子息・ピーターが、瓜二つの顔のギャングに襲われた。ギャングと間違えて警官に捕らえられたピーターは、20年の刑期で投獄されることに。ギャングはピーターになりすまし、やがて領主の地位に着くと傍若無人の振る舞いに出るが…。本作『仮面の冒険児』(原作:手塚治虫 絵:横山光輝)の初出は1956年「少年クラブ」増刊号。同タイトルの手塚治虫オリジナル作品は1948年に単行本(東光堂)で発表。※本文データは『黄金都市』(発行:小学館クリエイティブ)を底本に使用しています。
あらすじ
記念すべきデビュー作を完全収録! 初の単行本&唯一の描き下ろし作「UTOPIA 最後の世界大戦」(1953年)が、総2色ページを完全再現してついにお目見え! そして長らく総本数が不明だった幻の初連載&漫画家デビュー作「天使の玉ちゃん」(1951年)全26本を初収録でカップリングする、ファン必携の超記念巻! 解説/藤子不二雄A。
からーばんきたるべきせかい
あらすじ
全ページを新たにカラー化! 山田野博士が馬蹄島で発見した奇妙な人型の生物は、みずから「フウムーン」と名乗った! 一方大国スター国とウラン連邦は一触即発の状況で… 手塚治虫のSF傑作がカラーで登場!
じゅうさんごうはっしんせよ
あらすじ
ライガーという犬を実験用に乗せた人工衛星が海岸に打ち上げられ、水爆の放射能の影響を受けたライガーは恐るべき破壊犬に変貌。戦車もロケット砲も通用せず、ライガーは街を破壊しつつ、飼い主の江戸川博士の家へと。そして江戸川博士と息子の京太郎に危機が迫った時、博士が作った13号が現れ、博士たちを救った! だが、その13号の操縦機を狙う悪党が…。
じゃんぐるたろ
あらすじ
水爆実験にまきこまれて南海の孤島に漂着した太郎少年を待っていたのは、地底深く眠る一大ウラニウム鉱脈だった!!日本人少年ジャングルタロと、仲間の動物たちが大活躍する手塚版ロビンソン・クルーソーの世界!
ぼうけんきょうじだい
あらすじ
密書をワシントンへ届けるべく、海をわたった少年剣士嵐タコの助は、宝の地図をめぐるあらそいにまきこまれてしまった!宝をもとめ、タコの助は世界じゅうをかけめぐる!大きな夢がひろがる奇想天外大冒険物語!!
ぼくのそんごくう
あらすじ
石から生まれた石ザル孫悟空が、ふしぎな術を身につけて強くなった。そして、はるばる天竺まで、お経をとりに行く三蔵法師をたすけ、襲いかかる妖怪どもを相手になかまたちと大あばれ!痛快無類の手塚版西遊記!
すりるはかせ
あらすじ
来日したヒンズー国の殿下暗殺のため、爆弾がしかけられた!さがしまわるスリル博士。だが、爆発の時は、刻一刻とせまる!スリラー好きの医師一家が、つぎつぎとまきこまれる難事件の謎をとく、痛快科学冒険漫画!!
ひょうたんごま
あらすじ
南極に住むオングル族の娘、駒子が東京へやってきた!都会生活にまきこまれた野生の娘が大騒動をまきおこすユーモア漫画「ひょうたん駒子」。他に、昭和三十年代前半の世相を軽妙に描いた「週間探偵登場」を収録。
ろっくぼうけんき
あらすじ
地球に異常接近した謎の惑星ディモンそこは石油の海があり、鳥人に支配された奇妙な生物の世界だった!ディモンにおきざりにされたロックと大助の冒険がはじまる!豊かな想像力でえがく傑作SF漫画!
しんせかいるるー
あらすじ
タイムカプセルにとじこめられた男は、どうやって生還したか?「ルルー」をかく漫画家ロックを脅迫するのは何者か?そして、新世界ルルーとは……?待望の名作「新世界ルルー」登場!他に「黄金都市」を収録。
ふぃるむはいきている
あらすじ
漫画映画の製作に情熱をもやす宮本武蔵と佐々木小次郎!武蔵の努力か、小次郎の天才か……ふたりは、どちらがよい作品を作るか競争をはじめた!手塚先生が、アニメーションに対する愛情をこめて描く青春感動編!!
まじんがろん
あらすじ
神か、悪魔か!?突如地球へ降りたった巨大ロボットをめぐって世界は大混乱におちいった!!地球滅亡のカギを握る“ピック”とは何者なのか?ケン一少年と敷島博士はその謎を追う!!SFロマンの傑作、ここに登場!
てつわんあとむべっかん
あらすじ
アトム復活の物語からアトムの最後まで、ブラック・ジャックやビッグXなど手塚漫画のキャラクター総出演で贈る傑作バラエティー。各種の雑誌、新聞等に掲載されたアトムのエピソードを集めた“アトム番外編”第1巻!
すーぱーたいへいき
あらすじ
22世紀の赤ん坊が江戸時代に置き去りにされた!?女スリに育てられたその子、駒助は未来の科学を学んでいった!江戸の町に危機がおとずれ、駒助の奇妙な機械が役に立つ日がやってきた……!!傑作SF時代漫画!!
まんがせいぶつがく
あらすじ
オホン、わがはいがこの授業の講師を務めるナンデモカンデモ博士である。チョットそこのキミよそ見をしちゃいかんよ。きょうは「生物学」と「天文学」の両テーマじゃ。おもしろくてためになること確実。それでは講義開始!
まんがだいがく
あらすじ
漫画ファンの諸君、「漫画大学」に入学してくれたまえ!校長兼用務員のナンデモカンデモ博士のユニークな講義から、漫画のすべてを学ぼう!制作例の作品も傑作ぞろいだ!名誉のほまれ高い、異色の漫画学講座登場!!
つみとばつ
あらすじ
貧乏学生ラスコルニコフは、金貸しの老婆を殺してしまった!犯した罪の重さに苦しむ彼のまえに、天使のような娼婦ソーニャがあらわれた……。ドストエフスキーの名作文学を、みごとに漫画化した不朽の名作!
べんけい
あらすじ
京の五条の橋の上、夜ごと刀狩りをしていた弁慶が、牛若丸の家来になって大活躍!!おなじみ源平合戦記から、立ち往生まで、あばれ坊主の生涯を軽妙にえがく、傑作時代劇「弁慶」!他に「後藤又兵衛」を収録!!
ドフトエフスキーの同名小説を手塚治虫が漫画化した作品ですが、まず驚くべきことは文庫本で約1000ページ以上ある原作を実験的なコマを使った省略方法や圧倒的な構成力でたった131ページにまとめ上げているという点です。 ストーリーや登場人物の役割などを一部アレンジはしていますがおおよその筋道は追えるようになっており、またストーリーを追うだけでなく登場人物たちの切迫感や物悲しさをあくまで子供に読んでもらうためのものなのでコミカルな描写も入れながら構図やセリフで見事に表現しています。 特にラストの見開きページでは、それまでの主人公ラスコルニコフの個人的な物語から視点が広がり世界全体の様子が描かれますが、これを絵の力のみで悲劇的にも喜劇的にも取れるように描いており、手塚治虫の表現者としての圧倒的な才能を垣間見ることができます。 私は先に原作を読んでから今作を読みましたが、未読の方でも全く問題はないと思います。また、原作を読んだという方にも手塚治虫が罪と罰をどのようにまとめあげたのかという点と原作とは違ったラストをどう読み解くかどういう点でも非常に興味深い作品になっています。