ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90km!!アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道、驚異の激コギ!!ワクワクの本格高校自転車ロードレース巨編!!
ケンカだったらレアル相手でも楽勝!!腕に覚えのある“ワル”が集まり、“県内最強軍団”と皮肉られる市立蘭山高校サッカー部。その奇跡の物語が始まる。熱き心を取り戻せ!!本格高校サッカー巨編!!
研ぎすまされた頭脳と不屈の気迫を併せ持つ生粋のギャンブラー、その名は白鷺杜夢!!閉鎖されたエリート学園でくりひろげられる、超絶能力を持つ美少女たちとの100億円を賭けたギャンブルの行方は!?
ヤンキーなのにシャバいフリ!?筋金入りのヤンキー一家の次男坊・難破剛!!家族にナイショの二重生活ももうすぐ3年目、クラスメイトらに生徒会長候補へと担ぎ出され……!?
最高のギャグがさらにパワーアップしました!!新キャラ&新設定であなたのド肝を抜きまくり!!
大日本全学連合会とは中学・高校生のみで運営されている組織であり、全国5043校を支配下にもつ、俗に言う「番長連合」である。この物語は3年に渡るその創設における伝説の軌跡である!!全国制覇を目指す少年たちの抗争、そして友情を描く究極のヤンキーコミック!!
練習、練習、また練習!!野球に懸ける中学球児達が贈る、さわやか青春物語、ここにプレイボール!!涼山中野球部に揃って入部した番太郎と土山。中学野球のレベルの高さにとまどいながらも奮闘するふたりに、監督・鬼頭が不慣れなポジションへの変更を命じて…!?
筋金入りのヤンキー家族の次男坊・難破剛は高校入学を機に、家族には内緒で普通の高校に通い、脱ヤンキーをめざすが……!?激バカヤンキードリームコメディー!!
バレー少年・天馬。だが彼が進学を決めたのはバレー無名校。そしてバレー部は“将軍”と名乗る監督が支配する風変わりなところだった!!強烈アタック!笑いをレシーブ!!熱血高校バレー漫画開幕!!!
「ラーメン」を知らなかった少年・榊太陽は、生まれて初めて食べたラーメンに虹を見た……!!奥深いラーメン作りの道を歩む太陽。本格ラーメンマンガ、熱いうちに召し上がれ!!
週刊少年チャンピオンで連載された至極のダーク・ファンタジーが、待望の初コミックス化!!人間誰しも生きてるうちに切りたいモノや人が溜まってゆくもの。そんときゃジョギリ屋ジョーを呼べばいい。願いのお代に、我が身を切られる覚悟があるならば、ジョーの鋏が憎きアイツをまっぷたつ!!
小沢亜穂15歳。世にも珍しい“両刀投げ”を引っさげて、高校野球界に“アー坊旋風”を巻き起こせ! アー坊・花ちゃん・のりっぺの幼なじみ3人組と愉快な仲間たちが紡ぎだす「青春☆トキメキ野球漫画」第1弾!
ダメ高校生・蟻川義介の元に来たロシア人美少女メイド、ソーニャ。彼女が持ってきた“縁結び”の御守りこそ大企業ドラグーンの後継者候補の証だった!! 勝ち残れるのか、御守りバトル!!!
知らなかった…、スゴかった…、そしてアツかった!偶然出会った“かるた”の世界。そこはスゲー奴がシノギを削る、究極のバトルの戦場だった!格ゲー日本王者・軽部太一、“かるた”の世界で“宇宙イチ”を目指せ!
新刊が出るたび読んでいるが、現時点で56巻まで出ているので序盤の熱量をもう一度確認したくなって読み返してみた。 やはりすごい熱量。 読んでいるだけで体が熱くなってきて今すぐに自転車で飛び出したくなる。 高校に入学した小野田坂道が自転車競技に出会い、隠された才能を発揮し、のめり込んでいく熱血青春スポーツ漫画だ。 この漫画のすごいところは、話の導入部分がものすごく丁寧で、違和感なく自転車競技というものに興味を持たせられるところだ。 主人公の小野田坂道は自転車になんか全く興味がなく、アニメ研究会に入ろうとするが人数が足りず休部になっていて部員勧誘をするも集まらず途方に暮れていた。 まず、主人公が自転車に興味がないのがポイントで、多くの読者と同じ目線に立っているのでとても共感できる。 そして、アニメ好きで節約したいからといって千葉県から秋葉原までの約45km、往復90kmをほぼ毎日ママチャリで走っているという。 もう、自転車に向いてそうで才能を発揮してくれそうな説得力あるエピソードが分かりやすい。 同世代ではトップレベルの自転車やってる同級生が、偶然学校前の激坂を歌いながらママチャリで登る小野田を目撃し、ハンデ込みで勝負を挑むが、僅差で小野田は負ける。 しかし、全くの素人相手に僅差の勝負だったことで、彼は小野田の才能を認め自転車部に勧誘する。 ここでいよいよ自転車の才能があることが発覚してきて、あとはそれを疑う周囲の人に実力を見せつけるのみとなってくる。 ここから面白いのが、小野田の成長と、ママチャリと自転車レースで必須な速く走ることに特化したロードバイクとの違いを丁寧に描いていくのだ。 まず、適切なサドルの高さにすることでこぐ力が完全に伝わり、ギアがつくことでさら速くなる。その感動を喜びの新しい発見の感情として表現してくれている。 そして、ここまではまだママチャリだったが、レースに参加することでギアとかサドルとか関係なく完全なロードバイクとの性能差を見せつけられ愕然とする。 しかしここでママチャリですらかなり速かった小野田がロードバイクを手にすることで爆速となり部員をごぼう抜き! ここまでで自転車競技用のロードバイクってすごいんだ!乗りたい!となるほどに分かりやすく描かれている。 そしてここから小野田本人の成長物語へと移行していき、1年目のインターハイが終わるまで30巻近く使う。 これって、実はあのスラムダンクと似たような構図なのだ。 バスケに興味が無い桜木花道、異様なジャンプ力を発揮し才能がチラつき、バスケの勝負のアツさや桜木花道の成長を描いていき、インターハイを描き終わるのに約30巻。 4月~インターハイの終わりまでの短期間をここまで濃くアツく描けている点など共通点がたくさんある。 これで名作にならないわけがない。 そしてスラムダンクは熱量が下がったその後を描きたくないとのことでそこで終わったが、弱虫ペダルはその後もきっちり描き、2年目のインターハイもものすごくアツい展開になってきている。 僕たちはいま、後世に語り継がれる伝説的な漫画が誕生しつつあるリアルタイムの連載を追えていることに幸せを感じた方がいいのかもしれない。