ひみず
あらすじ
人生って、とんでもねえぇぇぇ――!!超極端な不幸に巻き込まれずに生きる、ズーズーしき「普通の人間」たち。そんな彼らに憧(あこが)れつつも、激しい憎しみを抑えきれない中3男子・住田。彼の悩みは、「自分にしか見えないバケモノ」にとりつかれていることだった……。メガヒットGAG大作『行け!稲中卓球部』から一貫して、「人生とは何か?」というテーマを問うてきた漫画家・古谷実。その魂をつぎ込んで描き出される、圧倒的な「絶望の世界」!!
小生「稲中」も読んだことない勢だったので、
本作が世にいう「今までの古谷実とは違う」というのを先入観もなく読んだ。
そんで、読んだ感想だが、率直に言うとよくわからなかった。
主人公・住田が結局何をしたいのかわからず、周囲の人間、女子中学生・茶沢がなぜ彼に好意をよせ、友人・夜野はなぜ彼に尽くすのか、時折でる主人公にしか見えない化け物は何を象徴しているのか?など不明なまま4巻駆け抜けた。
自分の読解力がないだけかもですが…。
ただ登場人物たちの、何気ない瞬間にわきおこる殺意や欲の吐き出し方は、すごく唐突でこの表現には驚いた。
こういうのは衝動的で、細かい動機なんてないのか?と考えると、妙にリアルだと思う。
普通ではない、普通になれない少年・住田のどこまでも救いがない悲哀に満ちた物語。
なんとなくわからなかったが、読後もひっかかかるものがずっとあるので、時間をあけて何回か読み直したくなる魅力があると思います。
すべてにいやがーる
あらすじ
ちょっと気になる女のコ。ちょっとヤんでる女のコ。「生きるってつらいこと……」そういうキミにオレは何ができるだろう。山田料詩(りょうじ)、東シナ海高にやってきた転校生。そこで驚くべき女のコ・鳥井あすみと出会った。彼女の頭には1本の矢が刺さってる……。完全にクラスから孤立している彼女のことが気になって仕方ない料詩は、彼女の日常を追っていく。でも、どうやら一日やそこらで、わかるような女のコではないようだ!
ずっとさきのはなし
あらすじ
『ドラゴンヘッド』『バタアシ金魚』などなど手がける鬼才・望月峯太郎、初の短編集!もちろん全作品が単行本初収録。しかも加筆・再構成・着色などにより、クォリティも大幅アップ!!ジャンルは、SF・ファンタジー・コメディ・ルポ漫画などなど……多岐にわたっておるのです!「僕ちゃん」1991/「ブッとばすわよっ!」1992/「トゥルーラブ」1994/「COLOR」1988~89/「リリカルロボット」1995/「ずっと先の話」1989――そのほかいろいろレアな傑作を収録!
ほぐしやしょう
あらすじ
これが魔性の「フィンガーテク」だ!!出張マッサージで、心もほぐれるモミモミストーリー!!ストレスだらけのキャバクラ嬢に、熟女人妻、不感症ギャル……悩めるバディは、誰でも歓迎。天才マッサージ師・苅谷捷(かりや・しょう)が、依頼人(ほとんど女性)の体の“コリ”はもちろんのこと、心の“コリ”までほぐしやしょー!『工業哀歌バレーボーイズ』の村田ひろゆきがお贈りする、ちょっぴりHなドタバタ喜劇!
たべれません
あらすじ
食わず嫌いはいけません、読むと病みつきクセになる。脱力系ギャグがお好きな方にゆる~くお勧め!にーの、金井くん、クイズ仮面、ファイバー戦士、パピポ‥‥下ぶくれのキャラクターを思い出したら、キミも風間やんわりに、いや板橋区赤塚にどっぷり漬かってる!?ワイドKC『食べれません』1~8巻をギュギュッと凝縮!風間やんわりが自らセレクトした、板橋区赤塚系GAGの決定版!
ようきひさくひんしゅうしんそうしんり
あらすじ
瑞々しい感性で描く珠玉の短編集。1993年から2001年にわたって執筆した10作品を収録。作者本人による各作品の解説付き。着想や執筆の背景などが当時の思い出とともに書き留められています。