生きものマンガの感想・レビュー871件<<1213141516>>ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。喋るタヌキと暮らしたい #推しを3行で推す山野さんちの終末事情【電子限定描き下ろし漫画付き】 橋本晴一野愛仕事辞めて酒飲んでるときに喋るタヌキがやってきて、世界を救うために俺を食ってくれと言われたらどうしよう。 世界救うのも面倒だし、かわいいタヌキ食うの嫌だし、なあなあにしてタヌキと一緒に暮らしたい。 急に選ばれし者となり、喋るタヌキを食わなきゃいけなくなった山野さん。しかも喋るイヌとキジも食わなきゃいけないらしい。 なんやかんやありお金を稼いでくれば食ってやってもいいと条件をつけタヌキとイヌとキジ(神獣なので変身できる)を働かせることに成功しているので、山野さんの生活めちゃくちゃうらやましい。 食うという条件さえ回避できれば、かわいくて金を稼ぐ動物と暮らせるなんて最高すぎる。 ここから世界を救うために闘ったり食べたりなどの辛いシーンが登場しないことを祈るばかり……。 ストーリーの盛り上がりなんてなくていいので、お部屋の中だけで平和にわちゃわちゃしててほしい。絶対食わん。17話がピークではないクマ撃ちの女 安島薮太starstarstarstarstartoyonekoクマ撃ちの女。タイトルどおりの内容の漫画です。女が北海道でヒグマを撃ちます 1巻はヒグマ猟の一般的な話。主人公(チアキ)にクセがあり,少しイラッとする方もいるかも 2巻に収録されている17話は主人公の過去話。あまりにも怖すぎるとTwitterなどで話題になりました https://twitter.com/poranchan/status/1182524075610009600 ただ,私はこのあとの話を追ってませんでした また,正直,このへんがピークでは…?という感触もありました ところが,その後も連載は続き,最新刊はもう7巻 一体どうなってるのだろう…?と思って続きを読んでみると,3巻以降は,それまでとは少し方向性が変わって,さらに面白い物語になってました 3巻では,平気で法律違反をするヤバげな「師匠」が登場し,チアキとの考え方の違いが描かれます 4巻以降で,チアキはクマ撃ちの技量や覚悟を高めていき,一方で,チアキの精神的な危うさ/アブなさも描写されるようになります(特徴的なのは32話) 5巻では狩猟犬が登場します。カワイイ…狩猟犬カワイイ… また,4巻くらいから,猟友会の面々が登場するようになり,チアキの世界/人間関係は広がっていきます(本格的なのは6巻から) 最初は,クセがあるうえ無鉄砲なばかりで,正直,あまり魅力的とはいえなかったチアキが,様々な経験の中で,どんどん魅力ある主人公になっていく(又は読者がその魅力を理解できるようになってくる)というのが,3巻以降のストーリーです なお,6巻まではアンリミテッドの対象です。途中で読むのをやめてしまった方も,また読んでみることをおすすめしますウサギがどでかいでかウサギ飼いました【描き下ろしおまけ付き特装版】 オザキミカ野愛OLの田中さんがでかいウサギを飼うだけ。 お腹が空いたら突進するしワガママだしとんでもなくでかいけど、もふもふでかわいいです。でかいぶんかわいさも上がってます。 ウサギかわいいな〜と思っていたら同僚のイケメンにウサギ飼わない?と勧められ、やってきたのは部屋の3分の1をしめるほどのでかウサギ。 マイペースでツンデレなウサギのぴょん吉に癒されるどころか振り回される田中さんが微笑ましいです。 玄関から動かないとか食べすぎてお腹こわすとか、あるあるな話題でもでかいだけでかわいさが増すから不思議です。 一緒に暮らすのは大変そうだけど一度もふらせてほしいです。 蟻の目線・鳥の目線、そしてタヌキの目線お前、タヌキにならねーか? 奈川トモさいろく死ぬくらいなら、タヌキになってみねえか? すごい。 幸いにも私は死のうとすることなくこれまで過ごせているけれど、羨ましい。 死のうとしている登場人物たちに対してタヌキがちょっと目線を変えた世界(タヌキの目線だけど)を見せてくれる事で、思いとどまったりタヌキになりたくなったりするという心温まるストーリー。 タヌキも可愛いし、内容もほんわか気味でとても和む。良い。中毒性高い「散歩」劇今日のさんぽんた 田岡りき六文銭『吾輩の部屋である』が謎に好きだった私。 その著者の新作ということで手にとったが、これも最高だった。 そもそも『吾輩の部屋である』が、基本的主人公1人が悶々としながら独り言している会話劇?(会話じゃないが)が面白かったのだが、 本作も、基本フォーマットは同じで、犬と散歩しながら一人で話している構図。 それもたわいもない、自販機がどうのとか、この道は通ったの通らないだの、受験勉強がどうのとか、ホントにたわいもない話を延々とする。 それに犬のポン太がモノローグでツッコむ感じ。 たったそれだけのことなのに、すごい中毒性がある。 1話が短くて物足りなく感じるのも理由の1つだろうが、それ以上に著者の日常にあるちょっとした疑問などの着眼点が面白いからだと思う。 ガードレールのつなぎ目のルールとか、この本読まなかったら一生知らなかったと思う。 主人公・りえ子もちょっと残念というか、イタイというか、そこに加えてコミュ障なところもいい。 それに、ポン太が冷静にかつ鋭くツッコむの良い感じです。 時系列がバラバラで、各話いろんな時代のを断片的に描く形式なので、どこかの話とつながっているのも、また楽しいです。 まだ3巻ですが、謎の中毒性があって3回くらい通して読んでしまいました。転生したモフモフが試される大地の人々を温める話北の砦にて(コミック) 草中 三国司 明野たわさいろくまるでシベリア(行ったことないけど)のような雪国の兵士たちを、元現代日本(?たぶん)で若くして死んでしまった人間(たぶん女子)が転生した雪の精霊が癒やしまくる、というただただ和む話。 雪の精霊なのに見た目は小ぎつね、人の姿になれるまでには修行が足りないぜ、みたいなモフモフが主人公で、モフモフで癒やされる人々は過酷な環境の兵士達。 絵柄がちょっと女性っぽさが強いけど慣れればこれはこれで◎ 猫ちゃんによる毎日ラーメン健康生活猫舌らあ麺 【かきおろし漫画付】 魚乃目三太野愛もっちもちのでかい猫がラーメンを食べ歩きしてます。 人よりたくさんフーフーしながら、幸せそうにラーメンをすする姿がたまらなく可愛いです。 猫ちゃんが訪れるのは実在するラーメン店で、お店の歴史やご主人の半生などもしっかり描かれています。 悲しみや苦しみを乗り越えて人々に愛されるラーメンができたんだなあと胸が熱くなります。 歴史を知ると猫ちゃんの表情もより幸せそうに見えてきます。 巻末にSUSURU TVとのコラボ漫画がありますが、SUSURU TVに猫ちゃん出てくれないかな……動いてるところが見たいので猫ちゃん実在しててほしい!ざつ旅-That’s Journey-の感想 #推しを3行で推すざつ旅-That’s Journey- 石坂ケンタ名無し・読むたびに旅がしたくなる! ・旅先での非日常がもたらす高揚感に共感。 ・いつか自分の地元を旅する鈴ヶ森さんを描いてもらいたい。谷口ジロー先生の自伝風漫画家マンガ冬の動物園 谷口ジローかしこタイトルの「冬の動物園」から冬の時期に読むのにぴったりな短編集をイメージしていたところ、まさかの漫画家マンガでした。しかも谷口ジロー先生ご自身の自伝風というそれはそれですごく興味がそそられる内容でとても面白かったです。 主人公は高校を卒業してから京都にある小さな織物問屋に就職しますが、着物の図案がやりたかったのに希望の仕事が出来ないこともあり、友人の紹介で上京し漫画家のアシスタントを始めます。冬の動物園が出てくるのが1話目の京都時代だけなので、もしかしたら最初は読切のつもりだったのかもしれません。2話目から漫画家マンガになっていきますが、大人しい性格の主人公なのでまんが道のような若き漫画家青年の苦悩というより、その時代の空気感が描かれているといった方がいいかもしれません。 しかし病気の少女と出会って彼女の為にデビュー作を描き上げようとするところから熱い展開になっていきます。普通ならベタすぎるシュチュエーションですが谷口ジロー先生の作品には誠実さがあるので感動せずにはいられません。 人間とペットの生活を描いたマンガの最高峰!GUINEA PIG ROOM TOUR 鳩川ぬこnyaeモルモットの魅力はもちろんのこと、ペットを家に迎えることの楽しさ素晴らしさを伝える漫画として最高峰だと思います!動物を飼うということは、間違いなくその飼主が今まで送っていた生活を何かしらのかたちで変え、ある程度は動物に合わせる必要があるのですが、この漫画に出てくる人たちはそれをあたり前のこととして受け入れていて(当然それができない人は飼うべきじゃないですし)、そう!動物を飼うってこういうことなんだよね!でも最高なんだよね!という気持ちが湧き上がりました。 アニメの影響もあり今ってもしかしてモルモットブームが来てるんですかね? でもまあモルモットに興味関心があるなしに関わらず、普通にオムニバス漫画としてめちゃくちゃ面白いです。モルモットだけではなく人間たちの魅力もたっぷり。先日のマンバの配信イベントでこの漫画を知って読んでみましたが、出会えてよかった!ありがとうございます!人間社会の異質なこと、考え方、色んなことを考えさせられる。ダーウィン事変 うめざわしゅんstarstarstarstarstar干し芋2巻まで読了。 人間ととチンパンジーの間に生まれたハイブリッド、ヒューマンジーのチャーリー。 母親のチンパンジー、エヴァは天才で、認知能力では、人を上回り詩まで作っていたという。 そのエヴァに興味を持ち研究を始めたグロスマン博士は、まさかの子どもまで作っていた。 同僚の間では、「二人は恋仲だ」とも言われていた。 エヴァは、出産のダメージで脳に障害が残ってしまい、現在は、一般のチンパンジーより認知能力は低い。 しかし、15年経って、チャーリーが会いに行ったとき、今では、認知能力のないエヴァが、カードでメッセージを伝えようとしてきた。 これは、ただでたらめにカードを選んだだけなのか? 謎が深まる! 現在は、人間の両親の元で育てられ、高校に通い始めたチャーリー。 この、漫画の魅力のひとつは、やっぱりチャーリーがキュートなこと。 眼がくりくりしていて、鼻の下が長くて、耳が大きく、口の形がちょっと河童みたいで、ほんとかわいい♬ そして、運動神経が信じられないくらいに良い上に、考え方も論理的でクール。 次々と降りかかる、事件をどうやって対峙し解決していくのか。 人間とは認められていない、ただの物としての扱いにしかならないチャーリーの未来はどうなるのか。 本当に、楽しみしかない。ネコな義父と、ネズミな僕僕の心がチューと鳴く 胃下舌ミィnyae※ネタバレを含むクチコミです。 ねこさんの人生相談室。ねこでよければ フルカラー版 やまもとりえPom じんわりじんわり心に響いてきて、ホロリもします。暖かくなる作品でとても良かったです! 現代人の抱える悩みを、ねこさんが丁寧に聞いてくれてアドバイスも。 話聞いてもらえるだけで救われることって気づくことってあるよなぁ。 わたしも、ねこさんに話聞いてほしい。笑 祖母の家で"付喪神"たちと過ごす夏休み #1巻応援付喪神さまといただきます【特典つき】 糸由はんみsogor25いた"付喪神"たち、そして祖母の家の守り神である"妖狐"の白尾と出会う物語です。 人間は嫌いだけど遥斗の祖母に恩がある、ということで遥斗にもツンデレ気味に接する白尾や見た目が可愛らしいけれど祖母には見えていない付喪神たちと過ごす遥斗のほのぼのとした夏休みの日常をが楽しい作品です。 1巻まで読了『霧にむせぶ夜』電子版の画質が…アタゴオル外伝II ヨネザアド物語 ますむらひろしstarstarstarstarstarひさぴよますむらひろし先生のデビュー作『霧にむせぶ夜』を収録した短編集。作品の解説はマンバ通信の水曜教授さんの記事を読んでもらうのが良いですが、一つ注意点として書いておきたいのは、電子版の画質があまりよろしくない、という点です。 ヨネザアド・カタツムリ社から刊行されている紙書籍版『ヨネザアド幻想』と比べると、天と地ほどの違いがあります。 http://y-katatsumuri.com/page/product.html 中にはそこまで画質は酷くない短編もありますが『霧にむせぶ夜』に関しては、原稿の問題なのかわかりませんが、極端に読み取りの質が低く、本来ある緻密さが薄れてしまうのは勿体ない限りです。 電子版の強みを活かして、改訂版出すなりしてヨネザアド幻想と同程度の原稿状態を再現してほしい…!と願ってます。 とはいえ、電子版の方が価格の面でも入手しやすいのは間違いないですから、モバイル端末などで読むだけなら電子版で充分かもしれません。 たぬきかわいいよたぬき雨と君と 二階堂幸さいろくテロップで日本語を堪能に使いこなす謎のたぬき。 謎である。 犬として飼われている。 獣医の先生が好き。 何も考えずに読むのに向いている。良い。ディープインパクト題材とな…令和 優駿たちの蹄跡 やまさき拓味名無し馬と女性の描写で始まり若干それ令和にはキツい対比ではと思ったが、ディープインパクトを描くとあらば期待しないわけがない。 悲しい始まりだけど大丈夫かな…。 名前知らない人がいないディープインパクトと、競馬漫画といえばやまさき拓味 楽しみです!ヒューマンとチンパンジーのあいの子、ヒューマンジーチャーリーダーウィン事変 うめざわしゅんstarstarstarstarstarさいろくこりゃー事変だ。 3巻まで一気に読了。 すごい漫画だ、そしてすごくアメリカだなぁとつくづく感じる。 かといってこの題材で日本だと現実味はないとわかっててアメリカなんだろう、想像してみりゃわかる自然さと、リアルすぎる文化が入り交ざっている。 どうなっていくんだろう、どうするんだろうという期待も含め、これまで自分の読んできた短い名作たちと同じ短めな物語になってしまうのを想像してしまう。 ただ、自分の感覚ではこの時点ですでに名作だ。 自由の国では何を主張してもいい、みたいな風潮はあるけど主張したことで起こるその後の事については誰も守ってなんかくれない。 例えば(この漫画でも序盤に話題に出てくるが)私はヴィーガンはある種の宗教のようなところがあると思うけど、多数の人が集まるとそうなってしまうもんなんだろう。 ヒューマンジーであるチャーリーは唯一無二だが、この世界において生を受けたという意味ではただの一人でしかない。ONEであることはひどく難しい、というのがよくわかる。 なんか色々言いたくなる漫画でもあるなー、とにかくすごい漫画。 単行本派なので次号で終わってしまいそうな心配も少しあれど、それはそれで仕方ないとも思う。 うめざわしゅん先生の知識や想像力がいかんなく発揮されているので、この後の目を瞠る展開を楽しみに待ちたい。 海の生き物たちと心を通わせる45才シングルマザーが活躍!海獣さん 高梨みどりstarstarstarstarstarひさぴよ失業中の45才シングルマザー・小波林さん(通称おばちゃん)が「海獣さん」なる特殊能力を見出され水族館のトレーナーのお仕事に就くことになるお話。海よりも深い人生経験を重ねてきた人間は、まれに海の動物と心を通わせられる能力を得るらしい…。かなり唐突な設定だったものの、不思議な説得力のある漫画で、おばちゃんと動物たちが見つめ合うだけで気持ちが通じていて理屈を超えた感情が伝わってきて思わず感動してしまいました。残念ながら1巻以降の続きはないようで、もう少し続きを見届けたかった作品です。高まるドイツ熱、そしてしっかり現実ねこと私とドイッチュラント ながらりょうこさいろく香山哲センセイの「ベルリンうわの空」を筆頭に、ここ数年マンガ界でかなり注目度が高いドイツ(私の中で) 主に発信してくれている人たちがクリエイティブだというのもあってか、暮らす場所としては色々あっていいのかもしれない。羨ましい。 本作もそんな羨ましい暮らし感がバッチリ出ていて、猫のむぎくんと一緒に暮らしているのも含めファンタジー味が増す。 ドイツ行きたいなー、住みたいなーって本気で移住を考えたくなる1冊。スペインはグラナダ、世界遺産の街での新生活 #1巻応援あかねさす柘榴の都 福浪優子兎来栄寿「天狗の赤い髪」、「ノウゼンカズラの夏」の福浪優子さんの初連載・初単行本が発売されました。 舞台は、スペイン、アンダルシア地方のグラナダ。『茄子 アンダルシアの夏』でご存知の方も多いかもしれませんね。 グラナダはスペインの南端にあり、街全体が世界遺産となっている場所。作中ではアンダルシアが大好きでバルセロナから夏になる度に来る、という人物も登場します。しかし、東端にあるバルセロナからは電車で11時間ほど掛かる場所。日本だと青森から山口まで電車で行くような感覚でしょうか。 グラナダは歴史があり自然も多く美しい街で「いつか移住したい」と語る夫婦には、かつて世界遺産に月1以上で通ってそこの自然と街並みを愛しすぎて移住した身として深く共感しました。 そんな余談はさておき、本作は両親を亡くした14歳の少年が叔母の住むグラナダに移住して新生活を始めるという筋書きです。 美人でスタイルも良くてぶっきらぼうで「強い女」感がビンビンの叔母さんですが、主人公に対しては確かな優しさを感じさせてくれます。 見知らぬ土地で少しずつ色々な人たちと関係性を築いていく様子や、慣れないスペイン料理を苦労しながら作って食べる日常風景は見ていて癒されます。ガスパチョやシナモンレモンプリンはとても美味しそう!福浪優子さんの絵柄がまたテーマにピッタリとハマっています。 現代のスペインをメインの舞台にしたマンガというのはあまり多くないのでそれだけでも面白く、このアンダルシアの風を感じる作品をもっともっと読みたい! という欲求に駆られます。いつか実際に行ってみたいですね。 本作まで読んで欲しい続・星守る犬 村上たかし名無しタイトルにもなっている最初の話、星守る犬はひたすら哀しく心をえぐったが、本作の最後まで読み終えた時には印象が違ったものになった。 短編連作のそれぞれが独立した話でありながらその実、全ての話が僅かな接点で地続きに繋がっている仕組み。そんな交錯していく登場人物たちの人生にロマンがある。最初の話以外の三作にはそれぞれに救いがあったのも大きい。 ただただ悲しいだけの話で終わらず、因果を感じさせてくれるのが短編連作の魅力の一つ。このシリーズはそれを十二分に活用している秀作だ。 あの恐竜を飼育する!?新たなお仕事系漫画#1巻応援ディノサン 木下いたる 藤原慎一カワセミ㌠ざっくり説明すると恐竜が絶滅しておらずその恐竜を繁殖させ動物園のごとく飼育しその恐竜達相手に日々奮闘する飼育員の日常を描いたお仕事系漫画であります ですが魚や普通の動物を飼育する物語とは一線を画す内容やストーリーとなっており恐竜の生態や特徴が現代社会の風景や情勢と見事に調和しあたかも本当に恐竜を飼育する施設が存在するのでは?と思わせたディノサンの世界観に魅了されましたね<<1213141516>>
絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。