生きものマンガの感想・レビュー888件<<1213141516>>少しだけ、遠い世界の物語。台所のドラゴン みよしふるまち 縞田理理ナベテツ80年代の東欧、今は無きヨーロッパの社会主義国を舞台にした作品ですが、時代の空気感や社会というものが巧みに描かれていると読了後に感じられました。 ドラゴンが登場するファンタジーというと中世をイメージすることが多いのですが、作中はまだ冷戦下であり、「今」ではない社会、非日常とリアルとの間に独特の距離感を与えてくれています。そして、そのことがこの作品に柔らかな幻想感と優しいフレーバーを与えてくれているのではないかと思います。 主人公のののちゃんは美大の留学生であり、異国で新生活をスタートしたばかり。そこで出会ったのはドラゴン(?)のとかげちゃん。 一人と一匹が過ごす毎日は、ここではないどこか、我々の今住んでいる場所から少しだけ離れていて、どこか懐かしく、温かみを感じます。 パソコンもスマホも無い日常。それは数十年前の現代であり、決して遠い昔の物語ではない。そんな風景を思い出させてくれる、ちょっとだけ離れたファンタジーの佳作であると思います。スペインの風を感じる!あかねさす柘榴の都 福浪優子名無し母親が亡くなってスペインにいる叔母に引き取られた少年ナツ。 始まり方はヘビーですがなんかスペインの描写が素敵! オレンジを持ちつつアイスを食べたり、出てくる女性も気が強くてなんか理想が詰め込まれてる気がします。 ハルタコミックスらしくタッチも細かい。 気にいる人多い漫画だと思います。 料理もその国のものが出てくるので漫画でスペインを旅した気分になりますね。毎月楽しみにしていました。鈴木さんのたてがみ 真右衛門ナベテツライオンの鈴木さんがリストラされ、そこから始まる尊厳を失いながら描く家族のワイルドライフ。 文明と自然を少しシニカルに描く4コマですが、このテンポが大好きでした。 掲載時、毎月楽しみに読んでおり、単行本化を待っていたのですが、紙で出版されず、電子書籍で読めて嬉しいタイトルでした。 笑える4コマを探している方は是非。 #マンバ読者会ゆっくり進む癒し系恋愛漫画コンビニで君との5分間。 一永のぞみ野愛その人に会えるだけでなんとなく嬉しくなっちゃう、1日の終わりに思い出しちゃう 恋愛の予兆みたいなかわいいかわいいやつです。思わずニヤニヤしちゃいます。 コンビニでバイトをする高校生の柴崎くんは、常連客のちっちゃくてかわいいOLさんが気になる様子。 OLさんも柴崎くんのことが気になっていますが、その理由は飼い猫のたくあんに似てるから……? お互いの存在になんとなく癒されて、もどかしいくらいゆっくりゆっくり近づいていく2人がめちゃくちゃかわいいです。 とっとと連絡先渡しちゃえよ〜なんて汚れた大人の心も浄化されます。このもどかしさがかわいいんだよね……。 展開はやくてドラマチックな恋愛漫画もいいけど、ゆっくり癒されながら楽しむ恋愛漫画もいいものですね。猫ラーメンお仕事漫画ラーメン赤猫 アンギャマン野愛猫がラーメン屋さんだなんてかわいい〜という癒し要素は十分にありつつも、日常系お仕事漫画としての読み応えもしっかりある。 うまいラーメンを作る猫、かわいくてあざとい接客をする猫、こだわりの麺を打つ猫、それぞれの個性を活かして働く猫たちはかわいいだけじゃなくてかっこいい。珠子さんはいい職場見つけたね本当によかったね……! 控えめなクリシュナちゃんもツンデレなハナちゃんもかわいいねブラッシングさせてほしいな という不埒な気持ちで面接行ったら確実に落ちるんだろうな摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~の感想摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~ 新堂冬樹 天ヶ江ルチカrindkindleで全10話無料でタイトルが面白そうだったから読んでみた。意外と面白かった。 評価はあんまり高くないみたいだったけど、私はここまで甲斐甲斐しいサイコパス少女は初めてみたし、じわじわ衰えていく母親の姿にも怖さを感じたので最後まで割と夢中になって読めた。天涯孤独の子猫、新選組の斉藤一を父親と勘違いする #1巻応援壬生の狼、猫を飼う~新選組と京ことば猫~ 篠原知宏sogor25舞台は幕末の京都、両親を亡くし天涯孤独になった子猫・ぼうやが彷徨っていると、父親と同じ目をした人間を見つけ、両親の死を理解できていなかったぼうやは父親だと思いこんでしまいます。 しかしその相手とは京都の民に恐れられる組織「新選組」の三番隊隊長・斉藤一だったのです。 このような出会いから、新選組の屯所に棲み着き始めたぼうやと、斉藤一や新選組の面々を描いてゆく作品です ぼうやと斉藤、それぞれの視点で物語が語られるのですが、互いに言葉が通じているわけではありません。そのため、ぼうやは斉藤のことを父親だと思い込み、一方の斉藤もそんなぼうやの世話をすることにまんざらでもない様子。 そんな穏やかな日常を描いていく作品かと思いきや、物語のところどころに「新選組」の史実に沿った残酷な一面も垣間見えます。 ほのぼのとした猫マンガの要素と新選組の中に渦巻く人間ドラマ、その両方がうまく融合した作品です。 1巻まで読了未読ならぜひ完全版を完全版・星守る犬 村上たかしstarstarstarstarstarひさぴよ10年前の話題作、星守る犬と続編が一冊にまとまった完全版。 初めて読まれる方はもちろんのこと、『星守る犬』は読んだことあるけど、続編は読んでない、という方にもおすすめ。 特に、続編『続・星守る犬』は『星守る犬』で色々と誤解があった所を、物語を広げることでよりテーマを鮮明にして描かれてますので、やはりこれは一気読みした方が、引っかかりなくて良いと思います。 自分は既に原作を所持しているものの、単行本未収録の短編「奥津、犬を飼う」が読みたくて購入しました。 奥津さんという方は、脇役ながら作中では重要な役割を果たしている中年のおじさんですが、番外編でも期待通りの地味な活躍を見せています。本当に善き小市民という感じで、こういう人になりたいものです。ゴマフアザラシを中心にした海の世界。#1巻応援もちごま momiPom 水族館でなどで良く見るアザラシの名称が、ゴマフアザラシだとこの漫画で知った! ずっと、ゴマアザラシと思っていました。ごまちゃんの印象があるからですかね。。 一つ、勉強になりました。笑 癒される〜と思って読んでた四コマでしたが、やはり自然界厳しい。シャチや熊にパクッと食べられている。 可愛く丸っこく普通に描かれてる所がまた怖さを増している気がする。 生きるためなんだよな。 1巻で終わりだけど、もう少し海の世界を読んでみたかったな。ゴリラ令嬢マンガ爆誕ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる シロヒ 神栖みか名無しニコニコ漫画で読むために生まれてきたような作品。 ベースは王道の女性向けなろう作品で作画もそれにふさわしい可愛らしい絵柄なのに「ゴリラの加護」とかいうおもしろ設定のせいでちょいちょいリアルなゴリラが出てくるのがシュール。 なろうド真ん中なのでキャラの髪型とか服装が妙に現代的なのもジワジワ来ます。この世界観であのジャージは流石に草。 単行本買う前にとりあえずニコニコ漫画で読むのをおすすめします。 https://seiga.nicovideo.jp/comic/54296深海魚専門の水族館飼育員達が贈るファンタジー風お仕事系作品マグメル深海水族館 椙下聖海カワセミ㌠タイトル+表紙でもお分かりかも知れませんがこの作品は普通の水族館とは全く異なる深海魚専門の水族館が舞台となった珍しい作品であり、深海魚は勿論ですが水等の絵のタッチが非常に綺麗かつ独特な雰囲気を放っており他の飼育員系作品とは一線を画す物語も相まって大変素晴らしい作品と強く実感しましたね まず深海魚についてですが魚本体に加え卵や体長・生息水域等の生態が非常にリアルに描かれており各エピソードの後の説明ページは【ぬまがさワ●リ】先生風に描かれていたりと大変見やすいかつ分かりやすく回を増す事に深海魚への興味が湧いてきましたね 次に世界観や登場人物達についてですが、まず通常の水族館とは違い地上ではなく文字通り海の底に建っておりより身近に深海と言う存在があるファンタジー要素まで含んでおりますがそれが何の違和感も無く馴染ませつつ読者の心までをも深海へ連れていく世界観の構築には毎回脱帽しましたね そんな不思議な世界観で働く人々の描写もまた素晴らしいのですが何故こんな変わった水族館に勤めるのか? 何故深海魚ではいけないのか? どう深海魚や生き方と向き合って行くか?と館長や飼育員やそこに訪れるお客さんまで問いかけや描写のシーンが用意されておりそのストーリー面もまたこの作品の面白さを引き立てる程に仕上がっております と長々と感想を書いてきましたが要約しますと絵やストーリー内容どちらも大変素晴らしい作品となっておりますのでご興味ありましたら是非マグメル深海水族館へお越しになられてはいかがでしょうか?サービス業の奥深さ。踏み込みすぎも。。北極百貨店のコンシェルジュさん 西村ツチカPom ほんわかした表紙に惹かれ、読みましたが百貨店でコンシェルジュとして働く秋乃さん。 だが、来るお客様は動物(絶滅危惧種とのことで、私は聞いたことない名前が多々) 奇想天外だなと思ったけど、読み進めると話がしっかり作り込まれてる感じが伝わるし、相手目線で常に動くサービス業についても知れて、さらりと良い言葉も出てきて良かった。面白い。 思わず、あ、いい言葉。とスクショしたとこもあるくらい、引き込まれた作品でした。つしまを中心に猫たちとおじいさんの日常俺、つしま おぷうのきょうだいさいろくおじいさん(女性)っていうのがインパクトありすぎて最初ビックリしたが(髭だと思ってたら鼻毛ってことか) ツシマヤマネコに似てるからという理由で「つしま」と名付けられた大柄の猫さんと、その近所の猫たちのお話。 ネコ好きさんは延々と猫の世話をするし、猫のための人生になっていく。 それぐらい魅力があるんだろう。 私は今は犬派なのだけど、いつかは猫を飼ってみたいと思っている。 そして飼ったら猫たちがこんなことを考えてたりするんだろうと妄想するのだ。きっとずっと楽しい。 そんな日常が描かれている素敵な漫画。理由なく寂しさ感じる時って時あるよなぁ。雨と君と 二階堂幸Pom え、たぬきよね?犬じゃないよね。。? 字もかけるんだなぁ。。 不思議感漂いすぎだけど、、まぁ癒やされる。 疑問から入るも、皆すぐにウェルカムな所も何だか読んでいて心地よかった。 納得しちゃうんだ!みたいな。笑 特に獣医の先生、良い人すぎてツボだわ〜。種族が違っても仲良くなれるって素晴らしい!!BEAST COMPLEX 板垣巴留starstarstarstarstar干し芋1巻読了。 一話完結作品の短編集。 全く種族の違う二種類の動物が、友情、愛情、思いやり等心で繋がっていくお話。 それぞれの動物、それぞれの考え方、それぞれ体格、それぞれの生まれ持った性質で悩みは尽きない。 第一話のライオンとコウモリ、第四話のカンガルーとクロヒョウが好き🎵有名ではないけど『百年の系譜』も傑作犬を飼う そして…猫を飼う 谷口ジローstarstarstarstarstarひさぴよ表題作『犬を飼う』が有名ですが、他にも犬猫を題材とした短編が収録されている作品集の完全版です。中でも『百年の系譜』は、知名度はあまりないものの、傑作と呼べる短編じゃないでしょうか。戦時下の日本で、飼い犬を軍用犬として徴用され、家族と引き離される物語。犬と人の最も美しい瞬間と、谷口ジロー先生が考える戦争への思いが絵に込められていて、言葉は少なくとも胸がいっぱいになる名作です。 もちろん、『犬を飼う』も名作中の名作で、何度読んでも感動しか呼ばない。自分を含め、犬を飼ってた人、看取った経験のある人、主に親戚たちに読ませたことありますが、不思議なことにみんな口を揃えて「ウチと同じだ!」と言いますね。飼ってた犬と全然似ても似つかないのにです。ネットでも時々同じような感想を目にします。そのたびに谷口ジロー作品の普遍性の凄さを感じるのです。ワールドワイドなアニマルご恩返しラブコメ先日助けて頂いた〇〇です! 稲葉そーへー名無し作者がしらたまくんの人だったので1巻読んでみた。鶴、ラッコ、オポッサム、クアッカ、ゴリラと、設定は昔話によくあるご恩返しモノだけど登場する動物がグローバルなせいでかなりシュール。主人公野生動物助けまくってる(触りまくってる)けど病気とか大丈夫か?と変な心配をしてしまった。明日もなんとか生きよう社畜ねこ 清水幸詩郎野愛満員電車に押しつぶされて、朝から晩まで働いて、部長に無茶ぶりされて、楽しくない飲み会に駆り出されて。 ねこ田さんの日常まじで地獄……と思うけど、みんな割とこんなもんですよね。わかりみが深すぎます。 ねこ田さんの毎日は9割くらい最悪ですが、アイス食べたりプリン食べたり、苦手だった同僚と打ち解けたり、ちょっとだけ心の休まる時間もあります。 溜まったストレスが吹き飛ぶほどの幸せは降ってこないけど、些細な出来事でほんと救われるんですよね。 成功してなくても夢がなくても明日も頑張ろうなんて思えなくても、明日もなんとか生きよう!と思える作品でした。いい冬を描いているエピソード #マンバ読書会動物のお医者さん 佐々木倫子nyae次のマンバのイベントのテーマが #いい冬のマンガ と知り最初に思い浮かんだのがこの「動物のお医者さん」です。 読んだことがある人は御存知の通り北海道が舞台の作品なので、ただの冬エピソードと言うよりも「北海道の冬」を感じることができるのが特徴であり魅力だと思います。そこで個人的に好きな冬エピソードをいくつか紹介します。長くなりすぎないようにすごくざっくりまとめます。 ●ハムテルと犬ぞり 7巻でチョビがブッチャーさんという外国人にスカウトされハムテルたちは犬ぞりに出会います。ハムテルはいきなりマッシャー(そりに乗る人)を任されたうえに犬たちには完全に舐められ自分には無理だと諦めかけるも、ハムテルが犬同士の喧嘩の仲裁に入った際、新入りの犬に噛まれてしまったことにチームの犬たちが怒り、噛み付いた犬に一斉に攻撃をするという展開に。そこにはもちろんチョビも含まれているところがグッと来ます。あれだけ大人しいチョビもハムテルが噛まれたら怒るんだなぁ…。 結局、ハムテルは舐められながらも仲間と認められていることがわかり、華々しい(?)犬ぞり大会デビューを果たし、まんまと犬ぞりにハマってしまうという話。 そして9巻では、こんどこそ入賞を目指そうとするハムテルたちの前に漆原教授が犬ぞり経験のない寄せ集めの犬を連れて現れるなど波乱の展開。当然のことながら大会にも大迷惑をかけながら参戦します。いろいろあってハムテルはソリから降り自分で犬を引っ張りながら走ってゴールすることになります(なぜそんな事になったかは読んでみてください)。そのおかげ?か見事3位入賞を果たすのでした。 11巻では優勝を目指し参戦するハムテルたちの前にお決まりの漆原教授が今度は本場アラスカで訓練された犬ぞりチームを率いて参戦。果たしてハムテルは優勝できるのか?ぜひ読んで確かめてください。 ☆余談ですが私は北海道で犬ぞり体験をしたことがあります。一生忘れられないほど最高の経験でしたので犬好きの方にはおすすめです。 ●埋まる女・菱沼 動物のお医者さんのメイン女性キャラクター・菱沼さん。彼女はとにかく、大雪が降ると雪に埋まる。そして運悪く通りかかった人に引き抜いてもらうという迷惑な人です。9巻にはそんな埋まってばかりの彼女にほんのりとした恋心のようなものを抱く男子学生が出てくるという世にも珍しいエピソードが掲載されています。 雪の中を牛が通り過ぎる場面に北海道を感じます。 ●埋まるモモンガ・モモちゃん 雪に埋まるエピソード2つ目です。これはエピソードというよりある話の一場面です。二階堂の親戚・里穂が彼らの通う大学を受験するということで試験後に大学内で待ち合わせようとするも里穂は迷子になり、最終的に大学内で遭難(?)してしまいます。その里穂を探す中で以前ハムテルたちが保護していたモモンガのモモちゃんが雪の中で眠ってしまっているところを発見するという、少しヒヤッとする場面があります。北海道にはモモンガも雪の中に埋もれるんだなぁ。と思ったことが強く印象に残ったのでした。 今回このクチコミを書くにあたって読み返して気づいたのが、思っていたより冬のエピソードが少ないということ。北海道の冬は人間があまり活動できないから、マンガにできるエピソードも少ないのかな、と勝手に予想しました。ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。喋るタヌキと暮らしたい #推しを3行で推す山野さんちの終末事情【電子限定描き下ろし漫画付き】 橋本晴一野愛仕事辞めて酒飲んでるときに喋るタヌキがやってきて、世界を救うために俺を食ってくれと言われたらどうしよう。 世界救うのも面倒だし、かわいいタヌキ食うの嫌だし、なあなあにしてタヌキと一緒に暮らしたい。 急に選ばれし者となり、喋るタヌキを食わなきゃいけなくなった山野さん。しかも喋るイヌとキジも食わなきゃいけないらしい。 なんやかんやありお金を稼いでくれば食ってやってもいいと条件をつけタヌキとイヌとキジ(神獣なので変身できる)を働かせることに成功しているので、山野さんの生活めちゃくちゃうらやましい。 食うという条件さえ回避できれば、かわいくて金を稼ぐ動物と暮らせるなんて最高すぎる。 ここから世界を救うために闘ったり食べたりなどの辛いシーンが登場しないことを祈るばかり……。 ストーリーの盛り上がりなんてなくていいので、お部屋の中だけで平和にわちゃわちゃしててほしい。絶対食わん。17話がピークではないクマ撃ちの女 安島薮太starstarstarstarstartoyonekoクマ撃ちの女。タイトルどおりの内容の漫画です。女が北海道でヒグマを撃ちます 1巻はヒグマ猟の一般的な話。主人公(チアキ)にクセがあり,少しイラッとする方もいるかも 2巻に収録されている17話は主人公の過去話。あまりにも怖すぎるとTwitterなどで話題になりました https://twitter.com/poranchan/status/1182524075610009600 ただ,私はこのあとの話を追ってませんでした また,正直,このへんがピークでは…?という感触もありました ところが,その後も連載は続き,最新刊はもう7巻 一体どうなってるのだろう…?と思って続きを読んでみると,3巻以降は,それまでとは少し方向性が変わって,さらに面白い物語になってました 3巻では,平気で法律違反をするヤバげな「師匠」が登場し,チアキとの考え方の違いが描かれます 4巻以降で,チアキはクマ撃ちの技量や覚悟を高めていき,一方で,チアキの精神的な危うさ/アブなさも描写されるようになります(特徴的なのは32話) 5巻では狩猟犬が登場します。カワイイ…狩猟犬カワイイ… また,4巻くらいから,猟友会の面々が登場するようになり,チアキの世界/人間関係は広がっていきます(本格的なのは6巻から) 最初は,クセがあるうえ無鉄砲なばかりで,正直,あまり魅力的とはいえなかったチアキが,様々な経験の中で,どんどん魅力ある主人公になっていく(又は読者がその魅力を理解できるようになってくる)というのが,3巻以降のストーリーです なお,6巻まではアンリミテッドの対象です。途中で読むのをやめてしまった方も,また読んでみることをおすすめしますウサギがどでかいでかウサギ飼いました【描き下ろしおまけ付き特装版】 オザキミカ野愛OLの田中さんがでかいウサギを飼うだけ。 お腹が空いたら突進するしワガママだしとんでもなくでかいけど、もふもふでかわいいです。でかいぶんかわいさも上がってます。 ウサギかわいいな〜と思っていたら同僚のイケメンにウサギ飼わない?と勧められ、やってきたのは部屋の3分の1をしめるほどのでかウサギ。 マイペースでツンデレなウサギのぴょん吉に癒されるどころか振り回される田中さんが微笑ましいです。 玄関から動かないとか食べすぎてお腹こわすとか、あるあるな話題でもでかいだけでかわいさが増すから不思議です。 一緒に暮らすのは大変そうだけど一度もふらせてほしいです。蟻の目線・鳥の目線、そしてタヌキの目線お前、タヌキにならねーか? 奈川トモさいろく死ぬくらいなら、タヌキになってみねえか? すごい。 幸いにも私は死のうとすることなくこれまで過ごせているけれど、羨ましい。 死のうとしている登場人物たちに対してタヌキがちょっと目線を変えた世界(タヌキの目線だけど)を見せてくれる事で、思いとどまったりタヌキになりたくなったりするという心温まるストーリー。 タヌキも可愛いし、内容もほんわか気味でとても和む。良い。<<1213141516>>
80年代の東欧、今は無きヨーロッパの社会主義国を舞台にした作品ですが、時代の空気感や社会というものが巧みに描かれていると読了後に感じられました。 ドラゴンが登場するファンタジーというと中世をイメージすることが多いのですが、作中はまだ冷戦下であり、「今」ではない社会、非日常とリアルとの間に独特の距離感を与えてくれています。そして、そのことがこの作品に柔らかな幻想感と優しいフレーバーを与えてくれているのではないかと思います。 主人公のののちゃんは美大の留学生であり、異国で新生活をスタートしたばかり。そこで出会ったのはドラゴン(?)のとかげちゃん。 一人と一匹が過ごす毎日は、ここではないどこか、我々の今住んでいる場所から少しだけ離れていて、どこか懐かしく、温かみを感じます。 パソコンもスマホも無い日常。それは数十年前の現代であり、決して遠い昔の物語ではない。そんな風景を思い出させてくれる、ちょっとだけ離れたファンタジーの佳作であると思います。