ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<155156157158159>>シュール雑学4コマの金字塔そんな奴ァいねえ!! 駒井悠兎来栄寿4コママンガに端を発しマンガ以外の業界へも広く影響を与えた吉田戦車『伝染るんです』が1989年に登場したことにより、90年代は大不条理ギャグマンガ時代が到来しました。『そんな奴ァいねえ!!』も、1994年にそんな潮流の中で現れた作品です。 本作は奇人変人ばかりが集う学校を中心にした群像劇4コマです。 やたら毒物に詳しい冷笑家のイケメン佐藤。 オカルト知識に長けた陰のある美少女相田。 博学で女装が似合う小柄な美少年高橋。 度を超えたナルシストの山田。 他にもオタク、ギャンブル狂、ダジャレ愛好家、マゾヒスト、組織の人間、元レディースの頭etc... 無数の個性的なキャラクターたちと、彼らに巻き込まれる割と普通な人々が破天荒で笑える掛け合いを繰り広げてくれます。 この作品の大きな特徴は、キャラクターたちが披露する雑知識が溢れているところ。パンダの学名は「アイルロポーダ・メラノレウカ」であること、「丁寧」とは元々中国の軍が警戒を知らせるための楽器であったことなどためになることから、決してマネしてはいけない危ない知識までてんこ盛り。読むと笑いながら賢くなれます。 単行本では作者による歌舞伎町の面白いお店に行った際の体験レポートマンガなどもおまけで収録されており、こちらもとても楽しい内容となっています。 2009年まで連載して一旦完結しましたが、2014年からは『大人のそんな奴ァいねえ!!』としてその後の大人になった彼らの物語の再連載がスタート。変わらないテイストで今も楽しませ続けてくれています。 シュールギャグが好きな方、雑学に興味がある方、変人奇人が好きな方、読んでみてはいかがでしょうか。笑えるスポ根漫画翔んでるルーキー! 湯沢直子名無しこの作品、学生の頃にどハマりして友達と回し読みしていました。週刊マーガレットに人気連載されていたバレーボールをテーマにしたスポーツ漫画なのですが、ほとんどギャグ漫画と言えるほどふざけたシーンが満載。もちろん、シリアスなバレーの試合のシーンや主人公ノンの勝利にかける情熱も描かれていて、スポ根漫画として読者に感動を与えるという役割もきちんと果たしています。能天気で明るいキャラクターのノンのおかげで、この作品を読んでいると悩むことなどバカバカしくなってきます。 とにかく、何も考えずに、笑いながら漫画を読みたい人にはおススメです。子供から大人まで、そしてバレーボールについて詳しくない人、カテゴリーは少女漫画ですが、ちょっと変わったスポ根漫画として男性でも楽しめる作品です。実際、私の周りには男性ファンも多かったですよ。天才少年のファンタジーコメディ天才ドンベ はしもとみつお名無しIQが300というとてつもない天才少年のドンべ。そのくせ、その能力を生かさずに学校ではテストも最低点を取ったりするというそのギャップ発想が面白い。ドンべのスーパー能力で作り出すタイムマシン。一見ギャグ漫画かとおもいきや、大人のファンタジー的な楽しさが満載です。欲望の解放のさせ方が最高に上手そうだ、食べ放題いこう。 西つるみ野愛食べ放題って惹かれるけど年々行かなくなりません?量より質を重視するし食べるより呑む方に走っちゃうし…なんだけどやっぱり魅力的。 というか質のいい食べ放題に行けばいいんだなと思いました。西さんとK成さんの見事な食べっぷりが気持ちいいのでめちゃくちゃ行きたくなります。 食べる量がそれぞれ違っても、食べ放題なら気を使わなくていいし、いろんなものをシェアして楽しむという原点を教えてもらった気がします! そして食べたぶんだけしっかりむちむちになるお2人が可愛い…いっぱい食べる君が好き…。 いちばん惹かれたのは牡蠣の食べ放題。行きたい。酒たくさん持ち込んで行きたいです。 美味しそうだあK成さん可愛いなあってゆるい気分で読んでたらジョージ朝倉先生が登場してびっくりしました。どんな食べ放題より豪華じゃん。 ナースの主人公に笑ってしまうおたんこナース 佐々木倫子 小林光恵名無しクスっと笑えるナース漫画です。読んでいると気持ちがリラックスしてきました。主人公と患者さんたちとのやりとりがとても楽しいんですよね。今まで読んだことのあるナース漫画は真剣な内容が多かったのですが、この漫画はギャグっぽくて肩の力を抜いて楽しめます。悪役女子と主人公の女の子のすれ違い百合 #1巻応援少女漫画主人公×ライバルさん くゥ百合スキー主人公の恋路を邪魔するライバル的なポジションの女の子、少女マンガにはいますよね? このマンガの主役は「ライバル」の檜山さんです。といっても檜山さんが好きなのは「主人公」の木村さんが恋をしている水嶋くんではなく木村さん本人! そう、百合だ! 檜山さんの思いは木村さんには常に間違って届くのがなんとももどかしいのですが、応援したくなること間違いなし。三者の関係がことごとくすれ違うようすにドキドキでした。 悪役令嬢といい物語の進行上嫌われ者になってしまいがちなキャラクターにスポットを当てるの、最近の流れなのかも。みんなが物語の呪縛から解き放たれて幸せになるのを見届けたい…。食の世界の三沢光晴これ喰ってシメ! 久住昌之 武田すん名無し自分は食事も酒も好きだが、シメがどうこうには あまり拘りはない。 酒を飲んだ後にビールとギョーザを食べたいとか あまり思わない。 鍋料理の最期を雑炊にするかウドンにするか 悩んだこともない。 デザートとかついていなくてもかまわない。 そういうことにこだわらないほうが気楽でいいじゃん、 くらいの感覚というか。 しかし「これ喰ってシメ!」をよんで 主人公・神保マチ子のシメへのこだわりを見て、 こういう食べ方を出来る人は凄いな、と思った。 のんべんだらりと酒を飲み、気がついたら寝オチしていました、 なんていう自分とは違う。 酒のあとのシメだけでなく、仕事や私生活でも、 色々な状況の要所要所でしっかりと区切りをつけてシメる。 ダラダラしない、それまでを総括し、次へ進む。 大人だな、カッコイイな、と思った。 しかも臨機応変にシメる。 様々な状況でそのときの気分にあわせて様々なシメをする。 けして飲んだら最期はやっぱりラーメン、というような ワンパターンな「これしかない」シメではない。 昼の蕎麦屋で、空腹で飲んだ後、 仕事が終わったら終電がなくなっていたとき、 後輩が奢ってくれたとき、 それぞれにあったシメかたを選択し実行する。 さらに、こういうときはこれだけ、と 頑なに自分流に徹するわけでもない。 後輩・ひじきと飲みにいくと、結構ひじきに つきあうというか、つきあわされるんですよね。 あまりいかない回転寿司に連れて行かれたり、 小料理屋なのに焼肉屋かよ、という料理を つつくことになったり。 それでもしっかり味わって受け入れる。 プロレスで言えばスタン・ハンセンではない、 三沢光晴だ。 ハンセンのように、とにかく最期はラリアット。 これで豪快にシメれば誰も文句はない、 というスタイルではない。(それはそれで凄いけれど) どんな相手とどんな試合展開になって、 どんな技を受けても綺麗に受身をとって試合を進め、 最期は多様なフィニッシュホールドのなかから これでどうだ、という技を選択して終わる。 なんという懐の深さと実力とセンス。 もっと神保マチ子の試合(シメ)を見てみたいと思った。 のり子、ガンバレ青いころ あおきPom のり子が純粋無垢で真っ直ぐで、人をすぐ好きになっちゃうところも可愛い。 (自分のファンの聖(あきら)くんを好きになっちゃうところとか単純明快。) 夢を追っかけられる若い時を生きるのり子達が、キラキラしてて眩しくうつる。笑ってても泣いてても悩んでても何してても楽しそうで、ほっこりした気持ちになりました。 夢を追うだけじゃなく、恋も順調に進みそう?!なので、のり子の夢も恋も叶うといいなあ。と応援したくなる物語。 裏表のある天才子役のサクセスストーリーこのゆびとまれ 大澄剛名無し天才子役ともてはやされる恵那と、裏表のある彼女をサポートするヘタレマレージャーの田代のやりとりが楽しい。楽屋ではわがまま放題に田代をいびり倒すが、女優としてのプライドは人一倍で、受けた仕事は絶対にやりぬく恵那のガッツがカッコイイ。魑魅魍魎が跋扈する芸能界をタフに生き抜く姿を応援したくなる。栗原まもる先生が描く素晴らしきエロコメのすべてが詰まっている至極の短編集ラヴLOVE・ウォーミングアップ 栗原まもるnyaeマンバで見つけた瞬間、懐かしすぎて叫びました。この表紙、今見ても悶絶するほど可愛いんだが…?本編の絵柄とちょっと変えてくるという遊び心よ… 昔持ってた単行本はどこへやったかわからなくなってるので、秒で電子をポチって秒で読みました。 いやあ素晴らしい。いま読んでも全部面白すぎて泣ける。こんなにもエロとギャグとラブのバランスを上手く描ける作家は他に知りません。わたしの中ではこれぞティーンの頃に夢中になった「栗原まもる」だ!!という感じです。この頃は「デザートはちょっとエロい雑誌」だと思っていましたが、今は全くそんなことないですね。 そしてこの年齢になって読み返すと気づくことがあって、ちょいエロコメな3編のあと、最後に掲載している全くエロコメではない「高尾山」という短編。これを最後に持ってくるということに昔はなんとも思わなかったというか、むしろエロくないじゃんと思ってそんなに心に残らなかったんだけど、今ならこの凄みというか実力というか、この1冊の完成度を最後にこれを持ってくることでガッと締めてる感がありますね。きっとある。何も伝わってない気がするが、それでも別に良いです。 この勢いで栗原まもる先生の電子書籍ぜんぶポチって一気読みしそうだわ… 化け猫ってこんなに可愛いんですね‼︎苦悩!化け猫おはし 日日ねるこ名無し猫って本当に可愛いですよね。特に自分の飼い猫なら、他のどこの猫よりも可愛いです。たとえ、実は彼(彼女)が化け猫であっても…。これは、そんな猫好きならどハマりすること間違いない漫画です。 飼い猫のおはしはある日自分が化け猫であることに気づきますが、家族に知られては困ると苦悩の日々を送っています。果たしておはしの正体は家族に知られてしまうのでしょうか? とにかく、化け猫であることがバレまいと必死に誤魔化すおはしがかわいすぎます。時々、本性が出てホラー漫画さながらのおどろおどろしい形相になるのですが、それすら愛らしいと感じてしまいます。飼い主家族のおはしへの飄々とした接し方も微笑ましいし、続話が登場するのがいつも楽しみです。下宿屋さんで繰り広げられるファンタジーストーリーマンションズ&ドラゴンズ 【新装版】 藤浪智之 佐々木亮名無しゲームが好きで1990年代テイストの絵も好きだったので読み始めました。 眼鏡っ子の女の子が、下宿屋の勇者屋を探してある国にやってくるところから始まります。 絵のタッチが可愛らしく、獣人や死霊使いなどもコミカルかつファンタジーな感じで描かれていて見ているだけでも楽しいです。 そして、冒険は下宿の管理人さんから出されて、成功したら下宿代がタダになるという軽いノリで始まります。 しかし、簡単だと思われた依頼は途中で様変わりして神官志望の受験生の少年の回復魔法も尽きてしまい、もうだめかと思いましたが、そこで眼鏡っ子の女の子の正体が明かされて、ますます冒険が楽しみになっていきました。 パーティも和気あいあいとしていてファンタジーな感じもしっかりと楽しめるのでゲーム好きな方にお勧めです。強烈な体験を淡々とエリコの失敗日記【単行本版】 小林エリコ名無し精神病院に入院した経験をもつ著者が、自身のお話を漫画で回想してくれる作品。絵はざっくりしていますが、何より強烈な経験なので、内容にぐいぐい引き込まれてしまいます。 魔法のステッキを持って知らない施設に乗り込むとから、自分のことを北大路魯山人だと思って普通に名乗っていた、などなど。エリコの苦悩よりも、ブラックユーモアがあふれていて、楽しめました。 びっくりすることだらけですが、特に奇をてらう絵でもなく、ギャグに走るでもなく、客観的に描かれているので、かえってその事実のインパクトが際立つ感じです。 やがて生還してきた彼女はひとまわり大きく成長していて、ほっとさせられました。 すごい体験をしたひとが淡々と語る作風がお好きな方や、精神病に関心のある方におすすめです。 現代は忍者だらけだった!?アンダーニンジャ 花沢健吾名無しもし現代に忍者組織があったら、、という世界設定。日本の忍者の存在は、GHQにも恐れられ、戦後直後には姿を消したことになったそうなのですが、実は忍者は現代に20万人もいて様々な仕事をしながら活動しているというもの。おそらく他の漫画でも似たようなものはあったと思うが、花沢健吾氏の描く世界は見たことのない新しいものに感じました。 忍者たちは、軍の特殊部隊も顔負けの武力を持っています。体術の動きがめちゃカッコいいですが「システマ」なる格闘技の動きを元にしているそうです。 意味があるのかないのかわからない日常パートと、忍の与えられた任務にあたるアクション部分がありますが、ボーッとしてると見た目で騙されます。 これからどんな展開になるのか全く不明ですが、ワクワクしてます。今も連載中こっちむいて!みい子 おのえりこ大トロちっちゃい頃から読んでいます。 ちゃおで連載しているギャグマンガで、面白くてかわいいみいこ達の日常にいつも元気をもらいます。たまに淡い恋もあり… 絵も線が繊細で素敵です。ビジネス系異世界転生漫画サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話【同人版】 ベニガシラ名無し日々の業務に追われるサラリーマンは、前向きな提案型の仕事ばかりできるわけではない。しかし、魔王軍では違います!提案型かつ、攻撃的な仕事が可能です。立案した仕事をマネジメントし報酬を得る。適正な評価により与えられる仕事は会社、いや魔王軍の未来を背負うほど大きくなっていきます。普通の異世界ものでは、チート的な主人公や元世界の経験や知識が際立ちますが、魔王軍の人事評価や調整力が際立ちます。ちょっと変わった異世界ものが楽しめる漫画でした。 面白いと聞いてハラストレーション 原克玄名無し面白いと聞いて読んでみました。 気分が落ち込みがちな今こそ読めーーーー! 気分は中学生男子ですね。 中学生男子が考えてるけど、実際には言わないことをそのまま漫画にしちゃった…みたいな。 個人的には人間観察観察観察者がメタっぽくて好きでした。 コマの中のキャラがこちら側を認識した!?となるオチ。 秀逸でしょ… 天才だと思いますし、四六時中エロいことしか考えてないと描けない漫画に思えます!(褒め言葉です)こういうギャグ漫画好…ないしょの京子姉さん 葛西尚aicoこういうギャグ漫画好き。ギャップ。人間味に萌え。あゆくんたしかにかわいすぎる説。ヤンキーなのにいいやつっていうのも、ヤンキー漫画でも女子にも読みやすい。終わりは突然にTSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには 丸山恭右 Zooさいろく※ネタバレを含むクチコミです。 少女の霊感が地球を救う!?美少女(?)戦隊クアッズ!!【単行本版】 遠藤淑子美少女戦士ごくごく普通に見えるけど霊感を持っている主人公・的場はるひが、仲間と一緒に悪いやつらを退治する物語です。戦隊のモチーフがトランプで、サポートのキャラクターが黒うさぎというのが、ちょっと『不思議の国のアリス』みたいだと思いました。悪霊が出てくる場面はけっこうシリアスで迫力たっぷりです。はるひと黒うさぎのやりとりは豪快で思わず笑ってしまいます。主人公が少女なのに、タイトルに「?」がついている理由にも笑いました。内容はぜひ本編で確かめてほしいです。遠藤淑子らしいギャグセンスとキレのある展開で、とても面白かったです。てんぷる(お寺で)ラブコメてんぷる 吉岡公威名無し「ぐらんぶる」に続いて「てんぷる」って覚えやすい事この上ないタイトルですな。今度はお寺を舞台にしたラブコメで、主人公はオンナ好きの父親に反して、煩悩を断ち切って修行するため寺に出家することになるものの、なぜか美少女だらけの尼寺に入ることに。導入部分からすでに面白いです。笑うこと以外何が出来るというのだろうか快楽ヒストリエ 火鳥名無し※ネタバレを含むクチコミです。 これは面白い。優勝です。#1巻応援魔王引退【単行本版】 遠藤淑子nyaeなんとなく表紙に惹かれて読んでみたら面白いななんだこれは。びっくりした。 いうなれば「逆異世界もの」?に含まれるかどうかは各々判断してもらいたいですが、個人的には新たな世界を見せてもらった気がします。 内容としては、最終的に魔王を倒すことが目的ではないソシャゲの勇者が増えてしまい、自分の存在に必要性を感じなくなった魔王が、引退して人間界で新しい生活を始めるというお話です。 なんだけど、それぞれの事情で同じく人間界にきた賢者とか魔女とかドラゴンとかが、結局魔王の周りに集まってきちゃうわちゃわちゃが微笑ましい。 みんな人間界に順応してるんだかしてないんだか微妙なところなんですよね。そこがいい。 こういう、淡々としながらもなんか凄いこと起きてない?でもまあいいか。それよりお腹すいたな、ピザ食べたい。 みたいなテンションの漫画が本当に好きです。酒×百合とかいう欲張りセット上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 塀天沢聖司嫌いな人いないでしょって感じ。かわいさだけで構成されてる…!! 出てくる女の子がみんなお洒落でかわいい。 しかも、お酒を飲むと「しゃっくりが出る」とか、炭酸を飲むと「ゲップがとまらない」とか、それぞれ特徴があるのもかわいい。 大学生とは思えない、いとけない顔だちとお酒のギャップがたまらない…🤤 https://twitter.com/kamiinabotan/status/1245635167168806913?s=20 https://mangacross.jp/comics/kamiinabotan<<155156157158159>>
4コママンガに端を発しマンガ以外の業界へも広く影響を与えた吉田戦車『伝染るんです』が1989年に登場したことにより、90年代は大不条理ギャグマンガ時代が到来しました。『そんな奴ァいねえ!!』も、1994年にそんな潮流の中で現れた作品です。 本作は奇人変人ばかりが集う学校を中心にした群像劇4コマです。 やたら毒物に詳しい冷笑家のイケメン佐藤。 オカルト知識に長けた陰のある美少女相田。 博学で女装が似合う小柄な美少年高橋。 度を超えたナルシストの山田。 他にもオタク、ギャンブル狂、ダジャレ愛好家、マゾヒスト、組織の人間、元レディースの頭etc... 無数の個性的なキャラクターたちと、彼らに巻き込まれる割と普通な人々が破天荒で笑える掛け合いを繰り広げてくれます。 この作品の大きな特徴は、キャラクターたちが披露する雑知識が溢れているところ。パンダの学名は「アイルロポーダ・メラノレウカ」であること、「丁寧」とは元々中国の軍が警戒を知らせるための楽器であったことなどためになることから、決してマネしてはいけない危ない知識までてんこ盛り。読むと笑いながら賢くなれます。 単行本では作者による歌舞伎町の面白いお店に行った際の体験レポートマンガなどもおまけで収録されており、こちらもとても楽しい内容となっています。 2009年まで連載して一旦完結しましたが、2014年からは『大人のそんな奴ァいねえ!!』としてその後の大人になった彼らの物語の再連載がスタート。変わらないテイストで今も楽しませ続けてくれています。 シュールギャグが好きな方、雑学に興味がある方、変人奇人が好きな方、読んでみてはいかがでしょうか。