ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<154155156157158>>「叩き上げ」が生まれる瞬間を眺めるのは楽しい!アニメタ! 花村ヤソたか2年ぶりに新刊が発売されていることに昨日気づいたのでまとめて一気読み。やっぱめっちゃ面白れ〜〜!!目が良くて立体を意識して描ける貴重なセンスを持つものの、技術は完全ド素人のユキムラが、1年バチバチにしごかれてものになっていく様が最高! https://comic-days.com/episode/13932016480030302093 小手先の技術を教えた方がすぐに使えるようになり、ユキムラ自身も周囲も楽なのだけれど、監督の希望は「ユキムラの才能を殺さずに、(ベテラン同様)動画の本質を正しく理解したアニメーターに育てる」こと。 監督はユキムラが辞めるかもしれないリスクを理解したうえで、普通より厳しく指導し育てることを選ぶ…。 もしこれが今現在の現実世界を捉えたドキュメンタリー映像だったら、法律やパワハラが気になってしまうかもしれない。 しかし、これは若者の明るい成長物語漫画なので、「上司のしごきは間違いなくストーリー上で、主人公の成長に必要な・正しいことである」と100%安心して読むことができるところが好き。 技術はド素人だけど、アニメへの情熱があり、(新人にはわからない)センスがあるユキムラ。 超有名漫画家の娘で技術はピカイチだけど、アニメへの思いはいまひとつのまりあ。 原画に憧れていたが、九条監督に動画の腕を評価されたことで動画検査を務める富士先輩。 かつて監督と副監督の間柄だった九条と芹澤。 何より花村ヤソ先生自身が元アニメーターで、2003年頃Production IGで働いてらしたということで、実際に登場する人物の言動の説得力がすごい。そしてキャラ同士がお互いに抱く複雑な感情は傍から見ていて本当におもしろい…! こういう若者が厳しい訓練を通じて一人前になる話は、読むと元気が出るのでどんどん読みましょう! https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/06/news015.html漫画家夫婦の育児奮闘記ニブンノイクジ うめ名無し家事と育児を両立する日々に悪戦苦闘しているエッセイコミックです。読むと母親って本当に大変だなぁって思いますね。常に男性よりも女性のほうが、責任が重いし大変な思いをすることが多いのは少々不公平だなと。でもこの漫画はそんな不公平感よりも、ポジティブに突き進んでいるお母さんの姿に心打たれました。 2匹の飼い猫も仲が良くて赤ちゃんを守ろうとしている様子が伺えて、猫好きとしては羨ましい限りです。 イマドキの育児事情が分かって勉強になるし、その合間にユーモアがあって面白かったです。今は味わえない青春の醍醐味横浜無印少年 みづき水脈名無し三角関係やら勘違いからなんとなく気になったり、そこかから恋になったりとか、THE青春という感じで読んでいて懐かしかったです。 当時はスマホもないから誰かと出会うためには街に出てナンパとか、連絡も当然LINEで進むわけじゃなくて、教室とか街でばったり会ってとか。今とは違って不便だなと思う一方、そのもどかしさがあるからこそお互いに距離を近づけるために一途に頑張れるんだなと感じました。 30代〜40代には「高校時代こうだったな」と懐かしみながら楽しんで読めると思うのでお勧めです。続いてますシガレット&チェリー 河上大志郎名無しシガレット&チェリーは後輩くんと美人先輩のキャンパスでの不思議な関係を描いたラブコメです。この作品は上記のように登場人物に固有名詞の名前が出てこないことが特徴です。 7巻で完結したと思っている人が多いかも知れませんが、場所を変えて現在も連載しています。 ゾンビに襲われるよりブラック企業のほうがつらい(断言)!ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎名無しタイトルの奇抜さと絵のタッチにひかれて読み始めました。 ブラック企業に入社してどんどんと精神的に追い詰められていく男性の日常は今の日本を象徴しているようでとても共感できました。 そして、ある日なぜかゾンビだらけの街になって、もう会社いかなくていいじゃん!と喜ぶところがとても笑えます。ゾンビに襲われる生活のほうがよいかといわれればそれはそれで嫌ですが、読んでると不思議と解放感がありました。 会社の人もゾンビになっていたのですが、きちんと退職願を伝えるところはシュールというか真面目な日本人という感じがしますね。 その後も、ブラック企業をはじめとした日本のブラック体質な世界から解放された青年が人生を謳歌するシーンは、今の日本に足りない清涼感というか夢があり、いつゾンビになるかもわからない危険な世界なのにとても太陽がまぶしいような不思議な感覚で楽しめる作品です。「ボスの右腕=愛人」の極道コメディ!ボスとヤス さいのすけ名無し※ネタバレを含むクチコミです。令和発のTS×SFミステリ!!おっさんが小学生 ぐんたおななし※ネタバレを含むクチコミです。 ヤンキー高校に迷い込んだ優等生の秘密とは…? #1巻応援優等生じゃいられない! 有馬レンジsogor25ヤンキーばかりが集まっている底辺高校に通う、真面目な優等生タイプの馬白鹿音(ましろかのん)と彼女の幼馴染の天魔。2人がこの学校に通うのにはそれぞれ別の理由があった。果たして2人は無事に高校生活を送ることができるのか!?というコメディ。 馬白と天魔はそれぞれ真剣に学校生活の平穏を守ろうとするんだけど、馬白は天性の察しの悪さで、天魔は考えるよりも体が動いてしまう性格が災いし、いろいろなことが綺麗に噛み合わなくてどんどん厄介な方向にすすんでいく。そして、ヤンキー高校なだけあって(?)トラブルとともに次々に濃いキャラの登場人物が現れてかき乱していく。馬白と天魔のボケツッコミのバランスもいいし、同級生・モヒカンの原田が要所でいい味を出してる。 不良ばっかりが登場するコメディなんだけど、笑いどころと共に不思議と爽快感があってノーストレスで読める作品。 1巻まで読了ゆるキャン△ゆるキャン△ あfろ名無しこの作品はテレビアニメやドラマにもなって好評ですが、人気が高いのもよくわかります。まず、キャンプをテーマにしている設定がユニーク。そして、キャンプに夢中になる主人公が年頃の女の子たち、というのもユニーク。これまでアウトドアというと、一般的には男性の趣味という先入観がありますよね。今、流行りのソロキャンプなどは特にです。でも、この作品の中では、高校生の女の子たちがキャンプの面白さに目覚め、ひとりでもグループでも臆することなく、春夏秋冬、いつでもキャンプに出かけてしまう。漫画とは言え、そんな彼女たちの勇気やフットワークの軽さも羨ましく、爽快感すら感じます。また、キャンプ場での出来事やハプニングばかりでなく、キャンプへ行く前のワクワク感や、キャンプを通じて出逢った友情なども描かれていて、ストーリー性も豊かです。現実には、女子高校生だけのキャンプ、女性のソロキャンプは危険性も伴い、その実行は難しいと思いますが、この漫画を読むことでキャンプ場の空気感を楽しむこともできるので、キャンプに興味のある人はもちろん、決まり切った日常に少々飽きて、非日常的なひと時を味わいたい人もぜひ読んでみて欲しいです。中学生男子の性春カテキン オジロマコト名無しあとがきで「母からカテキンとNs’あおいを買いましたって手紙がきたけど、Ns’あおいの感想しかなかった」と描いてあって笑いました。タイトルの「カテキン」から連想するとおり家庭教師のお姉さんがメインキャラではあるんだけど、やっぱりラブコメなので冴えない主人公がモテまくります。かなりエロい描写もたくさんあり、中学生でこの性に対する充実っぷりはけしからんと思いながら読みました。家庭教師のお姉さんとの関係は一番いい感じで終わったのでそこで終わってもよさそうでしたが、最終的に幼なじみの優等生で巨乳の女の子と付き合います。しかも向こうから告白されて…。自分は奥手な優等生の恋路を応援してたので付き合った時は嬉しかったんですが、これまでの展開からすると意外に中学生同士の恋愛らしいオチで終わって驚きました。これから初めて真っ当なお付き合いを経験していくんだろうなと、先の展開も予想できて読後感は爽やかでした。 女装して子育てする男の訳ありラブコメニコイチ 金田一蓮十郎名無し主人公の須田真琴は女装して小学生の息子を育てている。大学時代に事故で亡くなった恋人の子供を引き取ったのだが、死んだ母親を探して泣いている赤ん坊があまりにもかわいそうで女装して接することにしたのだ。カミングアウトするきっかけがないまま、家では優しく美人な母親、会社ではスーツ姿で働くサラリーマンをしている。そんな不思議な生活を何年も続けていたが、同じ会社に勤める藤本菜摘を好きになったことで事態が急変する。真琴を女だと勘違いしたまま付き合うことになってしまったのだ…! ここまでは割と想定内な話ですが、付き合い始めてカミングアウトしてからが面白いです。一気にバラすんじゃなくて徐々になんですよね。同僚としての男の姿の時は嫌われていたので、同一人物だと認識してもらうまでにも色々あるのですが、男としても女としても好きになってもらえてからはラブラブ度がすごい。また付き合ってからの菜摘さんがすごく可愛いんですよ〜!ずっと息子にカミングアウト出来ずにいた真琴を支えてくれて、3人が本当の家族になるラストもよかったです。伝助に褒められた〜い生きてるだけでほめられたい!~おつかれ女子とほめる犬張子~ 松山恵名無しちょっと抜けてる女の子が犬張り子の伝助に何をするにも褒められる、ほっこり羨ましいマンガ。 最初は、ただただずっと伝助が褒め続けるだけ…?と思っていたけど、イケメンさんが2人もいい立ち位置で出てくるからさらに素晴らしい。 伝助のぷにぷにとモフモフを体験できるぬいぐるみのグッズ化はもちろん進んでいますよね? まとめサイトみたいなタイトル鬼嫁と結婚してしまった結果 大和なでしこ小松よく"鬼のように怖い妻"を鬼嫁などと例えるが、この漫画では、"鬼が嫁"そのものな所が面白い。幼なじみの鬼"美都鬼"と人間の友雪の新婚生活は、些細なことですぐにキレる妻に怒られてばかりの毎日だが、そんな妻にも能天気なほど寛大で優しい友雪はまるで天使のよう。でも鬼とは言え、本当は純粋で愛情豊かなのに、なかなか素直になれなくて拗ねてしまったり、怒ってしまう美都鬼もとても可愛らしいし、そのツンデレぶりも微笑ましい。個人的には、美都鬼の"鬼"らしい部分や"鬼"である故の奇行から起こるハプニングをもっと強調したストーリー展開も見てみたい。まだまだ続きがありそうなので、今後に期待。 結局ドラマってどうだった?らーめん才遊記 久部緑郎 河合単名無し気になってる 見た人おる?良い最終回の見本みたいな終わり方らーめん才遊記 久部緑郎 河合単霧兵衛良かった点 ・相変わらず芹沢の名言が多くて楽しめる ・ラーメン発見伝に比べ軽い感じで読める 総評 ・ラーメン発見伝からの流れをラーメン才遊記で綺麗に終わらす見事な最終回だった。最後まで芹沢はかっこいいな 手塚治虫に憧れ過ぎた漫画家マンガチェイサー コージィ城倉名無しチェイサーは当時の目線で手塚治虫が語られてるから、「手塚治虫バケモノかよ…」って気持ちにすごいなる #1巻応援 幸せな気持ちになったロリータ飯 岡野く仔Pom なつ子可愛い〜読んでて幸せな気持ちになる。 ご飯大好きでモリモリ食べる姿ももちろん素敵だけど、ふゆ弥も言ってたけど、いただきます。とご馳走さま。を食べる前に言うことって普通に思うけど、自分も一人でご飯食べる時とか出来てない時あるからなあ。そんな所も彼女の素晴らしい所で。 ふゆ弥の立ち振る舞いもカッコいい! 読み終わった後、ほっこりした気持ちになりました。すごくお腹すいてる時に読んだら、よだれものですが。。 のび太とアニマル惑星!大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄チッポ動物たちが暮らす美しい星は緑が豊かで空気も澄み、争いもない平和な場所。住民たちは大昔にかつて自分たちの祖先を悪魔族から救ってくれたとされる神様を信仰している、どこかメルヘンチックな世界観から始まるストーリーですが、敵であるニムゲに攻められてからは一変。美しかった町は戦場と化し、ドラえもんたちがいる場所にミサイルが落とされたり、森が燃やされたり、とても悲惨な描写もあります。 環境汚染・保護がテーマという事で、その強いメッセージはのび太のママが裏山の土地開発に反対する運動に参加する姿からも伝わります。 「ツキの月」という、普段ツイてないひとほど効き目が強い道具を使う際、満場一致でのび太が指名され、文句も言わずに素直に従うシーンが好きです。 楽園までどのくらい?いや、目の前に。純水ルミネッセンス かずまこをあうしぃ@カワイイマンガこの単行本の後半は『純水アドレッセンス』の追加エピソード。養護教諭×生徒のカップルの、生徒が卒業まで逢瀬を止めようと悩んだり、結婚式とその先を考えたり、卒業後に学校に残される教師を想ったり……次々と訪れる「区切り」と向き合い、精一杯に恋を生きる物語が、爽やかに鮮やかに描かれている。 『純水アドレッセンス』を読んでいる人は、これは絶対読みたいはず! そして前半は『楽園まで、あと…』という作品。『楽園』誌で中村明日美子先生が連載されていた『おはよう楽園くん(仮)』の二次創作に勤しむ同人作家とその恋人の百合。因みに『おはよう楽園くん(仮)』はBLである。 二人の「区切り」は同人誌即売会。印刷所の締切を巡ってアレコレしたり原作の新展開に萌えたり推しカプで微妙な感じになったりと色々あっても、怒涛の即売会を乗り越えて二人は……という感じのお話だ。 ♡♡♡♡♡ 遠い将来を考えると、同性カップルでなくても、不安になる。だからまずは目の前の「区切り」を一つひとつ、精一杯に満たされる。それの積み重ねが、確かな将来なのかもしれない……そんなメッセージが全体を貫いていると感じた。 楽園まであと、どのくらい?という問いには「先ずは目の前のオアシスで喉を潤そう」と答えたい。 ♡♡♡♡♡ そしてもし興味がおありなら、『おはよう楽園くん(仮)』も一緒に読んでみると面白い。二人が何を見て悶えていたかとか、二人の繰り出すセリフの元ネタなど……色々分かって面白い。そして中村明日美子先生の引く美しい曲線と、カワイイ楽園くん(仮)の、微妙に醸し出されるエロスが癖になりそう。 BLは守備範囲外の私でも楽しめた、愛らしい小品! スカッと爽快!ラブコメ漫画先生、泊めてください! 松苗あけみ名無し恋にモンモンとしている人、気分爽快にスカッとしたい人が読むべきラブコメディです。高校時代にバレーに打ち込むばかりで、女の子らしい青春時代をなにひとつ経験してこなかった主人公が、大人になり教師という立場になったいま、男子高生1000人斬りを目指すというストーリー。 正直、主人公の振る舞いは「痴女」とも呼べるくらい性に奔放で今じゃ考えられないトンデモ設定でもありますが、冒頭から勢いよく振り切っていて一気に読めるのでスカッと気分爽快なること間違いナシです!アニメ化〜!かくしごと 久米田康治名無しかくしごとアニメ化〜!しかも声優神谷さんとのことでほぼ勝手に改造なので読んでくださいブリキの迷宮〈ラビリンス〉大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄nyaeのび太のパパがテレビの前で居眠りしていたら、砂嵐のなか不思議なCMが流れはじめてこちらに語りかけてくる…という奇妙な始まり方が子供心に妙に印象深く刻まれてます。 あとは、客が自分たち以外に居ないけど設備の整った大きなホテル。でも地下にだけは絶対に行かないでね… 導入だけでいうと「ホラー」のやつですよ。 作品全体のイメージとしては、のび太たちとブリキのおもちゃたちの戦い!というものでしたが そもそもの原因は、人間が楽をするために生活の全てをロボットに任せようとしたせいであり、その結果ロボットたちに支配されてしまうという展開に、読者に伝えたいメッセージがあったんだなと思った次第です。 物語の約半分ほどの間は、ドラえもんが反乱軍に捕まって海の底に沈められてしまってます。なので初めはのび太たちだけで立ち向かうも力及ばず。 その後ドラえもんをなんとか助けてからの巻き返しの凄まじさったらないです。 ロボットに頼りすぎて崩壊した王国に対し、やっぱりドラえもんが居ないとダメなのび太達、という構図には何かメッセージは込められているのだろうか? もったいないの極致江口寿史のお蔵出し 江口寿史hysyskちょっと『童夢』みたいな『POCKY』やエッセイマンガなど、こんなのも描けるんだ!という驚きに満ちた短編集。間違いなく才能があるんだけど、それゆえに完成させられないなんて、こんな皮肉なことがあっていいのだろうか。 椿屋の源こと狩撫麻礼と組んだ『平成大江戸巷談 イレギュラー』なんて、描き切ってれば実写化とかされて歴史的作品になってそうな勢い。でも狩撫と組んでも完成させられないとしたら、一体どうすればいいのか。それでも多分、みんなが待たずにはいられない、ずるい魅力がある。短所は長所デカワンコ 森本梢子名無し主人公の花森一子は、人間離れした嗅覚をもつ女の子。彼女の特性ゆえ学校で悲しい思いをしたが、サンタのおじさんの言葉で自分の夢を見つけたエピソードは心が温まりました。自分が思う短所は、考え方次第で自分の長所になりうるという、読者に対するメッセージとも感じ取ることができ、真っ直ぐな一子からも元気をもらえます。<<154155156157158>>
2年ぶりに新刊が発売されていることに昨日気づいたのでまとめて一気読み。やっぱめっちゃ面白れ〜〜!!目が良くて立体を意識して描ける貴重なセンスを持つものの、技術は完全ド素人のユキムラが、1年バチバチにしごかれてものになっていく様が最高! https://comic-days.com/episode/13932016480030302093 小手先の技術を教えた方がすぐに使えるようになり、ユキムラ自身も周囲も楽なのだけれど、監督の希望は「ユキムラの才能を殺さずに、(ベテラン同様)動画の本質を正しく理解したアニメーターに育てる」こと。 監督はユキムラが辞めるかもしれないリスクを理解したうえで、普通より厳しく指導し育てることを選ぶ…。 もしこれが今現在の現実世界を捉えたドキュメンタリー映像だったら、法律やパワハラが気になってしまうかもしれない。 しかし、これは若者の明るい成長物語漫画なので、「上司のしごきは間違いなくストーリー上で、主人公の成長に必要な・正しいことである」と100%安心して読むことができるところが好き。 技術はド素人だけど、アニメへの情熱があり、(新人にはわからない)センスがあるユキムラ。 超有名漫画家の娘で技術はピカイチだけど、アニメへの思いはいまひとつのまりあ。 原画に憧れていたが、九条監督に動画の腕を評価されたことで動画検査を務める富士先輩。 かつて監督と副監督の間柄だった九条と芹澤。 何より花村ヤソ先生自身が元アニメーターで、2003年頃Production IGで働いてらしたということで、実際に登場する人物の言動の説得力がすごい。そしてキャラ同士がお互いに抱く複雑な感情は傍から見ていて本当におもしろい…! こういう若者が厳しい訓練を通じて一人前になる話は、読むと元気が出るのでどんどん読みましょう! https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/06/news015.html