ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6118件<<119120121122123>>シン・エヴァンゲリオン公開と聞いて監督不行届 安野モヨコ六文銭思わず読んでみました。 公開にあわせて、庵野監督のプロフェッショナル仕事の流儀もやるようです。 http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318 およそ現代のコンテンツ業界で最重要な人物の一人だと思いますが、本作を読むとなんともいえない親近感がわきます。 監督の作品をみると、何がどう面白いというか感覚的に面白いので言語化が非常に難しく 「いったい脳内どうなっているんだろう」 と思ってしまうのですが、本作で垣間みえる夫婦生活をみると、 「あぁ、ただのオタクだな」(失礼) となるから不思議。 個人的には、もっと作品が好きになります。 (ここは好き嫌い別れるかと思いますが) ちなみに、奥様である安野モヨコも、「ハッピーマニア」などで代表される漫画家としてスゴイ方なので、二人でおりなす夫婦生活はそれだけで、ファンとしては必見かと。 なんにせよ価値観が徐々に似てくる夫婦(奥様の懐が広いところによるが)に、読んでいてほっこりします。 個人的に二人の馴れ初めとかも気になったのですが、それがないのが残念でしたね。ほっぺのシズル感ぷにぷにぷにおちゃん ~赤ちゃん観察日記~ にくきゅうぷにお野愛ぷにおちゃんのほっぺぷにぷにもちもちしたい。かわいい。 作者さんのTwitterみると大きくなっててかわいい。 赤ちゃんはもれなくかわいいけど、ぷにおちゃんのほっぺのシズル感がはんぱない。ぷにぷにしたい。マザコン魔女の親子百合ギャグ!でこぼこ魔女の親子事情 ピロヤあうしぃ@カワイイマンガ森で赤ん坊を拾って育てた魔女アリッサ。その子・ビオラは16歳になり、魔女として成長。でも彼女は極度のマザコン!しかもどう見ても、母よりナイスバディ! ★☆★☆★ 見た目ロリなアリッサ(223歳)と発育の良いビオラは母娘間違えられがち!というネタや、マザコン過ぎるビオラの嫉妬ネタを軸に、魔法社会の極端な人達のギャグはかなり笑える。 見た目カッコいいビオラがアリッサの前で見せる幼さ、カワイイ! セリフのテンポや言葉選びがいちいち可笑しく、二足歩行生物以外の造形でも笑わせて来る。一番面白いのは、ビオラの使い魔の不死鳥フェニックス(画像は1巻p70。どういう事… ビオラがとても強いので、(特にママに)近づく男はほぼ瞬殺。そのマザコンぶりに親子百合要素を感じつつ、息つく間も無く繰り出される魔法界ギャグを楽しみたい。いつの間にか「懐かしい」存在になってしまっているQちゃんオバケのQ太郎 藤子不二雄(A) 藤子・F・不二雄さいろくオバケのQ太郎と言えば昔はドラえもん、忍者ハットリくん、プロゴルファー猿などと一緒にTVアニメで藤子不二雄旋風を巻き起こしていた大看板だったはずなのに、気づいてみたら今でも続いているのはドラえもんのみ。 ドラえもんとの差を考えると ・映画化が少なかった?(ピンで映画化されてるのを見たことがないけどハットリくんとかと合同で何かと戦っている映画を見たような…なんだったっけあれ) ・地味にブラックジョークまみれ ・出会いなどの背景設定が希薄 とか、挙げてみると残当な感じだった。 漫画の方はちょっとブラックなネタも多く、内容的には若干赤塚不二夫っぽさが感じられる。 途中からOちゃんとかP子さんとかドロンパとか出てきてかなり盛り上がっていくし永遠に続くものだと思ってしまっていたけど、自分が大人になるにつれて見なくなっていってしまった。最終回どうなったのかな、とか気になるけど見たくないような気もする。 老後の楽しみにとっておこう。 新妻の「新妻彩葉」さん新婚のいろはさん OYSTERさいろくOYSTER先生の4コマはいつもぶっ飛んでいて好きすぎるのだが、ぶっ飛んでなくても好きだった。 いや、正確にはいつもどおりのネジが外れてる感じの4コマなのだがいろはさんが可愛いしラブラブだし、正直妬ましい。 妬ましいぞ!始くん!(光の大社員っぽく)見た目はJK!中身はオッサン!二科てすらは推理しない PEACH-PITANAGUMAその名は名探偵二科てすら!…という触れ込みで始めるのがぴったりかと思いきや、本作の主人公てすらはタイトルにもあるように「推理」をしません。 彼女が積み重ねるのは思考実験、机上の空論と称して仮説を組み立てることであり、興味があるのはあくまで謎そのもの。相棒のサラリーマン桃太郎がその実証実験として実際に動き仮説を確かめていく…というバディ・ストーリーです。ミステリアスな女子高生に翻弄される話が好みの方には刺さるかと。 そもそもこの二科てすらの正体ですが、中にいるのは元大学教授・二科恭哉、彼女の父親です。とある事情で入れ替わりが起きてしまい、その間「娘の人生を保全する」のが今の目的。女子高生の見た目で哀愁を漂わせたり達観したことを言うのが時折ドキッとさせてきます。 本作『推理しない』はあくまで序章ですが、オッサンJKてすらの不思議な魅力がたっぷり詰まっています。続編『二科てすらは見つからない』は二科家の家族の問題と絡め、物語が予想外の方向にドライブしていくのでこちらも読んでほしい!あらゆる方向で面白いのに何故かマイナーがらくたストリート 山田穣愛妻号オーディオとかアニメ作画とか渡世人とか妖怪ハンターとかいろんなウンチクも楽しいし女の子も可愛いのに、なぜマイナーなのか ショムニの飲み会しんどそう、と現代人は思うショムニ 安田弘之野愛昔ドラマやってたなあ懐かしいなあなんて気持ちで読んでみました。 ほんとに変わったんだなあ、時代。 坪井千夏はめちゃくちゃ強くていい女で、上下関係や社会常識なんてつまらないものをぶち壊していく的なお話かと思っていましたが、この会社別に平和じゃない?ショムニも他部署も変わらず平和なホモソーシャル。良くも悪くもホモソーシャルな世界観がここにはありました。 豪快で大胆で物怖じしない。下品でデリカシーがなくて、男の数で女の価値が決まるだなんてとんでも理論を振り翳す。 坪井千夏27歳美人OLにこの人格がおさまっているから、ショムニは面白い漫画として成り立っている。 主人公男だったらドラマ化絶対しないよなあ…。 そして今のこのご時世なら、塚原は普通にモテる。そんな気がする。 女が男の中で男と同じ振る舞いをして戦うのが男女平等だった時代から、変わりつつあるんだねえ…なんてしみじみ感じてしまいました。 それにしても8割下ネタなのでよくこれドラマ化したな、うまくやったなあと感心してしまいました。 まあそんなとこに注目せずにコミカル要素だけを楽しむのもよし、時代の変化に想いを馳せるもよし、だと思います!メッチャ笑える死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話 秀名無しニコニコで1話読んでソッコーで単行本買ってしまった。夫の家族がみんないい人たちなのが好き。おすすめですお小遣いを通した人生観が垣間見える定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ 吉本浩二六文銭話題になっていたので、読んでみましたが、身につまされました。 結婚して家庭をもつと、特に、意識しなければならないのはお金のやりくり。独身のときよりも自由に使えるお金が減りますからね。 なので、毎月のお小遣いも、必然的に制限されます。 本作は、そんなお小遣いをやりくりする夫の話で、世の中の所帯持ちの男性は参考になるのではないでしょうか。 特に、自分もお菓子が好きなので、筆者の少ないお金で最大限の幸福を追求する姿勢は、唸るものがありました。 ただ、添付のように夫婦間でセコイ喧嘩をするシーンがあり、 カルピスを多く飲んだくらいで、また味ごのみを1袋食べたからって、そない怒らんでも(ってか、勝手に食べちゃいかんでしょ)と思いました。 貧しくても、心まで荒むのはよくないすよね。 貧乏や苦労話のジャンルが個人的にトラウマなので、色んな人の小遣いをやりくりする話が続いて気が滅入りそうになりますが、 さっきの、夫婦喧嘩の仲直りの仕方が粋だったりと、読後感は総じて良いです。 金銭的な苦労話が中心ですが、ストーリー全体で暗くならないのが、本作の魅力かなと思います。 また著者の持ち味である人情系のエピソード(小遣いを通した家族の絆的な)もあって、これがすごく良くて、何度も読みたくなります。 お金の使い方はその人の価値観がでると言いますが、すなわち、お小遣いもしかりです。 お小遣いを通した人生観が垣間見える、そんな作品ではないでしょうか。 「左中間」でジュース屋を営む犬犬のジュース屋さん おおひなたごうnyae続編?のZ(ぞね)の方は読んでいるんですけど、こっちを読んでいませんでした(読んでなくても問題ないですが)。今更ながらどちらもヤンジャンで連載していたと知りびっくりしました。いまのバス江的な立ち位置だったんだろうか。 全1巻のようですがすごいところで終わってるので単行本未収録の話があるんですかね。でもあれで完結と言われれば、まあそうかぁ、という終わりかたです。 パッと見コロコロとかで連載してそうな空気を出しながら実際はわりと邪悪なんですけど、どこか生活感のある描写がたまらないギャグ漫画です。 おおひなたごう先生の漫画といえば小ネタの多さが特徴ですが、その点で言うと週チャン連載のフェイスガード虜の方がこれでもか感がありました。電子化してほしいなあ。 激レア設定(ノンフィクション)家族のリアルな愛惜まんがかぞく 大島永遠名無し父母姉妹全員が漫画家。 父・大島やすいち、母・川島れいこ、 長女(本作の作者)大島永遠、次女・三島弥生。 その長女が描く実録家族漫画。 もしかしたら世界中でもこの一家だけかもしれない 家族全員が漫画家の一家という漫画家家族(ややこしいな) という激レア設定。 しかもノンフィクション。 私は大島やすいち先生といえば「おやこ刑事」の先生、という イメージはありました。すみませんが他の先生の作品は 読んだことがありませんでした。 けれどあの大島先生の家族がそろって漫画家になっていて、 その実態を漫画化していると聞いて、凄く興味をもって読みました。 読む前の推測では、漫画家って忙しくて人気商売で とにかく大変だろうな、 その家族って、まさに修羅の家みたいな普通じゃない家族生活を 過ごしてきたりしたんだろうな、と思いながら読みました。 その推測はあたってもいたけれど、それ以上に予想外の世界でした。 確かに父が多忙で母子と普通のコミュニケーションが とれていなかったとか、 修羅なエピソードもありましたけれど、それよりも 母が仕事を手伝う娘(小五)に乳首の描き方を指定するとか、 予想外の修羅な家族エピソードに意識を成層圏まで飛ばされました。 それでいて、家族ができる前の大島先生と川島先生の 馴れ初めなんて、いかにも漫画家カップルの出会い成立の なにそれその面白展開、という話にちょっと萌えたり(笑)。 結局、普通の家族の話ではないんですよね。 確かに世界に一つあるかないかの 家族全員漫画家というレアケースの話。 なので、普通の家庭の話と比較してもしょうがない話で うわ、こんな家族でも成立するんだ、と驚くしかないのですが、 それでいて垣間見える家族愛が、 そんな状況でも存在し成立するということで より深いものなのかもと考えさせられました。 漫画を絆にして成立するという、 一般的ではない家族なのだけれども だからこそ、いい家族なのが判るというか。 それでもやっぱり特殊な例、あくまでも特殊な成功例だとは 思いますけれど。 普通は、大島永遠先生、グレちゃうと思いますね。 こういう家庭環境だったら。 そこでグレずにそれぞれ成功し家族も維持し、 漫画でもヒット作を生む、というのが 漫画家サラブレッドとしての才能なのかもしれません。 よくわからんけれど。 特殊でレアなケースで、参考にはしようがないのだけれども、 これも一つの良いファミリー実録漫画なんでしょうね。マンゴーホッピー飲みながら読みたいバ吾Aのマンゴーホッピーで乾杯 バッファロー吾郎 A名無しと思ったけどそんなお酒がほんとに存在するのか謎。なぜなら検索しても出てくるのはこの本だけだから。 いわゆる“ただの妄想”とも言えるものを、こうして読みものとして成立できるのは芸人さんの力だなと思います。 あ、ちなみにこれは漫画ではありません。 なんだかんだで最初に載ってる武井咲がいちばん面白かったです。 Kindle Unlimitedで1冊読めるので気になった方はぜひ。 エリート銀行員の加賀谷次長に育成されたい男子達加賀谷次長、狙われてます! 小山田容子starstarstarstar_borderstar_borderかしこ最近のエレガンスイブの漫画って(「凪のお暇」とか「10年シてないスダチさん」とか…)どれも面白いよな〜と思ってこちらも読んでみました! みどり銀行まちなか支店に勤めている加賀谷次長は、生まれつき備わっていたかのようにスマートな人心掌握術の持ち主。上司や部下のハートをガッツリ掴んでいるので、彼のことを嫌いな人なんて一人もいません。正直モテモテです。しかし彼は心の中でこう思っています「女性を口説くより誰かを育てる方がずっと楽しい」と。 そうです。この漫画はやる気が空回りしている若手社員や、親の借金で卑屈になっていた苦学生を、エリート銀行員の加賀谷次長が育成する漫画です。しかし育てられる側はどちらも恋愛感情を持っちゃうし、加賀谷次長も思わせぶりな態度を取ったりします。なかなかハッキリしない感じが長かったですが、2巻のラストで思いっきり加賀谷次長のことを抱きしめたので確信しました。これはBLです。 作者の小山田容子さんの他の作品も銀行が舞台になっているものばかりだったので調べてみたら、金融機関で10数年間勤務されていた経験があるんだそうです。どうりで銀行員の業務の描写がリアルな訳だ!お仕事マンガとしてもオススメです。若林稔弥センセーの新作、まさかのDMMでR-18ぱちん娘。 若林稔弥さいろくパチンコだけどな!!(※R-18だよ!) パチンカスとか色々言われる自他ともに認めるクズの集まる場所、それがパチンコ屋… DMMでパチンコアプリがあってそこで連載してたんだそうです!知らなかった!Twitter久しぶりに見たら単行本の宣伝されてたので買って読みました!(今日発売日) そして私はパチンカスなので全然面白いです!DMMでの最新作でもあり、内容は「みどりちゃんがボタンバイブで昇天してるところが可愛い」とか字面だけだとすごい酷い感じに見えるけど実際はこれです。 パチンカスは必読です。はよ買おう! 案件がわかりやすく案件なのでぜひこれからも実名で実機を使ってもらいたいのでサンセイさんよろしくお願いします。特撮ヒーロー好きが生み出した、怪しすぎる漫画カミブクロ仮面 チバコウゾウstarstarstarstarstarひさぴよ特撮ヒーロー好きが生み出した「カミブクロ仮面」というキャラクターを元に、映像化や劇場上演などを経て、漫画版まで作ったという流れでできた作品だそうです。自分は漫画で存在を知りましたが、表紙のあまりの怪しさに、ググってから素性を知りました笑 一般的な商業漫画の作りではないのは明らかなので、商業誌と比較することはしませんが、紙袋を被ってヒーローごっこしたことのある人種なら、けっこう楽しめる漫画ではないでしょうか。値段も安いし、もし興味があれば、一読してみることをおすすめします。 鈴木央といえばこれちぐはぐラバーズ 鈴木央霧兵衛よかった点 ・鈴木央の好きなものを見せつけられている感じがいい 総評 ・チャンピオン向きかと言われてたら向いていないな。鈴木央のマンガはほとんど読んでいるがこれと「Ultra Red」にほとんど触れる人がいないのは寂しい榎本俊二のわりにはフツーなエッセイ漫画思ってたよりフツーですね 榎本俊二名無し学生時代、漫画家デビュー前後、最近の近況が描いてありますが半分くらいは脱線してシュールに走っています。それでも思っていたよりフツーに軽〜い気持ちで読めるエッセイでした。いい意味でトイレに置きたくなる感じ。 3巻に収録されてる奥様で漫画家の耕野裕子さんの原稿を某育児雑誌の編集者が紛失した話が読んでてすごくムカつきました。編集者の対応が最悪…。漫画をナメてるな。クリームソーダシティの完全版について語ろうクリームソーダシティ 完全版 長尾謙一郎名無し『クリームソーダシティ』といえばなぜか未完のまま打ち切られてしまった作品として有名だと思うが、クラウドファンディングなどを経てついにきちんとした完結を迎えた。感想を書こうにもうまくまとめられないので、一言残して行く感じの方がいいなって思った。 苦しみ隠した百合同居コメディ社畜さんと家出少女 タツノコッソあうしぃ@カワイイマンガ家出した女子高生(15)を庇護するのは、かつて彼女の家庭教師だった社畜女子。過重労働とストレスを酒でごまかす社畜は、しっかり者の女子高生に逆にお世話されてしまう。 仕事は恐ろしく大変そうだが、日々の様子は楽しげで、社畜が女子高生に救われているのが良い感じ。だが所々で女子高生の、恐らく家庭の事情から来る苦しみが仄めかされる。そしてそれに関する社畜女子の重いモチベーションが見えて来ると、楽しげな日常からも少しの胸苦しさを感じられる様になる。 次第に、いつ二人の関係は壊れてしまうのか?と不安が拭えなくなる。(2巻時点では)詳しい事が全く語られない為、それは余計に増幅される。 互いに補い合い、安心している二人の関係が壊れるなんて、見たくはない。でも現状を社会が許さない事は、作中の人物達も読者も分かっている……という感じで、読者は仄かな破局感を共有し続ける事になる。 早く安心できる結末を見たいけれども、一筋縄ではいかないんだろうなぁ……という困難さを、それぞれの(複雑な)友人達と共に見守ってゆきたい。多分「夢」「日常」を問う?ポンコツ迷探偵コメディ出禁探偵 ~クララが来たりて謎を解く???~ 屋乃啓人名無し名探偵はカッコいい。 次々と出会う難事件を颯爽とスマートに解決する。 しかし現実の日常では、滅多に難事件はおこらない。 事件がなければ名探偵の出番はない。 それだからか、探偵物の名作小説やドラマ漫画は数多くあるが、 「そんなに殺人事件に連続して遭遇するわけないだろ」とか 「むりやり密室や完全犯罪にしているだろ」 とファンからツッコまれたりもする作品も多い。 現実の探偵さんは浮気調査などの地味な仕事が殆どだとも聞くし、 名探偵が存在し活躍する世界は「夢」であり「非日常」 なのかもしれない。 だからこそ中二病的に名探偵に憧れる人はいる。(と思う) この漫画は、そんな自称・名探偵で実質は迷探偵の 中二病的な夢が一杯で、勇み足やから騒ぎが得意で、 しかも結構開き直るし責任転嫁もする、という 見た目は綺麗だが中身はポンコツな女子高生・クララが、 祖父の残した喫茶店をただ平和に守りたいと思っている、 平凡な日常を好む男子高校生・コウタが店長の喫茶店に 「迷惑だから出禁!」と言われつつも、やってくる、 というコメディ。 全二巻のうちのまだ一巻しか読んでいないが、 コメディ漫画として凄く面白い。 自称・名探偵の女子高生の ポンコツゆえの強引で的確な外しっぷりと、 それにつきあわされて喫茶店としては実害も被っている 高校生店長の悲哀が凄い。 ただ、読んでいて「あれ、これ伏線だろ?」 という点がけっこうアチコチに描かれているように思った。 恐らくだが「夢」とは何か、「日常」とは何か、という伏線。 多分、店長・コウタにも店員・副島さんにも常連・和嶋さんにも、 第一巻では明らかにされていない部分がある感じがする。 そしてそれは自称・名探偵の出禁探偵の女子高生にも。 と、読みながら推理しました(笑)。 二巻も読みたいのだけれども、近所の本屋には見当たらない。 何故だ(いや、出版社と本屋の判断だろうけれども) 面白いんだから出版社さんには重版してほしいのだが。シナリオがしっかりしていて、読み応えがある作品怪病医ラムネ 阿呆トロ名無しこの怪病医ラムネという漫画は、ストレスを原因とする奇妙な病気『怪病』を治す医者『怪病医ラムネ』による怪医療ファンタジーです。アニメ化もされており、なぜ、この患者が『怪病』に罹った経緯と共に、どのように治療を行うかなどの起承転結が整っていて、心が燻られます。 特に、個人的にオススメなのが、『餃子の耳』です。また、単行本のおまけページが描かれており、購入して満足感があります。ぜひ、オススメですので、試しにアニメ→原作 or 原作→アニメのどちらでもいいので、見てほしいです! 日本と西洋の妖怪による異文化交流!!あやかしメルヒェン 白乃雪かしこ海外に住んでいる漫画家さんのエッセイが好きだと書き込んだ時にオススメして頂いた「とつげきドイツぐらし!」を先に読んでいたので、白乃雪先生がドイツを舞台に漫画を描かれていると知ってトキメキました! 絵本作家を目指して留学したコテツに付いて(憑いて?)座敷わらしの花緒もドイツにやって来ます。グリム童話が生まれた地であるドイツには古くから物の怪がたくさんいてコテツにとって創作の刺激になっていますが、取り憑かれやすい体質なので花緒が守ってあげるというお話です。 日本の妖怪である花緒が西洋の妖怪と出会って異文化交流するのがとても面白いです!!コテツは色んな国の人とシェアハウスで暮らしているのですが、同居人達も自分の出身国の物の怪を連れて(憑いて?)きてしまっていて、登場するのがドイツの妖怪に限らないところがまたいいです。現代ですね〜。 個人的には花緒がおじゃる丸みたいで可愛いなと思ってます。癒される…。この大人、ヒキョーにつき。 #1巻応援塔子さんは家事ができない。 はるかわ陽あうしぃ@カワイイマンガ家事万能のJK・明莉と大手メーカー勤務・塔子の同居物語。この作品で際立つのは、塔子の規格外の……何というか、ヒキョーさ。 家事が苦手でだらしがない、汚部屋在住裸族の塔子。しかし仕事時のスーツ姿はキリッとしてギャップが凄い……と言いつつそんなにオンオフに違和感がないのは、顔が良いせい?どちらの姿も良い〜良いよぉ〜と思ってしまう。ズルい。 そんな塔子に、明莉も翻弄される。妙に距離が近かったり、大量に残された女性物にモヤモヤしたり……そして何で○○されたの?と悩み続ける事に。 この大人の女、JKには荷が重くない? 1巻最後に、塔子の大きな秘密の一つが明かされる。これはもう、明莉も意識しない訳にはいかない!築いた家族としての信頼関係が、どんな心に生まれ変わるのか、ここからが本番だ!<<119120121122123>>
思わず読んでみました。 公開にあわせて、庵野監督のプロフェッショナル仕事の流儀もやるようです。 http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318 およそ現代のコンテンツ業界で最重要な人物の一人だと思いますが、本作を読むとなんともいえない親近感がわきます。 監督の作品をみると、何がどう面白いというか感覚的に面白いので言語化が非常に難しく 「いったい脳内どうなっているんだろう」 と思ってしまうのですが、本作で垣間みえる夫婦生活をみると、 「あぁ、ただのオタクだな」(失礼) となるから不思議。 個人的には、もっと作品が好きになります。 (ここは好き嫌い別れるかと思いますが) ちなみに、奥様である安野モヨコも、「ハッピーマニア」などで代表される漫画家としてスゴイ方なので、二人でおりなす夫婦生活はそれだけで、ファンとしては必見かと。 なんにせよ価値観が徐々に似てくる夫婦(奥様の懐が広いところによるが)に、読んでいてほっこりします。 個人的に二人の馴れ初めとかも気になったのですが、それがないのが残念でしたね。