ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6118件<<115116117118119>>オリンピックの意味、そして表現とお金。オリンピア・キュクロス ヤマザキマリnyaeたぶん、2020年東京オリンピック開催が決まったことがこの連載が始まるきっかけになったと思うんですが、決して「オリンピック万歳!」的な内容ではなく、元は神に捧げる祭事であったところから、いかに経済効果を上げるかが目的となってきたこと、そしてアスリートは「国のために戦い、そして結果を出す」ことが当たり前になっているのは何故か、ということがメッセージのひとつとなってます。 メインのストーリーとしては、古代ギリシャの壺絵師を生業とするオタクの青年が、自分が好きなこと・やりたいことと他人に期待されることの違いに悩み、ひょんなことから様々な時代の日本へタイムスリップし(どっかで見たな)、スポーツをすることの意義やオリンピックのあり方、表現と感動、そして経済を学び、そしてそこで得た知識やアイデアを地元の村の繁栄に役立ててゆきます。 こうあるべきと押し付けるようなものではないですが、今はオリンピックに少し重きを置きすぎというか、お金や勝ち負けよりももっと優先してもいいことってあるんじゃないかな、という作者の願いが、とくにあとがきを読むことで伝わります。 確かに、選手たちはいちいち国を背負いすぎだし、他人に「夢と勇気」を与えることが目的なの変じゃない?君がやりたいからやってるんじゃないの?と個人的にも思います。 (全員がそうじゃないかもですが)好きで、楽しくて始めたはずのスポーツが、いつしか重圧になってしまい、結果を残さなければ存在意義すら失いかねない。 5巻の羽海野チカさんとの対談でもありましたが、世界的なスポーツ大会の舞台に立っている姿を見るだけで「偉い、尊い、優勝!」ってなっても良いはず。どんな結果であろうと選手に文句をつける人はそれなりの権利があるんでしょうね?という話です。 この漫画はまだ続いてますしどういう着地をするかは分かりませんが、オリンピックというものについて色々思うところがある人には読んで欲しいかなと思います。ギャグかと思ったらガチだった数字であそぼ。 絹田村子さいろく数字。それは数を表す文字のこと。 高校レベルの数学止まりの知識しかない自分には話が難解すぎる… と思ったけど記憶力だけ良い主人公と一緒に学んでいける!?と勘違いするぐらいわかりやすく紹介してくれている。 この漫画もしかして神様の授けてくれたチャンスなのでは? そう思った私は高校の頃に「動物のお医者さん」を読んで獣医になれるのではと勘違いしたぐらい傾倒しやすいタイプでした。 大学レベルの数学を学んで理解したい、とちょっと思ったけど1巻を読んだだけでは主人公がバカに見えていたけどコイツは記憶力だけで名門大学に入れちゃうぐらいの特殊なやつなんだった。 ‥がんばれ横辺、見守ってるぞ。久しぶりに読み返した黄門さま~助さんの憂鬱~ 徳弘正也starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載中読んでいたはずなんだがラストがどうなってたか全く覚えていなかったので読み返した。内容としては「水戸光圀の諸国漫遊世直し」がベースでその実態は光圀のスリルを味わうための旅で、その旅に主人公が助さんとして加わる。 水戸光圀がクズなのか良い奴なのかも掴みきれない感じでシリアスな話でも適度のギャグやツッコミが入るので読みやすかった。スタイリッシュな絵が大好きなら必読!!そのヲタク、元殺し屋。 Ko-dai京華ノサトコミックウォーカー様にて、最新話読めます。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS13201665010000_68/ 私は、ブリーチ、戦国バサラ好きですし、 洋画やメタルギア、デビルメイクライお好きな方はピンとくるかも?と思います! 『漫画の主人公って、こんなにカッコいい大人にしてよかったっけ?』 ツイッターで流れてきた広告みて、初見の感想がこれです。 お話は、カッコいい殺し屋なのにオタ活に奮闘する、なんだかんだで可愛らしいキャラのドタバタに癒されるコメディで、サクサク読めちゃいますよ!!! 主人公マルコの、推しにニコニコしてる柔和な笑顔はたまりません~!! 現時点ではまだ1巻のみ発売なので、手にもとりやすいですよ!是非とも!! 最終回だけジャンプGIGA掲載だなんて・・・AGRAVITY BOYS 中村充志名無し※ネタバレを含むクチコミです。これは憑かれたい貧乏神…!!貧々福々ナズナさま! 稲葉そーへー名無しYJ41号から連載スタートした稲葉そーへー先生の新連載!! 「主人公・孝雄に憑いた貧乏神のナズナ様は、何かが壊れるという対価と引き換えに願いを叶えてくれる。叶った願いに対し、孝雄が『福あり(※幸せ)』と感じた分だけナズナ様は手帳にハンコを推すことができ、それが貯まると福の神になれる」というあらすじ。 満員電車で寄っかかってきたオッサンをすっ転ばしたらめっちゃハンコ貯まったの笑いました。 ナズナ様のノリがしらたまくんの葵ちゃんに似てて可愛い…!癒やされます。ヤンジャンを読む楽しみが増えました。 【第1話】 https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156688890478面白すぎるというかかっこよすぎる後ハッピーマニア 安野モヨコ名無し安野モヨコ作品を全部読みたくなるくらいにはかっこいい! アラフォーがリアルで気取らない、飾らない人物像。不倫だ離婚だなんだの人間関係なんですがなぜだろう、モヨコさんだからか登場人物が全員かっこよく感じます。 漫画で決まってる定型文みたいなセリフって結構ありますよね 「離婚してくれ」「そんなこと言わないで!」…みたいなやつとか この漫画では「離婚してくれ」「言うのが遅い!」なんですよ リアルはこっちなんです。 苦悩してくれるから面白い! 3巻早く読みたいです! 幸せとは幸子、生きてます 柘植文野愛元彼との思い出のシーツを切り刻んで持ち歩いてたり、婚活パーティーで知り合った男に欠陥住宅買わされたりしながらも幸子はなんだかんだ幸せそうです。 真面目な公務員である自分とは違う危うい男に惹かれちゃうところも、愛を求めつつも1人を満喫してるところも、アルゼンチンタンゴの先生(おじいちゃん)と駆け引きしてるところもいいんですよね。善良そうに見えてそうでもないところが絶妙に魅力的です。 役所の仕事仲間たちが言うように、別に結婚しなくてもいいのでは?と思いますが婚活に精を出す幸子がそれはそれで楽しそうなので見守りたくなります。 家の傾斜利用してお団子作るなんていい女だなあ…。まあ♡相撲って面白いワ両国花錦闘士 岡野玲子名無し子若貴ブームより前に描かれたというんだから先見の明がすごいです。今だったらこういう描き方をしないだろうなぁってところもあるっちゃあるけど、相撲好き女子(スー女)的な目線をこの当時から持たれていたなんて逆に早過ぎるくらいです。収録されていた岡野玲子先生のインタビューでは「当時の青年漫画誌では半裸の女の子が酷い扱いを受ける漫画が多かったのでクロスカウンターとして男の裸=相撲を題材にしてみようと思った」とおっしゃられていました。ちなみに1巻には好角家として知られている能町みね子さんの寄稿もあり、大相撲のファンタジー性をよく表現している作品として『どす恋ジゴロ』と『両国花錦闘士』が双璧だとおっしゃられていました。インタビューと寄稿があることで漫画自体の面白みも増したような気がします。カラーイラストも収録されている豪華な新装版です。喪女で萌えだがMではない(多分)進捗どうですか?~アラサー漫画家(♀️)と17歳の編集者(♂️)~ 紺野ぱる みやお名無し自分は多少のオタク要素はあるかもしれないが、 男なので少なくとも喪女ではない。 スケベでないとも言い切れないが、 年増とロリなら年増のほうに許容範囲が広いので、 萌えという感覚もよくわからない。 (この考え方には色んな方向からの批判はあるだろうが) S嗜好かM嗜好かなら、少しだけMよりかも。 女性を鞭でしばきたいとは全く思わないが、 赤いハイヒールで踏んづけられるのも一度くらいなら いいかもしれないと思ったりするし。 そんな 「M嗜好はわからんでもないが喪とか萌えとかわからん」 という私だが、この漫画を読んで 「なるほど、喪とか萌えとかとMは違うのだな」 と感じた。 それが判ったからと言って私の人生に なにかメリットが生じたわけではない。 だが、喪とか萌えとかも、ギャグマンガのネタとしては 十分におもしろいものだな、と、いうことは判った。 嫌悪するようなものでもないのだな、ということも。 (誤解かも知らんが) 主人公は自らを「干物女」と自虐する三十路独身女性漫画家。 新担当になった編集者が、あまりに美少年で有能で、 漫画家としての仕事ぶりや趣味の世界に大きな影響が・・ で、その影響によるドタバタ・コメディが わりと明るくて喪とか萌えとかオタクとかからうける 暗いとか湿ったようなイメージをあまり受けない漫画で、 読みやすかったし面白かった。 読むだけで汗が出てくるマンガゲキカラブ! ズズ ヒトマスモドルstarstarstarstarstarひさぴよとにかく辛くて美味しいものだけを追求したグルメマンガ。出てくる激辛料理が本当に辛そうで、想像するだけで汗が滲んでくるほど、ガチで辛い食べものばかり出てきます。チャンピオン烈の漫画ということもあり、だいぶエロさを強調してる部分はありますが、ヒロインたちは至って真剣に激辛料理にチャレンジしているだけなので…エロく見えるのは料理のせいなのです。擁護すると、エロ過ぎてグルメ描写が頭に入ってこないとかはなかったです。むしろ表情や汗の出方が、本当に辛そうな印象を与えてくれました。料理に関しても、定番の唐辛子料理だけでなく、山椒やワサビの辛味も出てきたりバリエーション豊かで、学びある激辛漫画です。「ママ友」界という名の地獄ママ友がこわい 野原広子六文銭ニュース記事サイトで連載されていて、思わず読んでしまいました。 ママ友…。 本編にも記載ありましたが、 子供がいるから仲良くしているだけであって、子供がいなければ仲良くなっていない。 そんな関係でも、無理矢理付き合わなくてはいけないってホント地獄ですね。 めんどうな人間関係が苦手なタイプなので、読んでいて、主人公の心労に身につまされました。 しかも、本作は、最初は仲良かったけれど、ちょっとしたすれ違いからママ友界隈で仕切り屋みたいな人からハブられて、無視され、孤立していくという展開。 子供のような仕打ちですが、大人だから悪意が強い分(そして、色々仕上がっているから、子供ほど仲直りしにくい)、余計たちが悪いですね。 恐ろしいです。 もっとも、主人公は専業主婦からパートで働きはじめて、次第にその小さいコミュニテイとは違う世界を知ることで肩の力が抜け、いい感じに距離をとっていきます。 この終始ウツウツした展開ではなく、自ら解決していく様は良かったです。 ママ友で悩んでいる人にとっても良い処方箋になるのではないでしょうか。 三千世界で最も地獄なのはママ友の世界、そんなことを思いました。 7巻読んだ人〜!生きてる〜?好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅名無し※ネタバレを含むクチコミです。 虫や人外が苦手な私でも推せる! #推しを3行で推すエメラルドに食べられたい aimi無用ノスケ子虫や人外が苦手な私でも推せる!最初は買うのを躊躇いましたが、最後まで読んでみてこれは買って良かった…と思える作品でした。ストーリーが進むにつれ、主人公のお姉さんが登場してからが漫画としてグンと面白くなります。エメラルド達も尊いですが、私はお姉さんの考え方、異なるもの同士が共存することへの態度に大いに共感しきりでした。マジご臨終〜!ギャルで医者なあやっぺ!ギャル医者あやっぺ 長イキアキヒコstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)医者である前にギャルであやっぺでうぇ〜〜いな『ギャル医者あやっぺ』めちゃくちゃおもしろイキアキヒコギャグ漫画!! おそらく空想で描かれてるギャルがめっちゃよくて、僕も生のギャルは全然知らないとはいえ、絶対違うけどきっとそうなんだろうと思わせられる不思議な感覚。 あやっぺ以外にもライバルの白ギャルとかミヤビ先輩とかキャラも立ってるし、害がない漫画だからいろんな層の人に届いて読んでほしいなと思う。 長イキアキヒコ先生は、ジャンプSQとかにも読切を何度も載せてて、どれも面白いし似たようなギャグ漫画は見たことがない。 『ゴールデンキング』 『怪人お父さん山本光太郎』 『長生きする漫画』 『1dayティーチャーズ』 『すべての頂点に立つ女ゴッドレディ純子』 『宇宙になった黒ギャル ペコ』 『悲しみを撮る男 悲一』 『女子高生は小説より奇なり』 数えて見たらめっちゃ読切出してる。 短編集出してくれたら絶対買うから出してくれないかな…。 オモコロに載せてる漫画もどれも面白いしいつでも読めて最高。 https://omocoro.jp/writer/nagaiki/ そして、2019年内単行本発売決定!&巻頭オールカラーは最高すぎる! スタンプも制作中とか、買うしかない…。 マジご祝福〜! https://twitter.com/sinitoma/status/1171626312571789314?s=21最新話感想を語りましょうクワトロバッテリー 高嶋栄充のれん雛別冊チャンピオンで始まったクワトロバッテリーについて語りましょう! うちにも来てくれないかな、夜廻り猫夜廻り猫 深谷かほる名無し1巻読了。タイトルは知ってたけど読んだことなかったので読んでみました。考えてみたら深谷かほる先生の作品を読むのも初めてかも?「カンナさーん!」と「ハガネの女」はドラマを観てたけど、同じ作者さんが「夜廻り猫」を描いてるなんて知らなかった…。すごく面白かったです!「泣く子はいねが〜」と言いながら猫の遠藤平蔵が夜廻りをして、一人でひっそりと心の中で泣いている人に寄り添ってくれる、そんな人情(猫情?)話です。どの話を読んでも心に響きました。これから心がささくれだった時には読もうと思います。せめて酒量は減らそうぼくの体はツーアウト よしたに野愛こういう漫画が身にしみるようになってきたなあ。 笑えるんだけど笑えないというか。 新しいことに挑戦するのも習慣づけるのも体重落とすのも酒やめるのも難しくなってくる…。 元気いっぱい前向きに取り組んでる感じじゃないところが、よしたにさん好感が持てるなあ。2巻の”清野流・居酒屋&スナック攻略術がおもしろいLove&Peace~清野とおるのフツウの日々~ 清野とおるstarstarstarstarstarひさぴよ取材ネタを集めるときに、対象者の懐にどうやって入りこめば良いか、ちょっとした攻略術を集めたもので、割とフツーのことを言ってたりしますが、相手の反応がいちいち面白くて笑っちゃいます。それにしても清野とおる先生が、ここまで”気配りの鬼”だったとは知りませんでした。相手を心地よくさせる小手先のテクニックを極めれば、だん…いや、どんな人の心さえも開かせてしまうのでしょう。居酒屋・飲み会が苦手な人、対人関係に悩む人にとっては、マジメに読めば意外と参考になる本かもしれません。 優しさの伝播 #完結応援 #推しを3行で推す羽山先生と寺野先生は付き合っている 黄井ぴかちあうしぃ@カワイイマンガ①先生同士の職場恋愛・社会人百合は「結婚百合」に! ②遅れて来た「大人の青春」を描き切り、最後まで甘さの中に爽やかさ。 ③愛する二人から優しさが伝播し、人の「善意」を自然に浮かび上がらせてくれるので、疲れた時に読んで癒されたい! --二言-- どうかこの作品から、人の善意の優しさを受け取って下さい。 ……ぴかち先生おめでとう!犬派の作者が猫を保護したら…山本さんちのねこの話 山本さほnyae猫の虜になっちゃった、という話。 初めこそ、仕方なく台風の日に保護して、仕方なく里親を探すもいい人が見つからず、仕方なく飼うことになってるのでいろんな苦労があったようです。 前にちらっと聞いたことがあったけど、猫って布団の上におしっこしちゃうの本当なんだと思いました。 タオルのくだりはドン引きしました。 犬派だった作者だからこそ、犬と猫の違いが分かりやすく描かれてて、現在進行形で犬飼いの自分としては犬あるあるに共感しました。犬ってほんとに感情表現が豊かなんですよね。 これを読んだ後にナタリーの記事↓ https://natalie.mu/comic/column/423327 を読むと、トルコってこんなに可愛いんだ!?ってびっくりします。15歳とかなり高齢猫になってるみたいですが、これからも元気でいてほしいですね。カレー沢薫先生の連載中の作品で一番好き!なおりはしないが、ましになる カレー沢薫starstarstarstarstarかしこカレー沢薫先生って今現在5作品くらいを同時に連載されてますよね。漫画だけじゃなくてコラムなども合わせたらそれ以上だと思いますが、そんな中でも私が一番楽しみにしている連載が「なおりはしないが、ましになる」です。自分の部屋がめちゃくちゃ汚いのは発達障害が原因かもしれない?病院に行ってみよう!という実体験&レポ漫画なんですが、何が一番好きかというとカレー沢先生のギャグが冴え渡ってるところですかね。誰でも気楽に読めるところがいいです。編集者さんが見つけてくれた都内の病院に飛行機で通っているんですが、よくよく調べてみたらカレー沢先生の住んでいる地域には大人の発達障害について診てくれる病院がないことが判明したのには驚いたなぁ…。世の中的にコロナで通院も大変だろうけど長く続いて欲しい連載です。エッセイ漫画としては旦那さんとの絶妙な夫婦仲が見どころかな。 ゆるビール女子! #推しを3行で推すルーツビア ルーツあうしぃ@カワイイマンガ①恋愛要素なく女性がひたすら緩〜くビールを楽しむ! ②安くうまいビールがこんなに色々な所で…という驚き! ③女性2〜3人の会話がいいテンポで、するする読めてしまう! --お暇なら読んでね-- 2021年のコロナ禍社会でこの作品の様な楽しみ方は殆ど出来ないのでしょうが、彼女たちならチャットで家飲みでも全然楽しくやれるんだろうな、という安心感があります。その位愉快な作品。 工場見学など知識要素もありますが総じて緩く、何かの解説も大抵一言二言くらいしか書いてないのがウケます。とにかく「ちぃ」が可愛いちょびっツ CLAMP名無し小学生の頃に「カードキャプターさくらの人の漫画だ!」と思って読んでみたらすごくエッチだったのでびっくりした記憶があるちょびっツ。今回初めて全部読みましたが、ヤンマガで連載されてたことに一番驚きました。だからエッチな描写がちょいちょいあるんですね。納得。パソコンが人型をしている架空の世界が舞台で、人間とパソコンの間に恋愛感情が芽生えることをどう捉えるか?という話でした。主人公が拾ったパソコン「ちぃ」は「Chobits」と呼ばれる特別なシリーズで、「ちぃ」にしか『できないこと』と『できること』があるんですが、『できないこと』がまさかのそういうこと?!って感じで、流石CLAMPだなぁと思いましたね…。でも、とにかく「ちぃ」が可愛い。数あるCLAMPキャラの中でも特に好きかも。<<115116117118119>>
たぶん、2020年東京オリンピック開催が決まったことがこの連載が始まるきっかけになったと思うんですが、決して「オリンピック万歳!」的な内容ではなく、元は神に捧げる祭事であったところから、いかに経済効果を上げるかが目的となってきたこと、そしてアスリートは「国のために戦い、そして結果を出す」ことが当たり前になっているのは何故か、ということがメッセージのひとつとなってます。 メインのストーリーとしては、古代ギリシャの壺絵師を生業とするオタクの青年が、自分が好きなこと・やりたいことと他人に期待されることの違いに悩み、ひょんなことから様々な時代の日本へタイムスリップし(どっかで見たな)、スポーツをすることの意義やオリンピックのあり方、表現と感動、そして経済を学び、そしてそこで得た知識やアイデアを地元の村の繁栄に役立ててゆきます。 こうあるべきと押し付けるようなものではないですが、今はオリンピックに少し重きを置きすぎというか、お金や勝ち負けよりももっと優先してもいいことってあるんじゃないかな、という作者の願いが、とくにあとがきを読むことで伝わります。 確かに、選手たちはいちいち国を背負いすぎだし、他人に「夢と勇気」を与えることが目的なの変じゃない?君がやりたいからやってるんじゃないの?と個人的にも思います。 (全員がそうじゃないかもですが)好きで、楽しくて始めたはずのスポーツが、いつしか重圧になってしまい、結果を残さなければ存在意義すら失いかねない。 5巻の羽海野チカさんとの対談でもありましたが、世界的なスポーツ大会の舞台に立っている姿を見るだけで「偉い、尊い、優勝!」ってなっても良いはず。どんな結果であろうと選手に文句をつける人はそれなりの権利があるんでしょうね?という話です。 この漫画はまだ続いてますしどういう着地をするかは分かりませんが、オリンピックというものについて色々思うところがある人には読んで欲しいかなと思います。