怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<5354555657>>『ここ』が宇宙だなって思うナナカド町綺譚 須藤真澄名無しちょっとだけ色々壊しがちな癖のある主人公が七つの角がある地図を片手に 小さな世界を大きく探検する物語 『おさんぽ大王』『アクアリウム』『ゆず』等の作者須藤真澄先生の描く 丁寧な世界丁寧な線画がとにかく可愛くて綺麗 味のあるキャラクターに見た後なんだか癒される 新しい発見や不思議は遠くにばかりあるわけでは無いんだなと気づく コロナ禍の今も通ずるものがあるじんわりした一冊 個人的には須藤先生にしては珍しい失恋女子のお話が好きです 包帯少女と青春と恋愛と…春の包帯少女 佐藤ミト名無し引っ越し前に処分してしまったんですが久々に読みたくなって電子で買いました。 包帯少女の儚い感じとちゃんと青春を謳歌してる描写が好きだったんですよね…。 自転車で二人乗りして走るページがすごく綺麗で好きです。う〜ん狂ってる!外れたみんなの頭のネジ 洋介犬名無し読み始めて途中で正気に戻るのかと思いきややっぱずっと狂っているので「これ大丈夫か!?」となってしまいましたね でも絶対正気ではやれないことを漫画の中でやってくれてるので、気持ちいいこともあり…。 ストレス溜まってる時に読むと「わかる…」となっちゃうんですよウンウン1巻の続きが読みたいロッシとニコロのおかしな旅 深巳琳子starstarstarstarstarひさぴよ15世紀の歴史を舞台に、主人公の医師・ロッシと弟子のニコロの珍道中を描いた作品。1話完結のミステリー形式で、医学と迷信がぶつかり合う当時の歴史や文化を背景に、軽快な語り口で解決していく。サラっと読めるタイプの漫画ではないように思うので、時間をかけてじっくり歴史旅モノを読みたいときにおすすめ。ちなみに2017年に1巻が発売されてから、連載が止まっているのか続刊が出ていない状態のようで…。いつか再開して旅の続きをぜひとも描いてほしいところ。 「隊務スリップ」読んでみた隊務スリップ 新田たつおかしこ東京に核テロが起こった近未来、首都・熱海にある饅頭屋が経営危機を回避するために社員全員が軍隊に徴兵されることになった。主人公は饅頭屋の社員の中でも一番ひ弱だと周りから言われているが、実はあるすさまじい能力の持ち主で…という話。特にラスト2巻からの展開がよかった。大御所漫画家の力技を堪能できる(いい意味で)。 「静かなるドン」が1年で6億円も売れたと聞いたのがきっかけで今回初めて新田たつお作品を読みましたが、キャラもコマ割りも分かりやすいし、「なんで饅頭屋w」「いも虫スーツって何w」といちいちツッコミたくなるギャグが面白かったです。他の作品も読んでみたいと思いました。もちろんTシャツ買ったよね毒虫小僧 日野日出志マンガトリツカレ男これも地獄の子守唄と同じように、一部の人には大人気だけど、大部分の人には全く響きませんでしたね....山にまつわる怪談集山怪談 伊藤潤二 吉富昭仁 今井大輔 伊藤三巳華 猪川朱美 安曇潤平かしこ同じ原作者の山にまつわる怪談を複数の漫画家が手がけたコミカライズ。結末がいい話で終わるものも多かったのでそんなに怖くなかったです。もしかしたら文章で読んだ方が怖いのかもしれません。漫画としては作家それぞれの表現の違いを楽しむって感じかな。どの人も上手いですがやっぱり伊藤潤二のオリジナリティは突出しているので印象に残りますね。 あらすじを見ずに読むこと推奨! #1巻応援死神探偵エルリアの解 海冬レイジ かんざきももたsogor25ブラック企業に勤める南寺ユウはある日、会社で起きた殺人事件の容疑者となってしまいます。 そこに現れたのは自らを「名探偵」と名乗る少女・エルリア。 彼女の活躍により真犯人を見つけ出すことができたユウは、エルリアに誘われる形で彼女の家の執事として働くことになります。 …というのが一話前半の大まかなあらすじなんですが、実はこの内容は作品紹介ページにある「公式のあらすじ」の内容とは全く異なります。 その理由は一話の最後十数ページを読めば分かるのですが、そこまで読むと物語の見え方がガラッと変わってしまいます。 そのため、可能であれば公式のあらすじを読む前に1話の試し読みを読むことをお勧めします! もちろん作品全体としても一話の出オチというわけではなく、二話以降でユウは最善の未来を引き寄せるために、探偵であるはずのエルリアが"殺人事件に遭遇しないように"奮闘することになります。 果たしてそれはどういう意味なのか、それはぜひ作品を読んで確かめてみてください!自殺未遂から突如舞い込んだ結婚生活、しかしそこには"ウラ"がある #1巻応援わたしの契約結婚にはウソがある。 タナカトモ 諸星サロsogor25主人公の18歳の女性・門司ヨウコは、幼い頃に親に捨てられた上に養護施設でも学校でも見た目がブサイクだからといじめを受け、おまけに仕事もお金もなく、人生二限界を感じ自殺しようとしていました。 そんな彼女を助けたのが通りがかりの謎のお金持ちのイケメン男性・霧原鑑。 彼はヨウコに「死ぬくらいなら僕と結婚しよう」とまさかの提案をしてきます。 生まれて初めて人に優しくされたヨウコは鑑の"プロポーズ"を受けることになるのですが、鑑から1つだけ結婚の"条件"を提示されます それが、「鑑の理想の顔になるために美容整形を受けること」。 ヨウコは怪しい話だと思いながらも、もともと死のうとしてた所に舞い込んだ話のため、鑑の条件を受け入れ、美容整形を受けた上で彼と結婚することになります。 しかし、彼女が整形した「鑑の理想の顔」にはある秘密がありました。 それをヨウコはテレビ番組を見ているときに偶然知ることになります。 テレビに映し出されたのは、ヨウコが整形した「鑑の理想の顔」と全く同じ顔、そしてそれは10年前に顔を切り取られた変死体で発見された被害者の顔だったのです。 この導入の時点で物語に引き込まれるのですが、マンガとしての見せ方も上手く、2話以降も読みたくなるような力があります。 そして2話以降も、2人の結婚生活の日常的な部分も描きつつミステリー要素の深堀りもあるという絶妙なバランスで展開していくので、「契約結婚のウソ」の部分はもちろん、物語全体を見ても楽しめる内容になっています。 1巻まで読了すべて実話の心霊体験憑きそい 山森めぐみ名無し著者の方のご実家での心霊体験がブログにまとめられているんですが、これが怖くて… https://aneeejya.com/archives/10465890.html?ref=head_btn_st_prev&id=8185257 他にどんな体験をされているのか気になり著書を購入してみました。値段のわりに絵が荒いのが最初は気になりましたが、これが上手かったら怖すぎて読めないかも。 霊感がある人ほどそういうものを呼びやすいというか、この方も引越しのバイトをしてたら都合が変わって遺品整理の部署に移動になったり、何かあるなと思わずにはいられなかったです。 この著書に収録されてるエピソードでも、ご実家での体験がダントツで怖かったです。 酷いアイアムアヒーロー 完全版 花沢健吾名無し完全版の265話が酷い、何も伏線回収していない。批判されすぎた作者がやけになって書いただけって感じ。 何も成長していない……everybody`s sinもろびとこぞりて ウチヤマユージナベテツウチヤマ先生は現実を咀嚼して作品を描くことが巧みで魅力的な方なのですが、この作品は「罪」を描くことに成功した作品だと感じました。 タイトルから連想する聖書のイメージは、人間の抱えた原罪、弱さや醜さを描くとともに、作者のテクニカルな巧みさを残します。 読者のミスリードを誘う手法、あっと驚くラストの仕掛け。読み手の持つ先入観や常識を逆手にとるその作劇は、作者の知性と観察力の深さを感じます。ラストシーンでの会話、爽やかな苦さは人生に確かな何かを与えてくれます。 #マンバ読書会没入感がほしかった殺彼―サツカレ― 旭 大介野愛良い悪いは別として楽しみ方がよくわからなくなってしまった。 特殊性癖持ちのイケメン殺人鬼たちが人を殺しまくる世界。好き勝手に人を殺しているけど実はノルマがあって仕事として活動している。別に悪人を殺す訳ではなくその辺の綺麗な女の子を殺している。警察に捕まることはない。 ……? 辻褄合わせるための設定が盛り込まれすぎて逆にわけわからん世界だな…ってなってしまった。 サイコパス殺人鬼たちなのに仲間意識強かったり常識的な一面があったりすることにも戸惑ってしまった。 フェティッシュな世界観に没入できる感じだったらアリかなあと思ったけど、ポップすぎてよくわからん……ってなっちゃったなあ。 まあ殺人鬼に共感できないのは当たり前なので、描き方としては間違ってない気がする。 でも調べてみたらドラマCD出てるし(しかも結構有名声優さん出てるし)キャラクター萌えの人にはハマるんだろうな。なるほど。 ポジティブじゃない感想はあえて書かなくていいかな?と思っているけど「ええ…?どういうこと…?」みたいな感覚は新鮮だったので記録したくなりました。 ありそうでなかった「異世界転生」の新しい切り口私の息子が異世界転生したっぽい フルver. シバタヒカリ かねもと六文銭ストレートに言って凄く好きです。 『私の神様』のコメントでも記載したのですが、私かねてから異世界転生モノは「別れの話」だと思っていたんです。 ※以下引用です https://manba.co.jp/topics/21259 === ループものは、繰り返しの終わりを 異世界からきたものは、自分の世界にどうやって戻るかを こんな感じで、最後に必ず別れを描く必要がある。 === そしたら、まさかここまでストレートな作品がでてくるとは! タイトルとあらすじから、うわーーーーっと震えながら読みました。 さてその内容ですが、 息子が交通事故にあい、息子が好きだったラノベを読み耽るうちに転生したのでは?と考えるようになって、かつての同級生でオタクな主人公・堂原の元にやってきた母・美央。 堂原はラノベに詳しいこともあり、二人で、転生する方法ないしは息子を転生先から連れ戻す方法を探す、という流れ。 正直、もうこの時点でちょっと悲しい。 交通事故で異世界に転生とかそんなわけないだろ と そう思いたくなる気持ちもわからんでもない と、その狭間で揺れます。 突然すぎる理不尽な死は、簡単には受け入れられないですよね。 子供の死ならなおのこと。 そして、久しぶりの再会で、転生方法を探しながら会話を重ねていくうちに少しづつ明らかになる美央の内情。 高校時代の美央は、オタクな主人公とは真逆で、陽キャというかギャルというか、クラスの中心的な存在にみえていた。 が、実際は家庭環境には恵まれていなくて、両親は息子の葬式にも出なかったという。 高校卒業と同時くらいに息子を産み、そこからの人生のほうが楽しかったとつぶやいた姿は、良き母であり、息子がいかに大事だったかを物語っています。 両親に恵まれなかったゆえに、自分の家庭、特に子供には愛情を注いだことがよくわかります。 こういうのがサラっと随所に出てくるので、いっそう胸が締め付けられるんですね。 主人公も、転生なんてあるわけないと一線引きながらも、憐憫・同情からなのか、しっかり付き合うのはいいヤツそのものです。 (主人公以外の、美央の周囲の人間は相手にもしなかったのに。まぁ、普通はそうなんでしょうけど) できることなら納得のいく形で悲しみを処理できて、次にすすむ力になって欲しいと強く思います。 徐々に、美央の旦那や周囲の人間動きだして、二人の関係になんらかの変化が起きそうです。特に2巻の最後が、気になる終わり方をしているので続きが気になって仕方ないです! 異世界転生ものは冒頭でよく死にますが、本作は「残された側」の話。 転生先でチートで無双したりして、元の世界の冴えない自分の溜飲を下げる形で救いになってましたが、こういう、ある種「人の死を受け入れる」形でも救いになるんだなと表現の幅に感服しました。 こんな異世界ものもいかがでしょうか? ハラハラドキドキ。ダーウィンクラブ 朱戸アオPom どんどんページを進めてしまう漫画。 ただ、、きちんと話を理解するのには私はもう1.2回読みたい。 ドキドキしながら読んでましたが、ダーウィンクラブ”への(?)がどんどん膨らんでいく。 色んな人が怪しく見えてくる。 3巻目から、更に話が進んで続きが気になるし大変興味深い。忘れ去られようとしている"学校の怪談"をプロデュース! #1巻応援学校の推せる怪談 井上とさずsogor25誰もが一度は聞いたことがある「学校の七不思議」。 しかし、その七不思議の元となる怪異たちは、人間たちがウワサを信じてくれないと消えてしまう存在です。 この作品の舞台である九景(くげ)高校の七不思議のひとつである"イヌ人間"は、まさに生徒たちに忘れ去られようとしている怪異でした。 そんな"イヌ人間"の目の前に現れたのが2年C組の転校生・その名も「五寸釘子」。 彼女は"イヌ人間"に関するちょっと変わったウワサを流して、生徒たちの興味を引くことに成功していました。 そのウワサをというのが《夜な夜な教室で「わん子」という"イヌ人間"の撮影会が開かれる》というウワサ。 こうして「推し怪異」という新たな形で復活を遂げた"イヌ人間"改め「わん子」と、わん子だけに飽き足らず様々な怪異を「推し怪異」としてプロデュースしていく釘子の様子を描く、オカルトマンガなのに読むとニコニコになれる作品です! 総理大臣を目指す青年の話総理の椅子 国友やすゆきstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男総理大臣を目指す能力に優れた白鳥遥が表面的にはクリーンな善良な政治家の面を見せつつ、影では殺人などあらゆる手段を使って総理大臣を目指していく。 白鳥遥の政治家として出世していく面と同時に白鳥遥が怪しいと睨んだジャーナリストが過去を調べていく話が同時に進んでいき真相に迫って衝撃のラスト。かなりむちゃくちゃだが俺は好きなタイプのマンガだった。「神々の山嶺」読んでみた神々の山嶺 谷口ジロー 夢枕獏starstarstarstarstarかしこ1924年にエヴェレスト初登頂の謎を残したまま消息を絶ってしまったイギリス人の登山家マロリー。そのマロリーが登頂時に持っていたカメラを発見した羽生丈二という日本人登山家の消息を探すところから始まります。 山を登る男の無骨な物語ですが、マロリーは本当にエヴェレスト登頂に成功したのか?という謎もストーリーに絡んでいて読めば読むほど引き込まれていきました。これを全編谷口ジロー先生の美しい筆致で読めるのが神ですよね。 登山に無知な私でも単独行がどれくらい難しいかなど説明が分かりやすく、シェルパ族の人々の暮らしぶりのような細かいところにも触れられていて興味深かったです。意外と初めて読む登山マンガにも向いてるのかもしれません。 山は人間の全てをお見通しだ…というのはどの登山マンガを読んでも共通して思うことです。少しでも欲が出ると取り返しのつかないことになる…。しかしクライマックスの羽生丈二は本当にかっこよかった。閉鎖空間×ゾンビパンデミック不死と罰 佐藤健太郎六文銭魔法少女サイトの作者の新作 ゾンビパンデミック?ものです。 少年時代に猟奇的な殺人を犯した主人公が、ひょんなことでラブホにとじこめられ、 その間に街(新宿歌舞伎町)が、謎の感染でエライことになっているという流れ。 まだ1巻なのですが、ラブホ内にいる生存者たちの動向や主人公の過去がザッピング的にちょいちょい出てきて、気になる感じが後をひきます。 あと、ヒロインが、隣の部屋にいる地下アイドルなのか、電話かけてきてくれた幼なじみ?なのか、どっちなのかすごい気になります。 この手の話でヒロインが二人いると片方死ぬ(正ヒロイン以外)フラグなので。 私Netflixの「今、私たちの学校は...」が好きなのですが、 思ったことはゾンビものはやっぱりオープンワールドより、 閉鎖空間のなかで、どうやって逃げるor脱出するか?のほうが緊張感あって好きだなと思いました。 本作もそんなテイストで今後の展開に期待大です。 読んでみたい!フランケン・ふらん 木々津克久名無し読んでみたい!権力欲の巣窟で育む愛とは薔薇王の葬列 菅野文あうしぃ@カワイイマンガイングランド王国の覇権を争う薔薇戦争。両性具有で産まれたヨーク家の三男・リチャードが王位を目指す物語だがそこには、執着から起こる裏切りに次ぐ裏切りがこれでもかと詰め込まれ、恐ろしい。 男も女も欲に狂ってゆく。権力に連なる欲の形は様々だが、狂ってゆく表情は歪み、神や悪魔といった文言と相まって恐怖を増す。 リチャードは母に蔑まれ、自分の体を愛せず、誰も寄せ付けない。ついに女性を信じられなかった彼は、男性と様々に親愛の情を交わす。 その交わす情も、父への過剰な親愛、年上の友と穏やかに育む性無き愛、そして身を焦がす様な体も心も許す愛と様々だが、それはほんの僅かな夢の時。 彼の結末は、史実通りならあまりにも悲劇的で切ない。産まれて来ただけで悪魔と罵られた彼の幸福は、果たしてどこにあったのだろうか……。裏稼業だが、応援したくなる!!外道の歌 渡邊ダイスケstarstarstarstarstar干し芋今まで、この手の作品(出血、暴力シーンが多い)は好みに合わずに読んでいませんでした。 が、『園田の歌』を読んでハマってしまった。 復讐にも道理が通っているし、痛快!! 園田くんとか朝食会とかスピンオフ作品もあり、キャラクターそれぞれの性格がどうやって築かれたのかそちらも興味をそそる。 摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~の感想摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~ 新堂冬樹 天ヶ江ルチカrindkindleで全10話無料でタイトルが面白そうだったから読んでみた。意外と面白かった。 評価はあんまり高くないみたいだったけど、私はここまで甲斐甲斐しいサイコパス少女は初めてみたし、じわじわ衰えていく母親の姿にも怖さを感じたので最後まで割と夢中になって読めた。消えたいと思うほど心が苦しくなったら自分はどうするかな透明人間灰田 久谷碧Pom #1巻応援 何何、この物語は続きが気になって仕方がない。 面白いし興味深い作品だ。 消えたいと思う少女と、彼女の身体に入り込んだ灰田、二人の物語。少女は透明人間になってしまった。 色々な事情がありそうだし、絡んでいそう。 白蛾先生は、何で透明人間になったゆずが見えるのか。 1巻でも伏線がたくさん散りばめられているので、2巻以降が楽しみな作品。<<5354555657>>
ちょっとだけ色々壊しがちな癖のある主人公が七つの角がある地図を片手に 小さな世界を大きく探検する物語 『おさんぽ大王』『アクアリウム』『ゆず』等の作者須藤真澄先生の描く 丁寧な世界丁寧な線画がとにかく可愛くて綺麗 味のあるキャラクターに見た後なんだか癒される 新しい発見や不思議は遠くにばかりあるわけでは無いんだなと気づく コロナ禍の今も通ずるものがあるじんわりした一冊 個人的には須藤先生にしては珍しい失恋女子のお話が好きです