怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<5051525354>>懐かしい作品ドラゴンヘッド 望月峯太郎カイト現在はアラサーと呼ばれる年齢になった私が中学生の時読んで、「よくわからなかった」作品である本書。15年程度を経て再チャレンジしてみたが、今読むと面白く読める。当時はGANTZとかバトルロワイヤルだとかやたらと人の闇が濃い漫画が多くてその流れに嫌気が差していたのだけど、この作品のほうが発売が早くその先駆性は自分の中での再評価に繋がっている。読後感が心地良い。魔人探偵脳噛ネウロ モノクロ版 松井優征T松井優征先生の「暗殺教室」を読んで他の漫画も読んでみたくなり読みました。主人公は謎を食べる魔神と出会ったことで、様々な異常犯罪事件を解決する話です。10巻で電人HALの解除パスワードを解くシーンが最高でした!次の展開が全て裏切られる!(いい意味で)マイホームヒーロー 朝基まさし 山川直輝じっちテレビで紹介されていたのを見て読んでみました。父親が娘のために半グレと戦う話です。村での戦闘シーンが最高でした!えっ?えっ?嘘でしょ?の展開親愛なる僕へ殺意をこめて 伊藤翔太 井龍一じっち読み終わってもう一度はじめから読みたくなる漫画はたくさんあるけれど、これほど面白い漫画はないかもしれません!登場人物ひとりひとり、もう誰も信じられない…。そんないい意味での裏切りがたまらないです。 謎解きが楽しい薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこyun謎解きや豆知識が作中に出てくるのでとてもおもしろい。元々謎解きが好きなので読んでいてなるほどとなるし、少し恋愛要素も入るのでどんどん読み進めてしまう。絵もとても気に入っている。ろくろ首がどうとかの前に、普通の女子高生としてかわいい彼女はろくろ首 二駅ずい私は具になりたいなんかマンガで描かれる女子高生って、そんなのいねーよ!!!って感じの子が多いけど このこはなんかピュアというか、あ~こんな時代もあったなみたいなそんな気持ちになってとてもいい。 要するにかわいい。悪い意味でコミティアみたいロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤ名無し舞台やキャラ設定、テーマ性はよかった。 でも話作りが「魅せる気あるの?」て感じ。 序盤からスロースタートで 「わかってくれる人だけついてくれば良いです」 みたいな高慢な態度が鼻につく。 コミティアの同人誌っぽいな〜と思ったら 実際にコミティア出身で納得。 ジャンルで言うとサスペンス愛の時間 やまじえびねstarstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。底辺警備員の成り上がりクライム・サスペンス!【最新話の感想】鑑定眼 もっとも高価な死に方 後藤悠太 楠本寛樹名無し※ネタバレを含むクチコミです。人を呪わば地獄少女 永遠幸 地獄少女プロジェクトstarstarstarstar_borderstar_borderNanoアニメめちゃくちゃ好きでした。 4期まであったよね~割と最近だよね~と思ったら5年前で怖い。 漫画版は今回初めて読んだけどブレザーあいちゃんが可愛くてよい。 言わずもがな一目連が好き…漫画版でもしっかりかっこいい。 アニメも漫画も基本的に一話完結なので、入りやすい。 えっち除霊さんかく窓の外側は夜 ヤマシタトモコstarstarstarstarstar_borderNanoタイトルだけは知ってて作家さんも知ってたんですけど、なんだこのえっちな除霊は… 心霊的な漫画なのも知ってたけど、しっかりえろくてびっくりした。 霊っているんですかねえ。見えたら怖いかもですけど三角くんが気持ちよくなれるんなら除霊されたいですねえ…。 夏にぴったりです。わたしは家族がわからないの感想 #推しを3行で推すわたしは家族がわからない やまもとりえstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。読者には絶対解けない難事件謎尾解美の爆裂推理!! おぎぬまX野愛トリックや犯人やライバル探偵のパワープレイも最高、随所に散らされた小ネタやワードセンスも最高。 一応ミステリーらしく読者に推理させようとしてみたり、かと思えば犯人大公開してみたり。笑わせるためのギミックだらけでめちゃくちゃ最高です。 最初はまだギリギリ人間の形を保った人が多かったけど、巨人とかドリルとかロボットとかもう探偵とか事件とかいうレベルじゃなくなっていくのも素晴らしいです。勢いがよくていいです。 死体だけは毎回ちゃんとグロいのも逆に面白い気がしてきます。 解美ちゃんの前髪は社会人になったらどうなるんでしょう。OLとかになるのかな。 添い遂げられる男性を探す雪女の話雪女幻想 安堂維子里ハリネズミモモンガある日突然気立ても良く器量も良い女が男の元に現れて嫁になる。周囲の人から羨ましがられるほどのいい女なんだが、実は一生を添い遂げられる男性を探す雪女。 悪さは全くせずむしろ本当にこんな嫁が欲しいって思うほど家のこともしてくれるし、仕事の手伝いもしてくれる最高の女なんだが、男が浮気とかをして一生を添い遂げられないとわかると男の元を去ってしまう。 なぜそんな行動を繰り返すのか、はまた物語の中で語られるが、男に裏切られ続ける雪女の切なさが胸に来る作品でありながら、雪女のいう「添い遂げる」ということのハードルが高くて「愛を誓うっていうのはこんなに重たいのか」と少し考えた。 1巻で完結なので読みやすく、結構心に残る作品だった。最高の読切!! #読切応援忍耐サトリくん 岡田索雲名無し※ネタバレを含むクチコミです。東城和実の描く大正・日本の怪しい薬屋黒緋の薬師 東城和実さいろく東城和実先生といえばハーレクインコミックスのイメージだったのでちょっと気になって読んでみた。 ハーレクインっぽい絵柄ばかり見ていたけど和モノの方が好みかもしれないなーと思いました。 2巻で完結したように見えるけどもしかして続きあるのかな… こういう軽い感じのノリでショートショートにして続けてくれたらより良かったのになぁー…個人的な感想として。 みんな変態でみんな良い変態相談室 月森雅子名無し美しき"自称精神分析医"の元に あらゆるアブノーマルな性癖・フェチに悩まされる患者達が訪れ その性癖に沿った1話完結型の変態オムニバス 現代では『多様性』と言われるもの達を沢山肯定したブラックユーモアになります 表現の方はその頃の懐かしさや絵柄の美しさ 全体的にとっても美麗です! (月森雅子先生の絵は瞳が特に綺麗ですね) 一人一人の大事にしてるもの、こだわりがたとえ他と違っても 突き進めて行くキャラたちの姿何処か尊いです 途中からドS女子高生が主役になって来ますが 個人的にこの子が大好きです 2巻の表紙が素敵です!やりたいことやったもん勝ち(ただし法に触れてはならない)生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと 永瀬ようすけ野愛タイムスリップして人生やり直せたら、無条件で今よりいい人生を送れると思ってた。 やりたいことをやりつくそうとして無敵の人になってしまう可能性もあるんだな。善人に生まれ変わるわけじゃないもんな。 向井和也32歳、無職童貞。酩酊状態で深夜の小学校に侵入し、警備員に追いかけられうっかり死んだ……と思ったら小学生時代にタイムスリップ。 ずっと好きだったアンナを手に入れるために、人生をやり直す!! 好きな女の子に想いを伝えるために努力する主人公なら応援できるけどロリコンクズ野郎が跋扈する胸糞ストーリーで最低最悪です。逮捕されてほしい。去勢されてほしい。 とは言え全く救いがないわけでもないです。最後まで読むとタイトルの意味もわかって気持ちいいです。ロリコンは気持ちわるいです。11ページでもうホラー光が死んだ夏 モクモクれんstarstarstarstarstarNanoBLでホラーものって今まであるにはあったんだろうけど、初めて読みました。 絵がめっちゃうまいのは当たり前なんだけど、ホラー表現もしっかりしていてすごい。 効果音の描き方とか(シャワシャワとか)見ててぞわぞわする。 よしきと光がこれからどうなってしまうのか、どんな終わりを迎えるのかすごく気になる。 ヤングエースUPで読んでるけど、10話‐4まじでやばい。自分にこんなん起こったら怖すぎて…。 この暑い季節にぴったりの作品。 「兎が二匹」の著者新作 #1巻応援よみがえる子猫たち 山うたさいろくComic MeDu(めづ)から。 まずは1巻発刊、めでたい。 そしてコレはまた幼く尊い想いを引き裂くであろうツラそうな流れが手にとってわかってしまう物語… なんでこう「わかる」ようになってるんだ… きっと「兎が二匹」のときにも感じた何かを期待しているからそういう目で見ちゃうのだ。だが期待もしてしまう、きっと胸をえぐられるような気持ちになる。でも怖いもの見たさと少し違う「刹那見たさ」みたいな衝動で読んでしまう。続きを待ちます。展開の早さに予想つかない去勢転生 宮月新 おちゃう六文銭エロ×バイオレンス×異世界というわかりやすいいテーマを扱った本作。 最愛の人を強姦され殺された経験をもつ主人公が、その復讐から性犯罪者を15人も殺し死刑となる。 死刑執行の日、死んだと思ったら、自分がいた世界と同じようでどこか違う平行世界のような異世界に飛ばされてしまう。 そこでは、太陽フレアの影響で地球が崩壊し、なぜか男性が知性を失い凶悪化して、女性を襲うだけの「ケダモノ」となってしまっている状況。 この世界の女性たちは、その「ケダモノ」から逃げて暮らす生活を強いられている。 そんな中、主人公はクラスメイトたちと一緒に、こっちの世界では殺されずに生きている最愛の人を探す旅に出るという流れ。 とにかく展開がはやくて読んでいてスリリングかつ予測不能です。 そして、割りと重要そうなキャラクターたちも、次の瞬間、躊躇なく殺されたりするからビビります。 特に、こんな終末世界だからか、人間の悪い本性むき出しで、クラスメイト同士で裏切ったり裏切られたりがすごくて、その凄惨さが読んでいてエグいです。 こんなにも安心して読めない作品、久しぶりです。 最後、どういうオチをつけるのか、それもまた楽しみです。 転生だから、戻るのかな?シリアルキラーを分析するという題材が面白いサイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 本田真吾六文銭警察官である主人公が、過去にタイムリープして、シリアルキラーを止める話。 タイムリープするためには、同じ課にいる上司、父親が警視総監で人の意識?を過去に送れる特殊能力をもつ「飛高紫苑」の力が必要。 え?過去に意識を飛ばす? しかも被害者の体に入る? と、リアルな犯罪ものかと思いきやSFも入って良い感じ。 シリアルキラーに殺される前の被害者を体験することで、シリアルキラーの動機なり人物像を把握したいっていう飛高の魂胆。 被害者を体験・・・と言えば軽い感じですが、そこで死んでしまえば終わりらしいので、被害者の体を使って主人公は殺されないように闘うのがスリリングです。 飛高も作品内で言及してましたが、 確かに海外の無差別殺人鬼とか、英雄とまではいいませんが、サブカル雑誌とかでカルト的な人気誇っている人物いますよね。 常人じゃ理解できないからこそ、謎の魅力があるんだと思いますが、その点は自分も共感したので、興味深く読んでおりました。 実際は目も覆いたくなるような残虐性だったりしますが、 どうしてそんなことしたのか?どういう精神なのか?と、ロジックでははかり知りないからこそ、好奇心が駆り立てられる感じです。 本作で、それが少しでもわかると題材として面白いなと思いました。 そして、飛高紫苑がなんとも怪しすぎる。 何か裏がありそうで、その点も注目ポイントです。 結構ドロドロいじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか? 日丘円 君塚力名無し読みました、関係性がドロドロしててやばい! いじめられた者の報復だけかと思いきや、いじめた側の周りも良い感じに拗れています。 スカッとはしないけど先が気になるので読み進めてしまいますね…。「家を買う」ってリアルだ #1巻応援私でも家 買えますか? 七尾ゆずnyaeとてつもなく大きな買い物であることには違いないけど、自分の身の丈に合った条件が揃ったところが見つかれば、お金持ちじゃなくても家って買えるんだということがわかります。前にプリンセスメゾンを読んで似たようなことを思ったけど、この漫画はエッセイなだけあってリアルさが段違い。しかもまだ小さい娘がいる収入の安定しない漫画家シングルマザーのはなし。 でもこの作者の方のまわりには、物件探しが趣味だったり不動産知識がある作者にとても協力的な方々がいます。正直そういう人が身近にいるかいないかでちゃんとした買い物ができるかどうかも変わってくるとは思いました。 なのでそういう人が身近にいない人こそ、この漫画を読んで家を買う覚悟や準備をするのが良いのかも。大事なのはとにかく慎重に冷静になること。でも、ピンときた物件があったら即決する勢いも必要(悩んでるうちに誰かに先を越されたときの喪失感たら…)。 登場人物のキャラクターがどこまでリアルかはわかりませんが、この親子ふたりもとても魅力的で、今までのエッセイも読んでみたくなりました。<<5051525354>>
現在はアラサーと呼ばれる年齢になった私が中学生の時読んで、「よくわからなかった」作品である本書。15年程度を経て再チャレンジしてみたが、今読むと面白く読める。当時はGANTZとかバトルロワイヤルだとかやたらと人の闇が濃い漫画が多くてその流れに嫌気が差していたのだけど、この作品のほうが発売が早くその先駆性は自分の中での再評価に繋がっている。